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1万文字超え!バーチャル怪人の大阪旅行記

1/10(金) 大阪旅行0日目

退勤後に一度帰宅し、荷物をまとめたあとにシャワーを浴びて、夜行バスの乗り場に向かう。
夜行バスは好きだが、心配事がいくつかある。
・隣の人が怖くないか
・自分のいびきがうるさくないか
・トイレを我慢できるか
などだ。腰や首の痛みはこの際しかたないので省く。
バスに乗り込むと隣の席のお客さんもやって来た。
イカつい上に大股開きの足が僕のエリアに侵入してきた。怖い。
いびき対策としてネックピローを持ってきた。気道を圧迫しないようにすれば多少は軽減できるだろう。
トイレ頻度を抑える方法もググッたのでなんとかなるはず。

バスが出発して2時間後、海老名サービスエリアに到着した。
海老名SA、なんか好きだ。
オモコロチャンネルメンバーが海老名SAまて歩いて行く動画が好きで繰り返し見ていたし、2年前くらいに実際に行けた時はかなり嬉しかった。

そんな海老名SAだが、着いたのは23時過ぎ。
えび焼き屋さんもメロンパン屋さんもじゃがりこ屋さんも当然閉店しているが、軽食やお土産を取り扱っている売店は開いていた。
そこで大福を探す。
以前Twitterで「映画を見る前に大福を食べるとトイレに行かずに済む」というツイートを見たからだ。
が、無い。
大福って買おうとするとなかなか見つからないもんだよね。
デイリーヤマザキ海老名サービスエリア店さえあれば…!
仕方がないので『とろける海老名メロンパン』を買った。

23時に食っていい代物ではない

トイレ対策は必ずしも大福ではなくてもいいらしく、とにかく糖分をとれればそれでよい。
これを食べてバスに乗り直す。
深夜にメロンパンを食べる恐怖が車内で漏らす恐怖を越えてきた気がするが、それを無視して目を閉じる。
隣の乗客のおかげで肩身(もとい膝身)が狭い思いをしつつ大阪に向かう


1/11(土) 大阪旅行1日目

着いた!
6時半!
さむい!
1月の早朝なんだからそりゃ寒いだろうという感じなのだが、どうやらこの週末は日本全国大寒波に見舞われるらしい。
勘弁してくれ。

夜行バス旅行あるあるなんだけど、目的地に着くのが早朝なため、ありとあらゆる店が開店していない。
松屋とマクドナルドがかろうじて開いているが地元で食いまくってるのでさすがにパス。
関東に戻ったら相手してやるよ。

【関東から関西に来た時あるある】
・エスカレーターで立ち止まるときの位置が逆で困惑する
・世界の関西弁の割合が高まってウケる
・梅田周辺の電車がややこしくて脳がフリーズする


入れる店も無いので本日最初の目的地である万博記念公園へ向かう。

異様

この旅行の目的のひとつである太陽の塔が朝日に照らされながら出迎えてくれた。
全長70メートルあるらしく、ウルトラマンよりひと回りデカい。
ロケーションも込みでかなり怪獣っぽくて異様な雰囲気を醸し出している。

いざ行くぞ!と太陽の塔に近付いてみると『9時30分開園』の文字が。そっか。
ちなみに到着したのは7時半。公園に入れるようになるまで約2時間ある。
太陽の塔内部の見学は11時に予約しており、それまでの時間で万博記念公園を散策しようと思っていたので出鼻をくじかれた。
まさか有料のタイプの公園とはね。恐れ入ったぜ。
でも僕、有料のタイプの公園好きよ!いるお客さんの良識のレベルが一定の水準まで高まるからね!

