【動画🎓🎞️】スプートニク・ショックと投資・米国経済との関係~『お金の教科書STEP4』4-15
アメリカは2025年以降に最初の女性を月面に到達させることを掲げた有人月面探査「アルテミス*」計画を立ち上げ、同じく2030年までに有人月面探査を目指す中国と競っています。
中国は2030年までに有人月面着陸を目指しており、その前段階として2024年6月2日、無人探査機「嫦娥6号」が人類で初めて月の裏側の着陸に成功しました。
月の公転周期と地球の自転周期が同期しているため、月は地球に対して常に同じ向きを向けています。
このため月の裏側というのは地球から全く見えない位置にあり、地上の天文台やハッブル宇宙望遠鏡、またかつて有人月面探査を達成したアメリカがまだ探査できていない「近くて遠い場所」が月の裏側になります。
月周回軌道を回る探査でも、中継衛星を介さなければ無線や映像が途切れてしまうため、また太陽からも隠れてしまう位置にあることでこれまでほぼ鮮明な映像による調査ができてきませんでした。
かつての米ソ冷戦時代の宇宙ロケット競争時代に代わり、世界の覇権をめぐる米中の宇宙開発競争は代理競争の一面もあります。
スペースシャトルの運用終了、ハッブル宇宙望遠鏡や国際宇宙ステーション(ISS)の老朽化、スペースXによるStarLinkなどに代表される衛星や低軌道衛星の運用開始と宇宙ゴミの問題…
中国の経済成長はリーマンショック以降に米国GDPの2/3まで急伸しました。
ゼロコロナ政策による失速、米中対立による経済制裁、一人っ子政策による少子高齢化などの課題、不動産バブルの崩壊など不安要素も多い一方で技術革新も著しく、IT分野における躍進は目を見張るものがあります。
今日のアメリカはアルテミス計画で民間の力を使って宇宙を目指していますが、社会主義国家の中国はかつてのソ連がそうであったように国家の威信をかけて国力を注ぎ宇宙を目指しています。
また既に2021年には中国版国際宇宙ステーションCSS「天宮」の運用を開始しており、米国と距離を置く権威主義国家などが国際宇宙ステーション(ISS)から乗換える事例も増えることが国際情勢にも今後は影響を与えることが懸念されています。
ところで1960年代に米ソによって競われた宇宙開発競争は、第二次世界大戦を機にイギリスに代わって世界の覇権国家として君臨した当時の米国の威信が脅かされた時代でもあります。
1957年10月4日、ソ連の科学技術・軍事開発力が米国に比肩するものだとアメリカや世界に知らしめた世界初の人工衛星「スプートニク1号」の打ち上げ成功に世界は驚愕しました。
米国では危機感が高まり、米ソの宇宙開発競争は激化。ソ連に追いつくために発動された人工衛星打ち上げのバンガード計画、有人宇宙飛行のジェミニ計画、そして月面探査のアポロ計画を契機に米国内では教育から、企業の在り方、そして今日に至る様々なものが変わりました。
米国の教育も、経済も、そして投資や金融市場にも計り知れない影響を与えた「スプートニク・ショック」とその関係を解説します。
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