シャニマスライブ音源の丁寧丁寧丁寧なパン振り
オーディオ環境を一新したこともあり、改めてアイマス楽曲を聴きなおすなどしていたわけです
ふとこちらのMUSIC DAWN試聴動画を見たわけです
すでに何回か見ていたのですが、今回音響に注目していたところ、
(ボーカルが立ち位置に合わせてパン振りされている…⁉)
と気づいたわけです
パン振りとは何ぞやと言いますと、楽曲のミックスにあたって、ボーカルや楽器の音を両耳の間のどこで鳴っているようにするかという話です
複数人のボーカルを処理する場合、例えばシンデレラのピンクチェックスクールの楽曲「ラブレター」でいうと、3人で歌っているパートは左から響子、卯月、美穂とジャケ写の通りに配置され、ソロパートは3人ともセンター(卯月の位置)から聴こえる構成になっています
シャニマスでも他のアイマス楽曲でも、配信・販売中の複数ボーカル楽曲は基本同じ構成をしています
この処理で唯一気になるのが、ソロからユニゾン、ユニゾンからソロへの切り替えで、急に左右に行ったり戻ってきたりするように聴こえてしまう、という点です
気にしなければいいようなことではあるのですが、どうにも機械的処理のように感じてしまうこともあるわけです
で、シャニマスライブ音源は丁寧丁寧丁寧なことに、ソロパートも含め、完全に視覚的な立ち位置とボーカルの鳴る位置を合わせているんですこれが
実際に動画で確認してみます
最初に登場するストレイライトは左から冬優子(幸村さん)、あさひ(田中さん)、愛依(北原さん)という並びですが、その通りにパン振りされています
映像がピンで抜かれていても音声は立ち位置のままで、徹底した意図が感じられます
続いてアンティーカですが、5人編成でもきちんと立ち位置の差を反映しています
左から摩美々(菅沼さん)、霧子(結名さん)、恋鐘(磯部さん)、三峰(成海さん)、咲耶(八巻さん)という並びですが、デュオパートでパン振りの妙がわかります
摩美々・霧子のデュオパートは左寄りかつ並び通り、三峰・咲耶は右寄りかつ並び通りにちゃんと聴こえるんですこれが
ユニゾンパートでも5人の歌声がまったくケンカしていなくて素晴らしい
続いてアルストロメリアですが、最初は左から甘奈(黒木さん)、千雪(芝崎さん)、甜花(前川さん)の並びではじまります
しかし途中フォーメーション移動で大崎姉妹が入れ替わります
もうおわかりかと思いますが、音声も追随して入れ替わるんですこれが
なんだこれは
放クラとイルミネはすみませんが飛ばします
最後にノクチルですが、左から雛菜(岡咲さん)、透(和久井さん)、円香(土屋さん)、小糸(田嶌さん)と唯一センターが空いた4人編成です
センターが空いている音声というのも珍しいですが、これがノクチルの音なんだなと思えます
「SWEET♡STEP」以降の楽曲はさすがにパン振りなしのようです
…と思っていたんですが、単なる先入観だったようで、よく聴いてみるとシャイノグラフィにいたるまで細かい調整がなされていますねこれ
いい仕事としか言いようがない
というわけで、一応私のヘッドホン環境では以上のようなことが確認できました
スピーカーの方がよりわかりやすいだろうとは思います
ちなみに、1stライブの試聴動画でも確認してみたところ、
やっぱりパン振りしてますねこれ
シャニマスは最初からこの方針で編集していたわけです
MUSIC DAWNは無観客となってしまいましたが、歌声がはっきり聴こえるという点ではよかったのかも
おわりに
恐らく気づいている方は気づいていたでしょうし、私がアイマスを通じてはじめて知ったというだけの話で、他にはいろいろと前例があることと思います
とはいえ中々のアハ体験でしたので、私と同じく気づいていなかったという諸兄諸姉は、試しに視聴してみてください
以上、読了多謝