仕方ないので一度撤退し近所のエキスポシティという商業施設に向かう。
すみません!コインロッカーください!もう耐えられません!!!
書いてなかったけどここまで荷物がパンパンに入ったリュック背負いっぱなしなんスよ。
夜行バスでの腰と首のダメージに加えて肩も死にかけている。まだ8時前なのに。
そしてエキスポシティの屋外のコインロッカーを見つけてリュックをぶち込む。

身軽になったのでご機嫌で散策を再開する。

基本的にはよくあるショッピングモールだが、怖い動物が運営しているちっちゃい変なアトラクションや日本一デカい観覧車があった。
せっかくなら乗っておけばよかったな。

一通りエキスポシティを巡ったところでめちゃめちゃお腹が空いていることに気付いた。
それに気付くと何か胃に収めないと気が済まなくなってくる。助けてもちづきさん!!!

もちづきさん「ゔゔゔゔゔ」

ダメそう。

万博記念公園入口付近のファミマに行き、マフィンと缶コーヒーをイートインスペースでいただいた。
さすがにこの時間ではもうこれ以上散策できないと確信したのでそこでそのまま休憩した。長居してすんません…!
休憩中にアマプラで『ホールドオーバーズ』を見た。8恒河沙点でした。



開演時間になったので万博記念公園に入園した。

2000文字近く書いてやっと入園できたんだけど!
この旅行記長くなるぞ。

そんなことより入ってすぐ目に入った光景がこれ。

でけ〜〜〜!!!
理想的な青空も相まって嘘みたい。
これくらいの大きさのビルなら見たことあるけど、これくらいの大きさの人型っぽい芸術を見たのは初めてだ。
70メートルの芸術ってなんなんだよ。

あまりの迫力にビビったけど、腕の下を通る時がいちばん怖かった。
ポロッと取れて落ちてきたらひとたまりもないもんな。
この写真じゃ少しわかりにくいけど、背中の黒い太陽の鼻筋がちょっと尖ってるのが綺麗で好きだな。



いくら太陽の塔がすごくても眺めてるだけで一時間半はキツいので公園を歩き回る。
この万博記念公園とかいう公園、とにかくデカい。
敷地内にバカデカい塔と博物館2つがあるにも関わらず土地に余裕がありまくってる。

なので、

カニの遊具や渋い水車やアホアホアスレチック等、個性的オブジェクトが至るところに配置されている。

園内は自然豊かで、その辺を歩いていると川のせせらぎや鳥のさえずりが聞こえてくる。
子供の頃は川のせせらぎも鳥のさえずりもてんで興味が無かったが、おじさんになってくるとそれらの環境音がオモロくてたまらなくなってくる。

(全然関係ない話)
保育園に通っていた頃、定期的にCDをもらっていた。
その保育園のサービスの一環なのか、親がこどもちゃれんじ的なものと契約していたのかわからないが、季節ごとくらいの頻度でもらえていた。
CDには当時流行っていたアニメの主題歌(ドラゴンボールとかセーラームーンとか)や童謡が収録されていたのだが、後半のトラックに鳥の鳴き声やら波の音やらの環境音が収録されていた。
子供の頃は自然が奏でる音楽なんて一切興味が無いので影山ヒロノブのシャウトを鬼リピしていた。
情操教育なんてZ戦士の前ではへのへのカッパだ。
(全然関係ない話おわり)

11時になり太陽の塔の内部を見学する。
太陽の塔本体に扉のようなものは無く、どこから入るのかと思ったら地下へと続く階段があった。
館内に入ってすぐのカウンターで入場手続きを済ませる(写真撮影するためには追加料金を支払う必要があるなんてわたくし知りませんでしたわ!)。

こわすぎ

中に入ると太陽の塔の第4の顔『地底の太陽』が現れる。
写真だけでは伝わらないのだが、投影された映像とBGMがやけに禍禍しくて妙に緊張感の漂う空間になっていた。

奥に進むと『生命の樹』が鎮座していた。

この樹は生物の進化の過程を表しており、頂上にいくにつれて生き物が進化していくというものだ。

海にいそうなシンプルな生き物から
メカバレゴリラへと進化していく

生き物の模型は円谷プロダクションが制作に関わっているとのことで、特撮好きとしてもテンションの上がる空間だった。

生命の樹の一番上辺りまで階段を上ると太陽の塔の腕の内側を見ることができた。

こわいって

腕を支えるための鉄骨が奥までビッシリと整列している。
見ていると遠近感が狂って吸い込まれそうな感覚になる。飛び込んだらタイムスリップとかしそう。
内部の展示の中ではなんだかんだここが1番テンション上がったな。

