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これまでの中国語学習を振り返ってみる

はじめに~中国語との出会い~

高校時代に中国の歴史ドラマにハマったのが始まりです。しかし当時は受験勉強の英語に必死で中国語どころではないので、大学に入ったら中国語をちゃんと勉強しようと決めていました。

1回生前期~初学者~

大学の第二外国語に中国語を選択。私は中国語専攻ではありませんので、授業自体は週2コマでしたが、復習はしっかり行っていました。拼音や発音から始め、最初はRの発音に苦労していたなあとうっすら記憶しています(今も苦手ですが)。まあ無難に大学のテキストを使って文法と基本的な単語を覚えていました。

1回生後期~初学者Ⅱ~

大学生特有の長い夏休みが明け、後期が始まります。夏休みにあまり勉強しなかったため、忘れている部分もあり少し焦りました。予習も兼ね、大学の教材以外の参考書を用いて勉強しようと決意。

・『中国語の構文攻略ドリル』(白水社)
・『キクタン中国語初中級編』(アルク)

この二冊を毎日範囲を定めてやり、約三周して頭に叩き込みました。どちらも有名な参考書と単語帳ではありませんが(おそらくHSKや中検の対策本が一般的)本屋で色々見て自分に合っていそうだったので購入したものです。構文攻略ドリルは中国語の基本的な文型が網羅されており、基礎的な作文力が付きます。個人的に、キクタンはピンインが赤シートで隠れる点と、一単語一日本語訳と例文というシンプルな構成が気に入っています。

こんな感じで一回生の後期が終了。大学ではA⁺の成績が取れました。
少し実力がついた感じがして嬉しかったです。

春休み~中国旅行、留学を志す~

春休みは自覚していた発音のぎこちなさを克服しようと、毎日『はじめよう中国語音読初級編』(アスク)を用いて听写[ディクテーション]と读音[音読]を行いました。さらに、『キクタン中国語中級編』(アルク)を読み始めて語彙力の強化をぼちぼち進めます。

また、春休み中に転機となる経験をします。南京への一人旅です。
「中国語も一年学んだことだし、せっかくだから好きな時代である明代に関係がある南京に行ってみるか。航空券もちょうど安いし。」みたいな軽いノリで中国に渡りました。しかし…

明故宮の旧跡。大きな公園の中に門や壁が残っている。

生の中国の空気を感じ、その魅力に圧倒されてしまいました。
歴史と文明が融合しあった街並み、安くて美味しい料理、公園で太極殿をするおじいちゃん達、観光地で困っていた時、親身に助けてくれたお姉さん…

「中国で生活してみたい!!!」と深く感じました。

それまで留学など意識したことがありませんでしたが、中国留学に行こうと決意。
帰国後、ちょうど大学で交換留学の募集をしているのを知った私は、怒涛のスピードで協定大学の資料を集め、申請に必要な材料を準備し、第一希望は北京大学に決め交換留学を申請。北京大で学部の授業を受けるため、HSKの準備も開始しました。

2回生前期~初学者脱却~

5月にHSK5級を控えていたため、キクタン中級編とHSK5級の過去問を用い、文法の復習を交えながら対策しました。
無事に5級は8割程度取ることができました。交換留学の審査合格の知らせも届き、いよいよ1年後の中国留学が確定します。

HSK対策以外には『はじめよう中国語音読中級編』(アスク)
を用いて听写と读音を継続して行いました。二周目が終わるころには発音がネイティブに近づき、難しすぎない文章であれば流暢に音読できるようになったと記憶しています。

この段階になると大学の中国語の授業は簡単な為、自学重視です。

2回生後期~やはり語学は厳しい~

夏休みは香港に短期研修に行ったり、広州に遊びに行ったりしましたが内容が煩瑣になるので割愛します。キクタンと音読の参考書を使って勉強を継続していました。

キクタンの中級編がある程度仕上がり、『キクタン中国語上級編』(アルク)を使い始めます。こちらはレベルが上がってピンインを知らない漢字が多い上に意味が難しく、かなり苦労しています。また『HSK5級公認長文テキスト』(SPRIX)の音声を聞き耳を鍛えています。

12月にはHSK6級を受け、何とか8割弱取ることが出来ました。これで北京大学の語学要件は満たせました。

自分の今の一番の課題はスピーキングとリスニングです。あまり話す方に焦点を当てて勉強してこなかったので話している姿は明らかにHSK6級取得者ではありませんし、また哔哩哔哩や小红书の動画を見てもネイティブの話す速度にはついていけません。語学は甘くないとひしひしと感じています。

留学まであと8ヵ月ありますが、その間に出来る限り中国語の運用能力を高めようと思います。








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