【ベトナムの人事責任者を選ぶ際のポイント】
【ベトナムの人事責任者を選ぶ際のポイント】
ベトナム人事労務コンサルティングのアジアゲートベトナム代表の豊田英司です
弊社はベトナムの労務/人事の情報提供や課題解決を専門にしているので、やはりよくいただく質問として
「人事責任者を選ぶ際に、なにか基準がありますか?」
というものがあります。
まぁ、これはもう企業様がどんな会社にしたいか、によるのであくまでも一般論ですが、、ベトナムでは私自身は以下のことがポイントかなと思っています。
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(1) 年齢
(2) 性別
(3) 家族(特にパートナー)の経済状況(金銭の必要性)
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(1)年齢については「従業員の平均年齢より5歳以上は上」というのを感覚的な目安だと思ってます。
人事というのは白か黒かで割り切れないことも多く、また、従業員に期待する待遇以下しか会社が与えられない、ということを納得してもらうしかない場面も多々あります。
儒教的な「年齢秩序」が非常に強いベトナムでは「年上である」ということはこう言った交渉の上で非常に重要になってきます。
ですので、これは重要かなと思ってます。
次の(2)「性別」は、個人的には女性がいいと思っています。
人事業務というのは家族の生活に関わるイベントに携わることが多々あります。
結婚、出産、子供の通学、家族の病気、などなど
こういう問題への知識やきめ細かい対応という意味では、これは明らかに女性が一日の長があるように思います。
そして、(3) の家族(特にパートナー)の金回り、というのは、「どんな仕事をしてるのか?」「家や車のローンは?」「子供は留学させる?」とかしっかり聞いて予想します。
やはり、人事というのは、時に「自分自身は不利益になるとしても、会社の利益のためには必要」というような人事制度改革などを断行しないといけない場面も多々あります。
しかし、家族、一族が非常に、なんと言いますか、「お金にアグレッシブ」な匂いがする感じだと、自分の待遇にとって不利益な人事改革など許さん!的になりがちです。
それくらいならまだしも人事責任者の特権で人材採用や給食業者選定、副資材購買などでキックバックを取りまくっていたりするので、困ってしまいます。
まぁ、この辺りはあくまでも一般論ですが、15年もベトナムで人事ばかりしていると、多少、こういう傾向は感じることがあります。
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ご参考になればと思います。
以上、少しでもお役に立てば幸いです
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(アジアゲートベトナム代表 豊田英司 )