下りの階段には太陽の塔の設計図や施工当時の写真が大量に展示されていた。
ひとつひとつ見ていると岡本太郎のありがたいお言葉が飛び込んできた。

肝に銘じます


太陽の塔見たから次行くぞ!
しかし午後からは友達と合流して一緒に見て回る予定だからそれまでまた散策だ!!!

各エリアごとに特色があり歩くほどに色々な景色が見られるのでオープンワールドのゲームひいてはエルデンリングみたいだなと思った。
そんなことを考えながら歩いていたらデカいカラスが跳梁跋扈する日本庭園に辿り着いてしまったので踵を返して祝福まで爆走してしまった。

友達と合流して見る予定の場所というのは公園内にある『民族学博物館』なのだが、無料で見られるエリアもあるらしい。
しばらくそこで時間を潰そうと館内に入った。

???「あの〜、すみません」

誰ェ!?
声のする方を見やると見知らぬおばあさんがいた。

見知らぬおばあさん「急にごめんなさいね。あのね、今、点字のワークショップをやっててね、博物館に来てくれたお客さんに点字の名刺を作ってもらってるのよね。この博物館には広瀬先生という先生もいらっしゃってね、とても勉強になるし時間もそんなにかからないからどうかしら?」

僕「よろしくお願いしまァす!!!」

気付けば30分以上かけて点字の名刺を作らされていた(めちゃめちゃ人間態の名前で作ったのでモザイク処理してます)。
怪しいセミナーの勧誘かと思ったけどそんなものが国立の博物館でまかり通るわけがないので大丈夫だったぜ。
「点字を打つ時と読むときでは形が反転する」「点字なら暗闇でも本を読める」など普通に勉強になるワークショップだったので参加して良かったです。
もうひとつのワークショップにも勧誘されたけど「そろそろ友達と合流するぜ!」と華麗に躱した。

友達合流!
国立民族学博物館を見学する。
今回の旅行はとにかくこの『みんぱく』を見ることを第一目的としていたので(ワークショップ勧誘おばあちゃんを避けつつ)勇み足で展示室に入る。

みんぱくには民俗学・文化人類学に関する展示が行われており、世界中のあらゆる民族の文化や宗教や風俗に関するものを見ることができる。
中でも、儀式や祭事の際に使用される仮面・装飾・呪具の類いに興味津々だったのでその辺りを重点的にジロジロ見まくった。

↑この辺の人達のビジュが良過ぎて写真を撮りまくってしまった。
興味津々とは言いつつ、特撮オタク兼クリーチャーオタク的な目線で見ていたのでそれぞれの名前や背景をちゃんと覚えられなかったのが心残りだ。
これは言い訳になってしまうんだけど、みんぱくデカ過ぎ&展示物多過ぎ故にひとつひとつの展示物をゆっくり見られなかったのだ。
3時間かけて見学しても終盤は駆け足でササッと通り過ぎなくてはならないほどだった。

このページで展示物の一覧をざっくり見ることができるんだけど、情報量と物量に圧倒されてほしい。

誇張抜きで世界中の民俗学を網羅している。
いやゴメン。さすがに今のは誇張ありだったかも。
いやでも清廉潔白聖人君子高潔真摯の僕がうっかり誇張してしまうくらいすごかったんだから!信じて!
旅行中にもう一回行っとけばよかったしアパホテルじゃなくてみんぱくに泊まりたかったもん。『民泊』と同音異義語なんだからなんとか融通効きませんか?
国立民族学博物館バージョンのナイトミュージアムがあってもいいじゃないですか。

