まさかの前後編。三部作になる予定は今のところないが…
というわけでさっそく始めていきましょう、大学ユース合唱の部から。
大学ユース合唱の部(4団体)
ユースは28歳までらしい。結構広いな。週に3回とか練習できる大学生が羨ましくなってくる今日この頃。
若い世代の発声を評価するのは難しい。声は体の成長とともに変化していくので若いうちから声の出し方を固めてしまうのはよくないと思っている。この部分については指導者の責任が重いのではないだろうか。
今年度の課題曲について思ったことなのだが
曲として難解であるという意味ではなくむしろわかりやすい部類であろう。ただ往々にしてそういう曲の方が粗が目立つ。歌い出し「水上は」の「は」で上行するところで発声の乱れなく歌えていた団体は一つもなかったし、男声のメロディが「こけしみず」と入ってくるところもかなりの繊細さを要求される。課題曲、という意味では適していたのかもしれないが。
同声合唱の部(3団体)
男声合唱と女声合唱を同じ部門で審査するというのはどういう意味があるのだろうと昔から思っている。それなら混声も一緒か三つに分けるかしたほうがよさそうなものだが…まあ運営上の事情などもあるのだろうから何とも言えない部分ではあるが。
混声合唱の部(7団体)
金賞3団体、銀なしで銅以下4団体という結果からもわかる通り人数によって二極化されている。アマチュアコンクールに何を求めるか、というのはそれぞれであろうが室内合唱の部に出られる人数の団体でこちらにエントリーするのはよほどの理由があるのだろうか?
かんそうしたかんそう。
二日で7000字書いたらもう頭がおかしくなってきています。当日メモも取らず記憶を頼りに書いているので抜け漏れがあるかもしれません。いやきっとあるでしょうが、感じたことは概ね書けたかなと思います。あと団体名、曲名などで誤字脱字がありましたら申し訳ありません、こっそり教えてください。
もしかしたらTwitterの方で追記や補足などするかもしれませんのでよかったらフォローしてね。あ、いや普段はくだらないことしかツイートしてないのでやっぱりフォローしなくていいです。あと記事を読んだ感想なんかを投げてくれるとめっちゃ嬉しいです。励みになります。
やっぱり歌をうたうことにおいて発声技術としっかり向き合っているかどうか、そしてその結果がある程度出ているかどうかというのは大きいんですよね。日本はアマチュア合唱の文化が非常に発達していると思いますし裾野が広いことはとても良いことです。その全体のレベルアップということを考えるとやはり声を磨くことを避けては通れないでしょう。もちろん歌うだけで楽しい、上達は二の次、でもいいんですが、上手く歌えるようになったらきっともっと楽しいし、今回は「コンクール」なのでね。
もし今回の記事を読んで(読んでなくてもいいんですが)発声を良くしたい、声を音楽に活かす方法を知りたい、という方がいましたらお力になれると思いますので是非ご連絡いただければと思います。また今後はこのnoteで発声のことについても記事にする予定ですので良ければチェックしてくださいね。
前後編にわたってここまでおつきあいいただきましてありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう。