(第657回「今日のベトナムニュース解説」ベトナムの国内自動車販売、景気対策終了で急落 ）
本日の記事：June auto sales tumble
（6月の自動車販売台数は急落）
（写真：ハノイ方面の高速道路の様子）
記事リンク：
【ポイント】
（１）ベトナム国内の今年6月の自動車販売数は前月比42％の大幅減
（２）原因は景気回復策の自動車登録料50％
引き下げの終了、世界的な半導体不足による自動車部品不足などと報道
（３）ある自動車販売店社長は「今年度は厳しい販売見込みである」とコメント
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【解説】
アジアゲートベトナム代表の豊田です。
さて、今日の記事について。
ベトナム国内の6月の自動車販売台数が「tumble」した、ということで、「倒れる、転ぶ」という意味なので、「急落」という感じでしょう。
どのくらい落ちたかというと前月比42％減、ということで、ということで確かに「急落」ですね。
原因としては景気回復策として昨年12月から６ヶ月間の約束で行われていたベトナム国内で組み立てられた自動車に対する自動車登録料の50％引き下げが適用されなくなったことが最大の原因と思って良いと思います。
ベトナムの自動車登録料は車体価格の10％ですので、300万円の車ですと30万円かかります。これが15万円でいいかどうか、というのは大きいですよね。
これだけ6月に販売台数が急落したということは、逆にいうと景気回復策、需要喚起策としては大成功だった、といって良いのではないでしょうか。
実際、上半期のベトナム自動車協会会員企業の自動車販売台数は前年同期比で34％増の201,840台と好調だったようです。
ある意味、下半期の需要を「先喰い」したところもあると思いますので下半期の自動車販売については厳しい見方もあるようですが、自動車業界としては景気回復してきたベトナムの国内需要に期待したいところでしょうね。
以上 豊田英司
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