はい。

まあなんかゴチャゴチャ言ったけどとにかく見応えがすごくて知的好奇心を刺激される博物館なのでみんなも見ようね。

以下、気に入ったヤツら。

パーツが極端に長い(orデカい)と嬉しい
死んでても楽しそう
ミッドサマーが僕らに与えたイメージの罪は大きい
オタクのハンガーは先取りされていた
よく見ると全部ビーズの人
すごいフォルムのハイエナ
バロンの長さよ
ロン毛をマスクにするとはね…

これでもまだまだ氷山の一角だし、あとそう!入館料500円くらいなんスよここ!!!!
安過ぎ!!!さすが国立!ありがとうおめでとう!!!!!
スゴすぎなんですけどもっとお金かければもっとスゴくなると思うんでこういうところに国家予算いっぱいつぎ込んであげてくださいマジで。
頼むぞ国!!!!!!

ということで閉館ギリギリまで展示物をねぶり尽くして、ミュージアムショップで一陣の風となりてお土産を買い、颯爽と退場。

その後は友達とエキスポシティを練り歩き、フードコートで優雅に早めの晩御飯のヘレカツを食してターンエンド。
関西だとヒレカツのことを『ヘレカツ』って言うんですね。
街中で出会う方言って、地元の人の生活に自然と馴染んでるものなのか、あえてコテコテにやってるものなのか、外部の者からしたら一見わからない。
ヘレカツ…気の抜けた語感が可愛くて好きだな。ヒレカツより柔らかそうだし。

ある程度エキスポシティを堪能したので(コインロッカーに預けた荷物も回収して)解散しホテルへ向かう。

ホテルは事前に予約していたのだが、現地で宿泊料金を請求されてハチャメチャビビった。
予約時に入力したクレカ情報は支払いができるかどうかの確認だけしかしておらず、あくまで支払いの『保証』がされてるだけだったらしい。なにそれ。

支払いを済ませて部屋に入りベッドに横たわる。
ふくらはぎが久々の休息に安堵してヘラヘラしている。
それに反して精神は「自分まだいけるッス」と言っている。
僕は一切迷わず再び立ち上がり靴を履きホテルを出た。

【守口市】かすうどん あさひ | えび天かすうどん 850円

うめすぎ。
気付けば2駅隣のかすうどんの名店に辿り着いていた。遅めの晩御飯だ。
冷えた身体に温かなスープと柔らかなうどんが沁み渡る。
関西ローカルフードの中でかすうどんが一番好きかもしれん。
これを気軽に食べられない東京が憎い。

この憎しみを糧に2駅分歩いてホテルへ帰った。
おおきにやで。



1/12(日) 大阪旅行2日目


朝食はアパホテルのビュッフェ。
『平均』の味がして良かった。←貶してるように見えるかもしれないけど『平均』は偉い。

本日一発目は『海洋堂ホビーランド』!!!

今回宿泊したのは門真市という街なのだが、この街はパナソニックと海洋堂が統治している共和国らしい(冗談だぜ)。
松下幸之助とフィギュアだったら僅差でフィギュアに軍配が上がったので海洋堂ホビーランドへ。

ティラノサウルスによる出迎え

ここには海洋堂のフィギュアや海洋堂創業者の歴史にまつわるものが展示されている。

じっくり見たいところだけど予約の時間が迫ってるからワークショップの会場へ急ぐぜ!!!

いやおい!!!!グレムリンとザ・フライいんじゃん!!!!!!!本物!????

ワークショップ会場に向かう途中でグレムリンとハエ男と出会った。
映画の撮影で実際に使われていたものかはわからないけど、造形師の人から譲り受けたものらしいからすごく貴重なものであることは確か。
こんなん見れるなんて来て良かったな〜。

そんなことより時間が!
ミャクミャク様(インターネットのオタクだから様付けしちゃうね)塗装ワークショップの時間だよ!

未塗装のミャクミャクと塗装用の絵の具と筆が配られる。
タイムリミットは1時間。
アクリルガッシュとドライヤーを駆使してオリジナルミャクミャク様を完成させよ。

いざ…

勝負!!!

できた!!!

