【妄想考察3.5】喫茶リコリコの間取りと真島の才能と作中の季節等について考えてみた⑪
この記事は『リコリス・リコイル』第8話(第9話予告)までを視聴の段階で書いています。ネタバレありですので未視聴の方はご注意ください。
過去の妄想考察記事はこちら。
2022年夏の覇権アニメとの呼び声も高い、絶賛放映中の『リコリス・リコイル』(略称リコリコ)。
もはや2022年通年を通しての代表作はほぼ確定、数年単位でも確定でしょう。
あとは続編や劇場版があるかなどがあると追い風になると思うのですが、10年単位以上の作品の中でどこまで支持される作品になるかですが、まだ十分に可能性はありそうです。
関連商品が爆売れに加えて、原作アサウラ氏の書き下ろし小説『リコリス・リコイルOrdinaryDays』は発売前に大重版が決定。
え?発売前重版って…( *´艸`)スゴイ
OP/EDのCDは各所で売切、9月発売のBD/DVD第1巻はAmazonランキングで1位…
(専門店で予約・購入するとお店ごとの特典が付く場合があります。)
月刊コミック『フラッパー』で10月号(9/5発売)からコミカライズもスタート。
また世界に目を向けても主要なアニメファンサイトのランキングでも各週で上位に入り続けています(*´ω`*)
公式Twitterフォロワー数(FW)も、同じくオリジナルアニメで先の見えない展開だった『魔法少女まどか☆マギカ』(FW29.4万人)の後ろ姿がいよいよ見える22万まで届きました。しかもリコリコは全13話なのであと5話も!
第8話放送時点で20万人突破でしたから、これはオリジナルアニメの新記録を更新するかもしれません。
また放送開始してからのフォロワー数はえげつないことに!?
こうして今や日本だけでなく世界で話題となっているということで、ABEMAは今からでもリアルタイムに追いつけるように1話追加されるごとに毎週追いつけるように一挙放送を最終回(13話)まで行っています。
放送が終わった作品の一挙放送や一定期間だけの一挙放送は時々ありますが、6週連続で追いかける作品はちょっと記憶にないですね。
『リコリス・リコイル』は原作がないオリジナルアニメであるためにネタバレの心配もなく、物語が進むにつれて人間関係が深まり、ストーリーのテンポや伏線が次々につながっていくという構成になっています。
またネタバレの心配もないため、各話をリアルタイムで色々と様々な人の考察(妄想)も味わいながら愉しめるという近年殆ど記憶にないレベルの仕上がりになっています。
是非まだ観ていない方は追いかけて頂ければと思います。
(この記事を読んでいる時点で既知のファンが殆どだと思うけど)
PV・予告・ラジオ…色々楽しい
『リコリス・リコイル』の愉しみ方は単に作品を視聴する以外のところにも広がっています。
まだ観ていない方は是非、見てくださいね。
今ならまだリアルタイム組に追い付いて一緒に楽しめますよ。
たとえばプロモーションビデオ(PV)って放送前などの宣伝用というイメージが強いと思います。
実際、7月2日放送開始で4月に公開されたPV第一弾。
美少女たちが下町のカフェで何やら色々なお手伝いをしているというほのぼのしたもの。
次に7月の放送開始直前に公開されたPV第2弾。
いよいよ本性というか、この作品の本当の物語が見え始めます。
通常はここで終わってしまうところですが、『リコリス・リコイル』の場合は、全13話予定の終盤戦となる第9話の公開を前にPV第三弾と新キービジュアルが8月24日0時に、また翌25日夜には第9話の予告が公開されました。
まるで映画のポスターみたい(∩´∀`)∩
ここからどんな話の展開が…( *´艸`)コイビトツナギシテル
そしてPV第3弾!
