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これまでと、これから✨その②
こんにちは!バヨリニスト🎻の外薗美穂です😆
『ヴァイオリニスト』でなく、『バヨリニスト』なのは、これまでと、これから✨その①でも書かせて頂きましたので、ご興味のある方は是非その①の方も読んでやって下さいませ。
さて今回は、私の人生第2の転機となったアルゼンチンタンゴ🇦🇷👠✨との出逢い、その周辺の出来事について書いてみたいと思います。
そもそもアルゼンチンって何処にあるの?という方のために、簡単な地図で場所をご説明致します。
正式名称『アルゼンチン共和国』は、南アメリカ大陸の南大西洋側に位置していて、南へ南へ、果ては南極の近くまで続いている広大な土地を有する国です。
サッカー⚽️が強くて、マラドーナやメッシといったサッカーのスタープレイヤーや、ダニエル•バレンボイムや、アルゲリッチといった有名な音楽家も沢山輩出しています❤️
そんなアルゼンチン🇦🇷で生まれたアルゼンチンタンゴ。
今では、タンゴの革命児と呼ばれたアストル・ピアソラの功績もあり、器楽曲としての作品も沢山親しまれていますが、一般的にアルゼンチンタンゴ、といえば踊りを指す事が多いように感じます。
日本でも第二次世界大戦後にラテンブームが起き、アルゼンチンタンゴは沢山の人々に愛されていたとか😄 それもそのはず、ラテンというのは、どういう訳か日本の歌謡曲と相性が良いらしく、ラテンブームの間も後も日本の歌謡曲(昭和歌謡)にはラテンの要素がふんだんに散りばめられていたのです。
父が歌謡曲大好きニンゲンであったため、我が家の休日は日がな一日歌謡曲がかかっていた、という状態でした。
それとは知らず、父が聴いていた歌謡曲に紛れてアルゼンチンタンゴがかかっていたのを聴いていたというのや、テレビで流れていたタンゴバンドの演奏を見ていた、というのが初めての出逢いだったようですが、伸びたり縮んだりするバンドネオンというアコーディオンのような楽器が面白かったらしく、分厚い広辞苑のような辞書を脚の間に挟んで、開いたり閉じたりしてタンゴバンドごっこをやっていると、本で遊ぶんじゃないと、母に叱られたのをよく憶えています😂
それから随分と月日が流れ、ヴァイオリニストになるべく、大学へ入り卒業し、方々で演奏したりレッスンしたりしていたある日、プロフェッショナルなアルゼンチンタンゴのバンドのセカンドヴァイオリンパートに欠員が出たんだけど、入ってやってみない??と誘われる、という出来事がありました。
クラシックの教育を受けて来たとはいえ、父の影響を強く受けた歌謡曲仕込みの耳ですから、コブシを回すのは大好きな事で、タンゴ?!はーい❣️やりまーす🙋♀️💕といった大変カジュアルな気持ちでバンドに入団した私でしたが、聴くと弾くでは大違い‼️わからない事だらけで、謎深きタンゴ沼にそのままズブズブと嵌まり込み、この謎を解明せねば明日は無い!とばかりにとうとうアルゼンチンに行ってみる事にしたのでした。
日本を出発してから36時間後に降り立ったアルゼンチンは、何とも濃ゆい国で、初めて来たはずなのにどこか知り合いが沢山いるような気持ちにさせられる不思議な所でした✨✨✨
道路を走る車は、どれひとつ車線を守って走っておらず😂😂😂、ヨーロッパの街並みを思わせるような古い建物やお洒落なビルがあるものの、何処か、何だかチャーミングだけどお行儀の悪さがチラチラ見えるような感じがあり、金縁の鏡が掛かっているような立派なお手洗いなのに、洗面台は蛇口が取れていて穴みたいなところからジョボジョボ水が流れ出しているとか、壊れて割れた洗面所なのに、置いてあるハンドソープは高級ブランドの石鹸なのか?!というくらいイ〜匂いだったり(笑)、スーパーに行けばP&Gなどの見慣れたパッケージのシャンプーよりワインの方が格段に安い、とか、なんだかワケが分からないオモローな国、という印象でした。
これも2008年のハナシで、経済が混迷しやすい国ですから、今はすっかり様子が変わっている事でしょう。
しかし、タンゴ発祥の地の空気を吸って、人々の気質に触れると、ますますタンゴへの興味が湧き、日本に帰ってからも紆余曲折と共にタンゴ沼ライフはまだまだ続き、現在も愉しき探究の旅を続けている次第です✨
こうして、私にとってのアルゼンチンタンゴとの本当の出逢いは、ダンスではなく、ミュージシャンとしてタンゴのバンドで演奏する、というところから始まりましたが、タンゴといえば、一般的にはバンドネオン🪗というアコーディオンに似た花形主役楽器に注目が集まるものですが、そこを敢えてヴァイオリンでタンゴにハマった所以、というところをまた次にでも書いてみようと思います✨✨✨
長々と読んで頂きありがとうございます😊
良かったら、また続きをお楽しみになさっていてくださいね❣️
Muuuchas gracias 😘😘😘😘