いや〜結構良くないですか?
塗りムラはあるものの思った通りの配色やグラデーションっぽい塗りもできたのでかなり満足。
1時間はさすがに作業時間としては短かったけど完成形をイメージできてたからなんとかなったわい。

ミャクミャクって造形が造形だからどんな色塗っても毒々しくはなるよな〜と思っていたら、同じタイミングでワークショップに参加していた家族連れが北欧の小物みたいな可愛らしい配色のミャクミャクを作っていて(先入観…)と思いました。
たぶんアイツらがリサ・ラーソンってヤツだな。

あと、最近は何を作るにもデジタルがメインだったけどこういうアナログなものづくりも良いもんだね。
自分のアクションに対する結果が直に反映されるのがかなり嬉しい。
使う塗装用具がアクリルガッシュっていうのも良かった。馴染みがあり過ぎてウケました。
久しぶりにコピックも触りたくなったな。
あとめちゃめちゃ3Dプリンターもほしくなってます、今。
無闇矢鱈と立体物を作って塗装しまくりたい。

そして…

ワークショップ終了後に改めて展示物を見て周ったけどレアなのデカいのちっちゃいのあって楽しかった。
施設は地元過ぎるスーパーの3階にあって本当にここで合ってるかちょい不安だったけど、かなり見応えあったのでここもオススメです。

地元過ぎるスーパーにオーパーツすぎるゲームもあった

どんどん行くわよ!キョン!
午後からは海遊館。言わずと知れたデカすぎ魚類ジンベエザメが2匹もいるシャレオツ水族館だ。

ここも友達と巡る予定だが時間が余ったので軽めのランチを食べた。

【大阪港】FUJIYA | メイプルトースト 650円

カリカリのトーストにメープルシロップとアイスとフルーツがのってるだけのシンプルな構成だけどこれがめちゃめちゃ美味かった。
家でも作れそうなものなのに異様に美味かったな…。
寒過ぎて温かい食べ物がありがた過ぎるだけという可能性もある。

満足したか?

した!

よしゃ!海遊館いくよ!

水族館…水族館な…もちろん好きだけど入場料高え!とは毎回思ってる。
むしろ博物館とか動物園が安すぎるんだよな。
でも水族館は設備の維持費とか考えたらそれくらいはするよな…と納得はしてるから問題ないぜ!
そういえば国立の動物園とか水族館って無いらしいね。
おい国!その辺も頼むぞ!!!

さて

来た

現在海遊館ではリアル謎解きゲーム「グレート・バリア・リーフから君へ」を開催中だ。

海遊館には、オーストラリアのグレートバリアリーフというサンゴ礁地帯を再現したエリアがあり、そこをリニューアルした記念として開催されているらしい。

水族館内各所に散りばめられたヒントを頼りに謎を解いていくので、水族館の展示と謎解きを両方ともしっかり楽しめるつくりになっていてかなり良かった。
初心者2人で挑んでなんとかなったので難易度は易しい方だと思う。
ただ、水族館を見る時間と合わせてクリアするまで4~5時間かかったので、これから挑む方は注意だぜ。
謎解きってあんまり経験ないんだけど、詰まった時の8割くらいは問題文を理解できてない時なので国語の能力が大事だなと思いました。

あと、謎解きセットやホームページのデザインが全体的に可愛くてここも良かった。

洒落てるクリアファイルにも仕掛けが…!?

水族館って暗いしアクリル板が分厚いしでかなり写真撮るのムズいよな。

とりあえず綺麗に撮れたジンベエザメとピントが合いすぎてプラモみたいなカニの写真を残しておくね。

14時頃から謎解きをしていたがクリアした頃には19時前になっていた。
脳のリソースを水族館と謎解きに割いていたため時間感覚が死んでいた。
恐るべしグレートバリアリーフ。

