J.S.バッハ:2台のチェンバロのための協奏曲 ハ短調 BWV1060
J.S.バッハ (1685-1750) ドイツ
バッハは1729-37年にかけて複数のチェンバロのための協奏曲を創作したと考えられている。これらの協奏曲は、バッハ自身、そして二人の息子達(W.F.バッハ、C.P.E.バッハ)や弟子によって演奏されたのだろう。
♪2台のチェンバロ(ピアノ★)のための協奏曲 ハ短調 BWV1060
原曲は2つの旋律楽器と弦、通奏低音のための協奏曲である。旋律の音型や歌いまわしから、≪ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲≫BWV1060Rとして復元され、親しまれている。リトルネッロ形式の第1楽章は2台の楽器が対話しながら進行する。第2楽章は旋律と旋律の掛け合いが美しい緩徐楽章である。第3楽章もリトルネッロ形式で、生き生きとした主題と、繊細で細かい動きの対比が絶妙である。
★2台ピアノ編曲版演奏の際の解説です