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ほぼ素人がゆるく手がける完璧を目指さないguitar DIY 20 冷静と情熱の擦り合わせ

ども VNDです
ストラトもどきのピックアップをずっと変えたいと
タイミングを見誤って早2年
在庫はあれど価格が高騰 または欲しい時に在庫切れ
そんな歯がゆい状況が続き 物欲が薄れかけた頃
ワタクシは思い出しました
「まだだ!まだ終わらんよ!」

なければ工夫すれば良い DIY精神や!
鈴鳴りの全くしないセラミックのピックアップの内に
試せる事は試して見ようと思い

今回の改造は 自作の2本が組み上げて
2年くらいたち フレットが減ってきたり
ポイントで音詰まり ビビりが増え
フレットだけ仕上げるなら 他もついでにやろう
そんなメンテの時期にきていたのもありました

①自作2本のフレット擦り合わせ
②話題のコーティング弦をためす
③STタイプの配線魔改造

この3つが今回の目的です

①フレット擦り合わせ
[必要道具]

60cmスケール
マスキングテープ 5mm 10mm 20mmあたり
はさみ
平面の取れている長方形の木のブロック
(できたらHOSCOなどの指板Rにあわせられるサンディングブロックがあるとより良い)
紙やすり 400 600 800 1000 1200〜1500あたり
ピカール(金属磨きのコンパウンド)
ウェス(布きれ)

ざっと見繕ってこれらで より便利な道具もありますが
フレットの状態がボコボコとか 浮き上がってる など
深刻でなければ 他は好みでいいかと

擦り合わせって自分でやれるの?
ええ できます なんなら思ったよりは難しくないです
ただ ネックの状態とフレットの残り方 そこが要で
・ネックがフラットにできないほど反っている
→ロッドのゆとりがない ネックが波打ってる
・あまりにも深すぎる傷がフレットにある
→弦による傷が深い場合 擦り合わせよりもポイントでフレット交換の方が効率がいい
という事があります その場合はリペアに出しましょう

自分でやってみたい!と思ったら
・フレットの弦傷が浅い
・特定のポジションで音が詰まる など
ネック調整+弦高調整
ギリなんとかなるかどうか という時でしょうか

ここでいうネック調整は 弦を緩めるか外した状態で
トラスロッドをいじり 60cmスケールで1Fから
最終Fまで当てて フラットにできる事
そして1弦〜6弦の通り道を全てスケールで確認

自分で擦り合わせをやる時は
・弦を外す
・ネックをフラットにする(トラスロッド絞めor緩め)
・60cmスケールでフラット確認
(極端に消耗してるフレット カタツキのある所はメモ)
・マステを指板に張り養生
・弦傷 問題のあるフレットにマッキーを塗ります
・サンディングブロックに紙やすりを巻き最終フレットから1フレットへ向けて真っ直ぐ ゆっくりと研磨
→この時力を入れてはいけません
撫でる 滑らすくらいの力加減でかまいません
張り切ってゴシゴシ擦ると みるみるうちにフレットが
減り後戻りできなくなります…
ちょっとしたコツは
①専用サンディングブロックを使う
②マメにスケールで確認
③全体を丁寧に かつ同じ箇所ばかりやらない

道具にお金をかけることは必要最低限でかまいませんが
あると便利な物は積極的に買うと楽です
荒目のやすりの番手から全体を満遍なく擦り合わせ
細かな番手になっても全体を意識してください
絶対に力をかけてはいけません
 

全体をやすりがけし気になるポイントのすり合わせが
終わったらチョーキングする方向へヤスリがけします
この時のヤスリ番手は すり合わせを終わらせた
番手以上の荒さで磨き ピカールをウェスにつけ
さらに磨き込みます

この時点で傷が出てくるようならもう一度最初から
やり直しになるので ピカールで磨く前にしっかりと
全体の傷を確認しておきます

フレットが仕上がったらマスキングをはがし
指板にオイルを馴染ませ 拭きあげて完了です

次に弦を張るのですが
いつものタダリオ09-42ではなく
話題のコーティング弦のエリクサーを試します

サウンドハウス最強です
2本分必要なのでこちらを買いました
1パックだけ買うなら店頭のが安いかも

触り心地はやはりヌルっとした感触がありますが
すぐに慣れます 
これにした理由は
・弦サビによるフレット摩耗を少しでも抑えたい
・夏場の手汗でプレーン弦がダメになるのを抑えたい
・弦交換のコストを抑えたい

ということから 単価は高くても高寿命のこれに
変えてみましたが.…コレはありがたすぎました!

・新品時の触り心地 弾き心地がノーマル弦に比べ
かなり長く感じる
・錆びにくいのでプレーン弦の良い音が持続しやすい
・時間がたつと多少の劣化みたいなものはあるが
ノーマル弦よりも劣化部分は少なく コーティングの
毛羽立ちが出るまでは交換しなくていい

様々な弦を試しましたが 現状はコレが1番と
言い切れるほど とにかく満足度の高い弦です
音がノーマル弦と違う感じは最初だけで慣れます

強いてデメリットを上げるなら 同じ09-42でも
やや固さ 張りのある感じになる というくらい
何か弾きづらい というまでにはならないので
値段で敬遠してるなら ぜひ一度試して欲しいです

弦交換頻度が減り 弦コストが確実に下がります
ダダリオ09-42が1ヶ月〜3ヶ月くらい粘ってたのに
エリクサーに変えたら半年以上使えそうです

毎日触る人 たまにしか弾かない人 どちらも
変えてメリットしかないエリクサー オススメです!

あ あとペグですが クルーソンからゴトーへ
ちゃっかり戻しました
だってチューニング安定しないんだもん!!
見た目はクルーソン 中身はゴトーみたいな
質実剛健なヤツ 欲しいんですが…
やっぱり安定感は日本のゴトー 世界のGOTOHです
ややヘッドが重くなりますが 慣れりゃ良い!!

世界のGOTOH
コスパに優れ 安定感◉

※追記 記事公開から2ヵ月ほど経った頃の
 エリクサー弦の変化について

①弾き終わった後 あえて何もせず
そのまま放置した結果 多少コーティングの表面に
汚れがつき始め 滑らかな感触が減った

そのまま拭いても引っかかる感じがしたので
指板用のレモンオイルを薄くクロスに馴染ませ
弦を1本ずつ拭いてみた
 すると
汚れも多少落ち 滑らかさが復活!

やはり夏場など手汗をかく時期は汚れが
たまりやすいのかも.…
コーティング弦だから何もしなくてもいい!
というわけではないので 定期的に清掃はしておくと◉

さて最後の配線魔改造ですが 少し長くなったので
次回へ引き継ぎます
それではまた!!

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