その後は北極星という関西のオムライス屋さんでオムハヤシをシバいてフィニッシュ。


ふくらはぎ「キツいッス!」

精神「まだいけるッス!」

僕「よっしゃ!」

1度ホテルに戻ったが堪らず再出発。


名前が面白すぎる銭湯こと『ナショナル温泉』に辿り着いた。
さっきも書いた通り、ここら一帯の実権はパナソニックが半分握っているので、パナソニックにまつわる施設が点在している。
その中の一つがこのナショナル温泉だ。

昔ながらの銭湯で、男湯と女湯の中間に番台さんであるおばあちゃんが鎮座していた。
パナソニック製のものかはわからないが泡がボコボコ出るタイプの風呂が3種類くらいあり、エンタメ性が高くて良い銭湯だった。

こういう銭湯に慣れていないので、何か粗相をしてベテラン銭湯翁(せんとうおきな)にお叱りを賜ってしまうのはあまりに恐れ多いため、周りの目を気にしながら静々と風呂を楽しんだ。

そろそろ上がるかと立ち上がると、中央の大きめな風呂で異様な光景を目の当たりにした。

ジジイの頭が風呂に浮かんでる!!!!!

海遊館で見たクラゲにそっくり!!!!!

ていうか死んでる!?ヒートショックか足を滑らせたか!?!?119か!!!???

と思っていると潜水ジジイはざぶりと立ち上がり、大きく息を吸ってまた風呂に潜っていった。
そして水中で自らのハゲ頭や顔面を手で擦っている。
そうか、ベテラン銭湯翁(せんとうおきな)ともなると風呂に潜って湯治をするらしい。
恐れ入ったぜ。

ああはなるまいと決意を新たにし、僕はナショナル温泉を後にした。
あとついでにコンビニでカールを買って食った。


1/13(月) 大阪旅行3日目


めちゃめちゃ最終日やっちゅうねん。

今日は友達と会う予定もないしフリースタイルでいくぞ。

ホテルでビュッフェ!
昨日は和食中心コンボだったので今日はパンを食った。
物足りなくてカレーも食ったらしっかり後悔した。

まずは大阪城に行った。

デカくてウケる。
が、先日見た太陽の塔のインパクトには負けるな、というのが正直な印象。
54.8メートルとサイズでそもそも負けてるというのもあるが、末広がりで安定感のあるフォルムで建築物然としている。当たり前なんだけど。
これは大阪城がダメなんじゃなくて太陽の塔が建物として異常すぎるんだと改めて感じた。
70メートルもある人型の建造物(芸術)の方がおかしい。
牛久大仏も見たことあるけど、それとも別種の迫力があったな。

それはそうと、ゴモラにぶっ壊されても再建して今も大阪の街を見守っているお城なので見ておきたいぜ!
と入り口に向かったら信じられないくらいの長蛇の列が僕を待ち構えていた。
なに?天守閣で初詣でもやってるんですか?
ちょっと気軽には並べないレベルの人の数だったので天守閣は諦めた。

大阪城公園を一周したので次の目的地を目指すことにした。

???「あの〜、すみません」

誰ェ!?
声のする方を見やると見知らぬ男子大学生二人組がいた。

見知らぬ男子大学生「お兄さんすみません。僕ら近くの大学で心理学を勉強していまして、いろいろな人に心理テストに答えてもらってるんですけど、そんなにかからないと思うんで少々お時間いただけないでしょうか?この絵が何に見えるかっていうのを答えてもらうだけなんですけどどうですかね?」

僕「よろしくお願いしまァす!!!」

ということで差し出されたスマホを確認する。
黒くて丸いものの中心に白い筋が入っている簡単なイラストと、①葉っぱ②花びら③米④コーヒー豆、という4つの選択肢が並んでいた。
僕は直感を信じて「葉っぱに見える」と答えた。
すると男子大学生の二人はなるほどと言い、何かに納得したような顔をしていた。
この心理テストはストレス度合がわかるものらしく、①の葉っぱを選んだ人は最もストレスを抱えているタイプとのこと。
「お兄さん、結構ストレス感じるタイプですか?」と聞かれるが、「全然ストレス感じずにお気楽に過ごしてます」と答えた。
どうやら予測とは違った返答をしてしまったらしく、二人は「珍しいな…」と少し困惑しているようだった。

