高画素機の扱い
趣味である登山で先日、三峰山に行ってきた
埼玉県にある三峯山の登山道入り口から三峯神社が登頂先だ。
山には必ずカメラを持っていくのだが今回はカメラを新調したニコンZ7iiを持っていった。
Z7iiは4000万画素を超える高画素機で
発売から4年経ったカメラだ。
なぜこの4年落ちしたカメラを購入したのかを記すとする。
もともと登山にはニコンz6iiを持って行っていた。
z6iiはフルサイズのカメラでオールラウンダーの位置づけらしくレンジが広範囲なのでどのジャンルも高い平均点を叩き出してくれる。
しかしどのジャンルも平均点ということはどのジャンルにも特化した強みがないという印象も受ける。
つまり登山においての自然を撮る風景などは物足りなさを感じてしまう。
だからといってz6iiが悪いわけじゃない。
硬くなく柔らか過ぎず丁度いいところのシャープさがとても好きだった。
しかしそれに慣れてしまうとどうしてもここでシャープさが欲しい時にLightroomで補正をかけると
補正したデジタル感が画に出てしまう。
肉眼で見て撮ったあの瞬間の切り取りからかけ離れて写るよう見えてしまうのだ。
そこでその問題を解消するべく高画素機であるZ7iiを検討し購入したのである。
しかし高画素機故のシャープな写りはこれまでのレタッチ方法は通用しなく、シャープな写りが写真の滑らかさを損なうために安易に補正をかけると非破壊的写真に様変わりする。
つまり繊細な写り故に繊細な施しが必要になる。
その繊細さの洗礼を受けたのが今回の登山で撮った写真だ。
その写真たちをレタッチする時、繊細さに感動したものの同時にどう手を付けたら納得いくのか全く掴めなかった。
色の出方から細部のディテールまでこれまでの自分が施していたレタッチには当てはまらず形になるまで苦戦した。
だからこそ繊細さのレタッチを知るための挑戦であると前向きに捉えている。
つまり伸びしろがまだまだあると自覚できたのが今回得た体験でこれからの自分に期待もできる。
最後に今回の登山の写真を載せておく。