もはやPV第1弾が詐欺(鷺)のよう!( *´艸`)弾だけに銃弾って…
第8話の引きがアレでしたから、多くのファンがやきもきしていたところに突如のPV第三弾の燃料投下でこの夜は興奮してしまい寝不足でした(笑)
そして翌日夜には第9話の予告が公開。
オリジナルアニメだからこその先の読めない展開に、全国のテレビ局の放送が一巡するのを待ってからの予告の追加。
YouTubeなどの動画が誰でもいつでも観れる今の時代だからこその演出も憎いですね。
そして1週間はこんな感じで放送中は毎日楽しめるプロモーションになっています。
昔はこういうのなかなか見れなかったんですよね。
予告では本編の先だし映像や各話ごとのサブタイトルが公開され、ファンは物語の予想を妄想し焦らされます。
放送開始直前に公開されたPV第二弾で、多くの人が不安に感じていたずぶ濡れのたきながいよいよ登場。(; ・`д・´)
PV第三弾と組み合わせると千束が復活することに期待したいと思う一方で、予告には回想シーンと思われる千束の姿しか出てきません。
しかも幼い頃の千束がリコリスたちに銃を向けられている姿…
これは旧電波塔事件で、唯一生き残った千束に対して模擬戦を装ったリンチなのでしょうか?
それとも千束の弾除けの能力の実験なのでしょうか?
シンジの乗った車の前に立ちはだかる人影、雪のちらつく景色…
この足はズボンのダボっとした感じから真島さんでしょうか?
千束が行方不明または何らかの不穏な出来事によって闘えないことを「バランスが悪い」とか言いながら、ロボ太をたきつけてアラン機関(シンジ)にたどり着いたという事でしょうか。
覚悟をしていたであろう様子のミズキ、知っていただろう様子のクルミ、
瞳を潤ませるようにたきなが見つめるこの光は…(; ・`д・´)
何が起きているというのでしょう。
Twitterでのファン同士の予想や交流も
近年のアニメ作品などではもはや定着しつつあるTwitterでのファン同士の交流もリコリコは活発です。
Pixivなどもその一つではありますが、Twitter上では絵描きさんたちのファンアート(FA)も数多く公開され、中には二次創作やデフォルメされた作品も既に活発に。
本編で描かれたネタを織り込んでキャラクターのやりそうなことや、百合などのカップリングなどをマンガで表現する人たちも。
更にTwitterでは公式のサブアカウント「喫茶リコリコ」も投稿をしています。
作中のキャラクターがまるで実際に実在するお店のように作中に登場する新作のスイーツや従業員の働く様子などを投稿。
しかし第8話が放送されるとこれまで投稿をしていた千束の投稿が途絶え、他のスタッフだけが投稿を始め、スタッフみんなで撮った集合写真などを投じます。
まるで千束がいた頃を懐かしむようにも取れる内容からネット上ではこの様子に千束の安否を気遣う声や、不穏な空気を感じ鬱展開を予想する人たちも現れるなど様々な反応を楽しめます。
さて、物語はいよいよ終盤戦に突入…ですが、ここまで出てきた情報の中であまり考察されていないような部分にメスを入れていきたいと思います。
今回の考察も当然、全部妄想ですよ(* ´艸`)クスクス
喫茶リコリコの間取りの考察
お店の全体像(間取り)を一度整理しておきたいと思っていました。
というのも、たとえば多分、日本で一番有名なご自宅『サザエさん』の磯野家の間取りって皆さんご存知ですか?
日本人なら誰もが一度は見たことがきっとあるこの家族の暮らす家…
間取りにすると自分が考えていたのとちょっと違ったことが見えて来るかもしれません。
どうでしょうか?皆さんの想像通りでしたか?
