なぜ私はベトナムにハマったのか?
好きな国はどこ?と聞かれたら迷わずベトナム!と答える。それにしても私はいつの間にベトナムのことがこんなにも好きになってしまったのか。食べ物が美味しいから?人が良いから?温暖な気候?途上国ならではの勢いがあるから?色々考えてみたが、やはり違う。ある一つの結論にたどり着いた。
2011年9月、私はベトナムの首都ハノイ市を訪れた。ノイバイ空港からハノイ市街まではタクシーで向かったのだが、そのタクシーにiphoneを忘れてしまった。現地のベトナム人スタッフに話したところ、そんな高価な物は絶対に戻ってこないから諦めろと言われた。しかしダメ元でタクシー運営会社に電話で問い合わせをしてもらったところ、なんと運転手がそのiphoneを会社に紛失物として届け出てくれていたのである。しかもその携帯電話をベトナムのスタッフがバイクで往復1時間をかけてわざわざ取りに行ってくれた。この幸運な出来事によって私のベトナムに対する第一印象がとても良くなったのは間違いない。結局ベトナムどうこうではなく、出会った人が良かったから私はベトナムが好きになったのだと思う。
後は、やっぱり自分らしくいられること。周りの目を気にせず、何故か積極的になれる。怪しい飲み屋でぼったくりにあったり、お金が払えなくて監禁されたりしたこともあったが、開放的な気分で生きられるのが一番だ。日本に帰国した際、空港から電車に乗って自宅に帰る迄、周りの日本人の表情を見ると皆暗~い雰囲気であったのがとても印象深い。ベトナム人はとくかく明るく、煩く、気楽で、適当なのだ。コロナが落ち着いたら真っ先に訪れたい国だ。
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