第1026回「豊田英司の"今日のベトナムニュース解説"」メコンデルタの水上マーケットの厳しい現状と未来
本日の記事:
「ベトナムのメコンデルタの象徴的な水上マーケットの先行きは不透明」
原題:
" Future uncertain for iconic floating market in Vietnam's Mekong Delta "
【本日のポイント】
(1)カイラン水上マーケットは船や売り手の減少で活気を失い、観光地としての魅力が薄れている。
(2)観光客の来訪が地元業者の収入に繋がっていないため、水上マーケットの持続可能な発展とサービスの多様化が必要である。
(3)交通インフラの変化や堤防の高さの問題で取引が難しくなり、水上マーケットの未来は不透明である。
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【解説】
アジアゲートベトナム代表の豊田です。
さて、今日の記事について。
ベトナム南部、メコンデルタといえば、よくカレンダーの写真とかでもこの「水上マーケット」が有名ですが、今、それが存亡の危機に立たされているそうです。
まぁ、記事ではいろいろ書いてますが、要するに、観光客用の見せ物になっている上に、実際に購入する観光客も少ないので、これでは生計が立てられず、皆、廃業や引退に追い込まれている、ということのようです。
よく、日本でも地方都市なんかで、百貨店や動物園、遊園地なんかが閉店することになったり時、地元の方へのインタビューで
「子供の時に行ったのに寂しい。なんとか残して欲しい」
なんていうのと、似てるのかなぁ、、と。
いや、あんたらが行かへんからやがな、みたいな。
人は霞を食って行けてはいけないですからねぇ、、、
特にメコンデルタの水上マーケットなんかは文化財的な側面もあるので、本当に経済原理だけで消滅してしまってもいいのか?税金で保護すべきなのか?というあたりが難しいところですね。
以上 豊田英司
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