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産まない勇気、アダルトチルドレン

毒親を語る前に

今、私は私の実家から車で10分ほどの距離で夫と猫と暮らしています。
子供はいません。
二人で話し合い、作らないことに決めました。
夫とは10代の頃から交際していますので、20代中ごろまでは子供がほしいと思っていました。
しかしアラサーと呼ばれる年齢になり夫と話し合った結果、
自身の生い立ちやお互いの家庭環境も踏まえ、自分たちは親になるべきではないと判断しました。

もし、自分が親にされて嫌だったことを子供にしてしまったら?
言葉の暴力を浴びせてしまったら?私の過去が子供の耳に入ったら?
そのせいで子供がいじめられたら?

「親になればかわるよ、子と一緒に親も育つっていうじゃない」
さほど親しい間柄でない人ほど無責任にこう言います。

もちろん、壮絶な過去があっても立派に子育てしている方は大勢います。
だからといって私もそれができるとは限りません。
子と一緒に親が育たなくても親という名の責任は一生ついて回るのです。
それは、私には恐ろしすぎる。
無論、この記事はアダルトチルドレンや幼少期にトラウマを抱えている人が子供を持つことについて議論したいわけでなく
産むにも産まないにもどちらも勇気がいるなと選択肢を前にふと思ったわけです。
一度親になってしまえば二度とその舞台から降りることは敵わないのです。


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