だってどうみても葉っぱにしか見えない形状だったんだもん。

「では次です!」
とまたスマホを差し出される。
ここに木の絵を描いてほしいとのことだった。
僕は丸っこいあつ森の広葉樹みたいな木の絵をスマホ上に描いた。
すると男子大学生の二人はこのパターンか~などと言い、また何かに納得したような顔をしていた。
この心理テストはどのような対人関係を望んでいるのかがわかるものらしく、針葉樹のような尖った木の絵を描く人は一人が好きで、広葉樹のような丸っこい木の絵を描く人はみんなといるのが好きなのだという。
「お兄さん、人と一緒にいるのが好きでコミュニケーションを大事にするタイプですか?」と聞かれ、(一人が好きでもコミュニケーションは大事にするだろ)と思いつつ「一人が好きッスね~」と答えた。
またもや予測とは違った返答をしてしまったらしく、二人は「逆のパターンか…」と更に困惑しているようだった。

ちなみに木の根っこまで描く人は計画的で自分の意思をハッキリと持っている人とのことだったが、「すみません、一人が好きで無計画にぼんやり生きてるお気楽ボーイです…」と答えた。

外れ値ばかり出すクソサンプルで申し訳ないなと思いつつ、その場を離れようとしていると、今後とも定期的に心理テストをZOOM会議経由で受けてほしいと勧誘された。
薄々感じていたものが確信に変わったため、その勧誘は丁重にお断りさせてもらって大阪城公園をあとにした。

たぶんあのまま連絡先を交換してたらなんかのセミナーに参加させられてたんだろうな~。


その後、住吉大社に行き、以前そこで買ったお守りを返納した。
なんか返納の仕方を間違えた気もするけど、まあこういうのは気持ちが大事だもんね!おっけー♪

お守りの返納を済ませたあと、なんだかハチャメチャに歩きたくなったのでハチャメチャに歩いた。

具体的には『住吉大社』から『なんば』まで、6キロメートルの道のりを1時間半かけてとにかく歩いた。
この道中は地元の方々の生活に根差した雰囲気があり、駅ごとに可愛らしい商店街があった。めちゃめちゃシャッター降りてたけど。


激安と噂のスーパー玉出にも遭遇した
実際安い

ちなみにこのスーパーお散歩タイム中はオモコロラジオのありっちゃありスパークを聞いていた。
他にも好きなラジオ番組はあるのだが、旅先で聞くのはなぜか決まってありスパだ。
落ち着いたおじさん二人のゆったりしたトークが一人旅の雰囲気にマッチしているんだと思う。

この回が好きで何度も聞いてしまう。

旅先でイヤホンをしてラジオや音楽を聞いちゃうのはちょっともったいないかなと思うんだけど、旅行中に聞いていた音源を再度聞くと旅先の風景が割としっかり思い出せたりするので個人的には結構あり、いや、ありっちゃありだ。

なんば及び日本橋(にっぽんばし)を散策しているとオタクに馴染みのあるお店が目に入ってくる。
旅先でチェーン店を見つけると安心するなんて話もあるが、まさかその現象が『まんだらけ』と起こるとはね…。

なんかニセモノっぽい仮面ライダーがいるお店で
仮面ライダーカブトに登場する怪人の限定ソフビを買った



西のオタクタウンを満喫したのでなんばを離れて梅田へと向かった。
梅田発の夜行バスに乗るためだ。

【梅田】はなだこ | ネギマヨ(6個) 670円

帰る前に美味いたこ焼きを食べなくてはと思い立ち、梅田で人気のたこ焼き屋さん『はなだこ』へと赴いた。
立ち食い形式の小さなお店なのだが、ここのたこ焼きが美味しいらしくギリ並んでもいいかなレベルの行列ができていた。
時間も余ってるし大阪らしい名物を食べたかったので意を決して並んだ。
「意を決して」とか書くと重大決心をしたかのような雰囲気が出ちゃうけど、実際のところはだいぶぬるっと並んだ。決心も何も全然悩まなかった。

