小さなきっかけ
きっかけは何でもいい。
たしかにそうなのだ。別に今日が自分の誕生日じゃなくても、元旦じゃなくても。
でも、やっぱりゲンを担ぎたい私は今日を選んだ。
今日、3月31日は、2021年で何回かしかない最強運日なのだそうだ。一粒万倍日とか寅の日とか重なっているんだそうだ。
何かを始めるなら、どうせならそういう日がいいだろう。このnoteを始めるのも。
何かを書きたくて、ずっと迷って、もう私のやっていることに嘲笑う人間なんかいないのに、何故か心に引っかかる。
「何かにつけて文句をつけていた」
「まるで評論家のようだった」
「他人の非を決して許せない人だった」
私はすっかり自分を見失ったし、心には虚しさが棲みついていた。
まず批評から始まり、何かにつけてジャッジが行われる日々から抜け出した時、私はやっと風の匂いを感じた。
季節が巡っていた。
とてつもなく人に会いたくなって、遠くに遠くに行きたくなった。
ここからが始まり。
お日様の匂いを感じた今日が始まり。
これからはどこにでもいけるし、何者にでもなれるのだ。
今日は元旦じゃないし、誕生日でもない。大袈裟なことはひとつもない。
「好きなことを始めたい」
たったそれだけのことだけど、誰かに背中を押してもらいたい。
最強運日、ありがとう。
少しずつ自分を取り戻していくよ。
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