私はサラリーマンだった頃に店舗のレイアウトなどの作成もしていたのですが、今回はPowerPointで作成です(笑)
※当時はExcelでレイアウトとか作っていたんですよ…
【2022.11.12修正Ver2.0】
丸と四角と図形加工と色・透明度、前面に表示・背面に表示などだけでもここまでできるものなんですね(; ・`д・´)
一応、お店の2階部分と地下射撃場も作りました。
射撃場は壁の厚さとか分からなかったので射撃場を設ける場合の法律に従った奥行きで建物1階部分の広さを外枠の基準にしています。
細かな描写をできるだけ反映したつもりなのですが、公式の資料とかを観ていないので完成度80%くらいでしょうか。
Pixivに公開されていた設定画を参考に玄関が裏手にあることが分かったので修正をしました。
これを作って分かったのはクルミの部屋と化している押し入れが多分、両方から開けられるタイプなのではないかということの確信です。
クルミのPCの位置が時々入れ替わっているように見えたのです。
そして奥のふすまが開いたり…あれ?と思っていたのですが、なるほど両面から入れる仕様でしたか(笑)
また恐らく更衣室もスライド式の扉が2つあるように思える事でした。
つまり…
まぁ、ゼロではなかったわけですが作品の考察にどのくらい貢献できるのかで言えば個人的にはほぼゼロでした(笑)
本編が終了するまでGoogleDriveでPPTファイルは共有していますので、ご自分でこうではないかという意見がある方はファイルの更新を宜しくお願いします。
リンク先はコチラ。
真島は〇〇〇〇の才能持ち説
第7話の終盤で真島がアラン・チルドレンである事が分かりましたが、第8話では旧電波塔事件の時に出逢っている事と合わせて告白をしにやって来ます。
聴覚を武器に敵の居場所を見つける10年前の真島。
そして驚異的な聴力で一つ上のフロアの外廊下を歩くたきなの足音を聴き分け、マンションから軽々と飛び降ります。
真島はやたら「バランスが」と言っているのでバランスの才能…と多くの人は思っていたところが、どうやらそれだけではないようです。
真島の驚異的なバランス感覚、聴覚、そしてビルなど高い場所から飛び降りても軽々とこなす身のこなし。
ロケットランチャーを至近距離で爆破されても生きているしぶとさ…これはバランスだけではないと考えました。
この第8話には偶然にも千束&たきなが「犬と猫」の発音をボディランゲージを交えて日本語学校で教えるシーンが描かれています。
これはヒントと捉え、真島のバランス感覚と組み合わせるとネコのような人間を凌駕する三半規管を持っていると想像しています。
ネコは空中で姿勢を整え、自分の身長の何倍もある高さからでも衝撃を吸収して着地します。
これは空中でも自分の姿勢を無意識に三半規管で把握して、着地に必要な姿勢を取れるためだとされています。
真島の驚異的な回避能力はこれによるものかもしれません。
また苦いのがダメという真島…多分苦いのだけでなく、熱いのも苦手ではないだろうか?(猫舌?)
1話ごとに本当に1か月進んでいるのか?
ファンの間では1話につき約1か月ずつ進んでいると語られています。
私も概ねその通りなんだろうと漠然と思っていますが、一部の時間軸が年単位でズレている可能性があるのは妄想考察1で書いた通りです。
さてその前に本当に1話で約1か月ずつ月が経過しているのでしょうか?
第1話…桜の開花
第1話の月の定義はかなり重要です。最初がずれるとずっとドミノ倒しでずれてしまいます。そこでまずは第1話をX月として結論を「まとめ」で調整します。
ファンのコメントなどでは4月という意見が多い一方で、個人的には舞台が東京であるために、現実の東京の桜の平均開花シーズンの3月下旬(20日頃)と仮定します。
仮定というのはどこにもこれが何月であるかが、明言または明記されていないためです。
もしかしたらエ〇ァみたいに地軸がズレて季節が狂っている可能性もありますし…
第2話…一月ぶりじゃないですか?
この後でバックヤードに飾られたカレンダーが表示されうっすらとですが5月の表記にも6月の表記にも見えます。
第3話…更衣室のボード
「ねぇ、たきなー」
「なんです?」(←たきなの「なんです?」が個人的に好き)
「一緒にゲームやろう!」
更衣室に飾られたボードには6月と書かれ、その下には紫陽花のような柄が。ほぼ確定事項のように思えますが、気になるのはこの時の千束の後ろの壁に飾られたカレンダーの方です。
これは第2話で「5月」と示したものの端の部分のようにも見えます。
もしかするとこの更衣室のボードのカレンダーはシフトなどを書いているものではないかと想像しています。
また雨の中、電車でDA本部(?)に向かう二人の服装は長袖です。
雨と言えば梅雨の季節を思い浮かべますが、個人的には梅雨の季節は夏服のイメージを持っています。
夏服って一般的に6月1日には衣替えをしないでしょうか?
だとするとこの第3話での制服が長袖なのは実は5月なのでは?という想像もできそうです。
第4話…おぉ!これは~♪
千束&たきなのリコリス制服が夏仕様に!
そして更衣室の掲示板には7月と書かれています。
ミズキの後ろのカレンダーは第2話・第3話と同じものでしょうか?