今回食べたのはたこ焼きにネギをたっぷりのせた『ネギマヨ』。
寒空の下で40分くらい待ったかいがある絶品のたこ焼きだった。
このお店では複数のソースから好きなものを選ぶことができるのだが、今回はポン酢を選んだ。
これがネギと相性ばっちりで美味ェんだ…!
マヨがそいつらをしっかり繋ぎ止めてて偉ェんだ…!
安パイのソースじゃなくてポン酢をチョイスできたのはちょっと偉すぎたな。



梅田の大丸でNintendo OSAKAやらポケモンセンターやら仮面ライダーストアやらを巡ってオタク欲を満たしたのち、職場用のお土産を買った。

かわいいね

デパ地下での買い物は思ったより難しく、これいいじゃん!と思ったお店やスイーツでも、よくよく調べると東京でも買えるものだったりする。
また、大阪限定のものでもオシャレ過ぎると『旅行のお土産』感が薄れる気がする。
更に、自分のいる部署用に買うべきか会社全体用に買うべきかなどを考え始めたら何もかもが面倒くさくなりかけていた。

そんな彷徨える子羊の目の前に突如現れた救世主<メシア>
それが

【ミナモアレ】たこ焼きそっくりクッキー!!!!!!!
大阪発のチョコレートブランドで!
見た目にインパクトがあって!!
手軽に食べれる個包装で!!!
しかもお手頃価格(26個入り1296円(税込))!!!!
最高~~~~~~!!!!!!
ありがと~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!

これにて任務完了…。
これで安心して関東に帰れるぜ…。

大満足しながら時計を確認するとバスの出発時刻まであと5時間もあった。
時間に余裕があるものの、梅田周辺でサクッと見られる観光スポットも無いし、これから長時間バスで揺られる前に一度腰を下ろして落ち着きたい。

そんな時はコメダ珈琲店だ!!!!!!!!!!!!!

ジェリコッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
旅行先でチェーン店のカフェでのんびりするの気持ちいい~~~~~~~~!!!!!!!!

でもまだ2時間以上余ってるんだけどどうする…?

カラオケっしょ!!!!!!

旅先で一度日常っぽい店に入ると、そこからタガが外れたように知ってる店に入りまくるようになってしまう。
まんだらけもヨドバシカメラもコメダ珈琲店もカラオケまねきねこもいつもありがとう。BIG感謝やで。

上手に時間をつぶしたのち、スムーズに夜行バスへと乗り込んだ。
あとはもうおケツを労わりながら関東に運ばれるのみ。
明日は有給休暇で一日フリーにしてるし大安心だ。
おやすみ!

ということで、2泊3日の大阪旅行に行ってきました。
友達とちょいちょい遊びつつも自由に楽しんだ一人旅でした。
バカクソ寒くて風邪ひくかと思ったけど超元気だし、大阪はずっと晴れてるしでかなり最高と言ってもいい旅行だったと思います。

そういえばひとつ発見があった。
僕は歩くのが好きで割と一日中歩いていられるんだけど、楽しく歩いていられるのには限界があるとわかった。

それが35000歩(約26キロメートル)くらいらしい。
この辺を超えてくると腰、ふくらはぎ、かかと辺りからSOSが飛んできて「たのしくおさんぽ!」とか言ってられなくなる。

行きたいところに行って食べたいものを食べる超楽しい旅行だったけど、まさか自分の限界を実感することになるとはね…。
これからも無理せずド歩こうと思います。

あと!今金曜日の深夜なんですけど!やっと書き終わったんですけど!
12000文字も書いてるんですけど!!!!!
こんなことしてる場合じゃないッスよ…。なににリソース割いてるんスか。頼みますよホント。
まあでもこういうのを記録として残しておくのも大事だと思うのでよしとします。
でも次回以降はもっと文章量抑えて書きます。さすがにダルいので。


おわり


【サムネイルの画像】
大阪旅行中にゲットした仲間たち


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