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ほぼ素人がゆるく手がける完璧を目指さないguitar DIY 18 変身!お待たせしましたPU交換 リア編

ども VNDです
前回から9ヶ月.…え!?9ヶ月!?
花粉症で悩んでいたと思ったら
今度は寒さにやられてます
割と早くピックアップ交換に手を出すかな と
思っていたら あっという間に年末です

手持ちのストラト風と 変形レスポール風は
どちらもPU交換したいと思ってて
去年の夏に仕上げた頃から 少しずつ
どんな音がいいか どういう指向性の物をつけるか
結構悩んでいました

まずPU交換にかかる資金不足
欲しい時に在庫がなくなってしまったり
買おうと思うと価格が変に上がったりして
タイミングを逃し続けてはや9ヶ月…

やっと....! やっと変えられる....!!
そう決心できたのは
価格が落ち着いて 在庫もあり
1番の理由は資金が調達出来たこと
休みの日に なんとなくパチ屋に向かい
直感でなんとなく座った台が まぁ釘がシブくて
回らんなぁ トイレ借りるつもりだったし
そんなに打てないや と思った次の瞬間!
激アツ演出てんこ盛り いやいやどうせはずれるっしょ

斜に構えていたワタクシに虹色の光が舞い降り
いやいやいや どうせ単発っしょ
5日間ハマり続けてる台が そんなに簡単にいくかよ
そう思っていたら2連 3連.…と続く
でも確変入らんし もう終わ.…
…ったー!!確変入った!!!優勝!!!!

…早く本題に入れよ 他人のギャンブルの
メシマズなんて興味ねぇよ そう思った方
すみません 本当に台に呼ばれてると思った時は
絶対に座ってくださいね
 という前フリでした

さて本題に入ります

左 変形LPタイプ
右 STタイプ

ストラト(以下 ST)と
レスポール(以下 LP) タイプのPUですが
両方とも学校で制作した時の材料の為
おそらく安い海外か国産の物
音としては2本とも 可もなく不可もなく
それなりに鳴るけど なんか惜しいなぁ てな感じで

そんな2本でも セッティングで頑張ってましたが
アンプ直 単体ペダル マルチ いずれにしても
どことなく物足りなさが出てきてしまう
そして2本とも 音抜けが悪いのでその改善

LPタイプの方がピックアップの在庫が安定してて
価格がシングルPUよりも手を出しやすいのが多い
という理由で 前編はLPからイジります

①まず音をどうしたいか
→パワーのあるハムPUだから
弾いてて気持ちいい音にしたい

②どのタイプのPUにするか
→シングルタイプか モダンなハイパワーか
ヴィンテージ感のある物か アクティブタイプか

基準になるものが今のヘッポコPUしかなく
んじゃまずこれなら間違いないだろ という
超ベタな交換用ピックアップ
セイモア・ダンカンというメーカーの
SH-4 通称 JBをつけてみよう

上 Marshallのニット帽
左 JB
右 いつものダダリオ09-42


このJBというモデル 王道系PUで
今まで数々のギタリストの音を支えてきた
鉄板なヤツです
詳しく説明すると長いので 簡単に言うと
ハイスタの横山健さんが有名ですね
元々はジェフ・ベックの為にデザインされたPU

数ある中で王道の物を選んだのは
まずは変えてみないとクセもわからないし
今あるヘッポコより JBなら確実に
気持ちよく音が鳴るだろうと思ったからですが
果たしてどうなるやら....??

元のPU 2芯
刻印もなく どこ製かも不明

サクッと元のPUをハンダゴテで配線を外し
本体からバラす
音は2〜3万のギターがよくこんな音してるよね
っていう音でした
それをこちらの

セイモア・ダンカン
SH-4 JB
JB 裏 刻印がたまらん
これは4芯タイプ
左 JB   右 元PU
厚みが違う
JBはなんかネジが下に出てる

PU交換自体は 意外と簡単です
配線さえ いじらなければ....の話ですが
このLPを組む時の配線を少し特殊にしたのを
覚えてますでしょうか?