似ているだけでしょうか。
第5話…あの事故から1か月
テレビで「地下鉄脱線事故から1か月が経ちました」と流れます。
これは本当に1か月が経ったということでしょう。
松下さんを連れて観光案内をしている船上で自動販売機には「晴れ23℃/14℃」と表示されています。
松下さんは「今日は暑いですね。ちょっと中で休ませてもらいます」と船内の座席の方に移動しますが、東京の8月の気温は23℃前後という日は雨やその後でもなければなかなかありません。
現実と気候が同じであるとすれば、この第5話のシーンは7月初旬などでしょうか?
第6話…山岸先生のデスク
「しばらくよ、単独行動は控えなさいよ。それと…」
このデスクの端にモヤがかかっていますが、9月と表記されたカレンダーが映っているように見えます。
回想シーンを演出するため意図的に四隅をぼかしていますが、そこに意図的にカレンダーが来ているように思えます。
どうやらリコリコは作中でこのカレンダーなど日付を特定されるのを避けたがっている制作陣の意図があるように思えます。
9月もまだまだ暑い日が続く一方で、部屋着とはいえ肩出しの服はやや薄着のように思えます。
押しかけ女房じゃなかった、危険回避のために同棲をすることになった千束&たきな。たきなも夏服です。
リコリコの制服(和服)はいつも袖をまくっているので季節感が分かりません。
またクルミの服装もあまり季節感がありませんので特定は難しいのですが、スイカと言えば夏ではないでしょうか?(笑)
売れ残ったスイカを安く仕入れてきた可能性はありそうです。
またロボ太はクルミ同様に季節感のない服装で、怒鳴られて焦ったのか蒸し暑くて首元を開けたのか、どちらとも取れそうな仕草。
この時の真島はケガを治療中なのか包帯でぐるぐる巻き。
真島組のマッチョな二人はいつも半袖なのでわかりません(笑)
また俺氏こと橋山大介容疑者もオタクなので通年半袖が珍しくないため(以下略)
一方で夜に組長さんの所へ配達に向かう千束はポンチョをリコリス制服の上に着ています。
8月にこんな格好をしたらクソ暑いため、朝晩は肌寒い9月(仮)としたいと思います。
ちなみに最後に出てくる山岸先生のデスクのカレンダーは10月と書いているように見えなくもありません。
月末でもう次の月にめくってしまっているということでしょうか?
第7話…Bar Forbiddenを探せ
男子禁制の更衣室で待ち合わせ場所のBar Forbiddenを調べる四人。
ボードのカレンダーは10月を示しているようです。
ちなみにリコリス制服は長袖に変わっています。
第8話…ハロウィン
第8話は保育園でハロウィン(10月31日)の仮装をしているので疑いようもなく10月なのだと思います。
ちなみに前半の山岸先生のデスクのカレンダーも、後半の注射シーンでも10月になっています。
このため保育園のハロウィンパーティーは10月31日ではなく、少し早いタイミングで開催したものと思われます。
尚、真島が侵入した千束の部屋のカレンダーは見切れていて月までは特定できません。
その一方で、電話に出ない千束を案じて着替えてお店を飛び出すたきな。
お店の制服も脱ぎっぱなしで…
あれ?壁のボード…7月?!
どういうこと?(; ・`д・´)設定ミス?!いやまさか…
まとめ
穿った考察をしましたが、どうやら更衣室のボードなどの表記はその月のもののようなのでこのようになると思われます。
どうやら綺麗に1話1か月ずつではない可能性が考えられます。
これは話のテンポをよくするため、脚本・制作側がはしょったりした設定や空白の時間に何があったかを想像して楽しむことを提案していると考えます。
まさに人生、いえ小説の愉しみ方とも共通する部分ですね(二次創作ネタ…)
たとえば真島の被弾箇所が腕・肩などだけでなく腹部などに達したのは地下鉄襲撃テロの時の傷でしょうか?
あの時、彼は胸部や腹部、肩や腕を両方とも撃たれていたでしょうか?
一度はロボ太からのオファーを断った真島が「隠し切れないほどデカイことをしればいい」から方針を変え、徒党を組むようになった空白の期間や4人のリコリスをやっつけ、スマホを奪う過程での負傷(仲間が26人死んだ)という点などはその代表格でしょう。
千束のBDセレクションの貸し出しや、微妙な言葉遣いや態度の変化を想像してみるのも楽しいですね。
さて、文字数のバランスも良さそうなので、また気が向いたら更新したいと思います。
ではでは。
<続き>
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とあるヲタクの妄想考察
マンガやアニメ・映画などの妄想考察を不定期で記事公開しています。
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