2ボリューム1トーンで ジャズベース配線
フロント リアともにボリュームが繋がっていて
MIX時に絶妙なブレンド感が出せる と言った改造

こちらには後日談があり 
ぼちぼち成功ではあったものの
スイッチをリアにしてボリュームを0にしても
フロントの方で弦振動をひろってしまい
かすかに鳴ってしまっている
フロントで同じことをしても同様
気になってしまったので これを普通に戻します

めんどくさい配線のやーつ

通常だと1番はポット底面に折り返してハンダ付け
3番にPUのHOTがついて 2番からスイッチへ繋がる

そうするとボリューム0で音が出なくなる
通常の配線になり
2と3を逆にすると ジャズべ配線になります

リアPUをぶっこぬいた後
フロントPUの2と3の入れ替えをして
通常へ戻します
JBは配線のアレンジができるように
4芯になってますが使わないので省略
赤と白の線を捩り ハンダで結線後マステで絶縁
緑と外側の銀の線はコールドなのでコレも捩って
ハンダで結線して ポットの底面に接着
残る黒がHOTになるのでこれを3番に繋ぐ

HOT?COLD?って何なん??
電池で言うと HOTはプラス COLDはマイナスと
思ってください

ピックアップ交換のついでに
弦交換するつもりでいたので
T.O.M とS.T.Pは外しました

ダンカンのロゴが映える....w

あとですね 地味に面倒だったのはPUを支える
外側のエスカッション と言うパーツに
PUをつけて本体に戻すのですが
これがよくバネが飛んでっちゃうんです
2回飛ばしたところで ようやく本体に固定

弦を張る前にアンプにつないで
ドライバーでポールピースを叩きます
正確に配線されているか
ショートしてないかの確認です

問題なさそうなので
指板にオイルを差し
ボディを拭き
弦を張り替え
チューニングします

生まれ変わったLP は言い過ぎだけど
はてさて音は....?

①アンプに繋いでまずはクリーントーンで…
ん…音がちょっと明るくなった...?
そのまま鳴らすとちょいとペケペケしてる.…

②続いてやや軽めの歪み gain0.5〜3あたり
強めのピッキングで歪むくらいだと
音自体にギャリっと いわゆるバイト感が加わり
ローゲインでも音がしっかり前に出る

③最後に深めの歪み gain4〜10
ファズ ディストーションらしい歪みまでいくと
ドライブ感 ミュートピッキングのズンズン感が
果てしなく気持ち良い....!!!
5.6弦の低音域はややスッキリしたものの
音自体は明るく 1〜4弦の中高音が前に出てくる
パワーコードやスライド チョーキングした音も◉
サスティーンもしっかりと伸びる
コード感も残るし 鳴らした音の倍音感が良い

交換後 弾いてみた結果 かなり満足のいく内容
これぞハムPUの気持ちいい音!!が出る反面
デメリットとしては クリーントーンがクセ強
ジャリンと煌びやかに鳴るというより
割とペケペケ感が強いです
使うならコンプやブースターで底上げするか
コーラスやディレイなどの空間系を
挟んで軽めにかけて使う方がいいかもしれません

感想まとめると
①安っぽい音が劇的にカッコいい音に変わる
 特に歪ませた音は 格段に良い!

②低価格ギターにありがちな 作りは悪くないけど
 音に迫力ないんだよなぁ… なんて悩みも

 おいおい こんな良い音すんのかよ
 俺のギターは と口角が上がります

クリーントーンを多用する ギタリストじゃなければ
歪みで鳴らすのがたまらなく気持ちEモデル JB
音がかなり前にでるので ロック メロコアなんかは
めちゃめちゃ合いますね
そのかわりクリーン寄りの
ヴィンテージの音を求める方は向いてなさそう
あくまでも個人の主観ですので
後編にも書きますが これが正解ではないです

あなたが求める音がどういう物なのか が
ハッキリしてないと沼に沈みます
自分は 歪ませてギュインギュイン気持ち良く
鳴らしたい!から JBを選びました
そのうち こんな音にしたいとビジョンが変われば
ガラッと変えるでしょう それこそが
ギターDIY ピックアップ交換の醍醐味!!なのです

慣れると弦外し〜PU外し〜配線〜弦張り〜チューニング
そこまで1時間かからないかと

今回必要だったもの
・PU本体
・マステ
・ハンダゴテ
・ハンダとコテ台
・ドライバー中と精密ドライバー
・弦張り替え道具1式
・配線図はメモ程度にあると楽です

うまくいった前編ですが
後編は年内に間に合うのか!?
という事で次回!!
変身!お待たせしましたPU交換 後編に続く!!

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