Road to JACK POT -last bet- ラストクエスチョンワンマンライブ@渋谷WOMB その2
1月、いよいよWOMBワンマンのチケット販売が開始されました。
同時にチケットお渡しクエストとして、チケット販売枚数に従って新アルバム制作や新曲群からの先行配信、東阪ツアーといったイベントが実現されるという企画も開始。そこに書かれた目玉は、販売350枚で達成される過去曲「ラストクエスチョン」の封印解除でした。
(当然目標である400枚にも、イベントは用意されていたのですがシークレット扱いだったので、目に見えるものとしては350枚が目玉だったのです)
ラスクエは、活動開始当初は事務所に所属しており、後にそこを離れて自主運営となったグループです。製作費を事務所法人が負担していた曲は、権利関係が微妙な点もあり、とあるタイミングで封印し、その後演奏されることはなくなっていました。
そのうちの1曲がグループ名と同名の楽曲「ラストクエスチョン」だったのです。
そして350という数字は、その事務所所属時に開催したワンマンでの最高集客数。
つまり、このクエストは現体制のラスクエが、事務所所属時代のラスクエから楽曲「ラストクエスチョン」を取り戻す戦いとして設定されていたのです。
このクエストによって、ワンマンチケットの売れ行きは、メンバーも応援する側をも巻き込んだ、全員で紡ぐ一つの物語となりました。
(冷めた目で見れば、本当にうまいやり方です。チケットを買った人が物語の一員になってその物語を進めたければ、周囲に参加を呼びかける事になる。中の人、策士だな。)
チケットの販売枚数は、主にメンバーの御坂さんがフリップにして日々報告してくれていました。
(関係ありませんが、筆者は御坂さん推しです。見て下さい、美人でしょ!可愛いでしょ!さらに歌も抜群に上手いし、聞き惚れちゃう声なんですよ!!)
そんな仕掛けもありつつチケット販売が開始されて1ヶ月経った頃、CHEERZというアイドル応援アプリの投票バトルにリーダーの桃井さんが出るとアナウンスがありました。
アイドルに特に興味の無い一般のお客さんも多い「肉フェス」のステージ出演権をかけた投票です。その開催時期は、なんとワンマンの2週間前!
集客数は非常に高いイベントなので、多くの人にラスクエの良さをアピールできるチャンス。そこから直接ワンマンに繋がる率は高くはないかも知れないけれど、母数が大きければそれなりの枚数になるはず!
パーティはどうにかこのチャンスをつかもうと、投票協力を各方面に呼びかけまくります。別のアイドルのファンの方々、家族、友人、職場の同僚に頼んだ人もいたでしょう。協力して頂けた票と、パーティが取りまとめて投じた票によって、バトルは桃井さんがトップを取り、無事、肉フェスのステージ出演権を手に入れる事ができました。
(しかも桃井さんは、同時期に開催されていた肉フェスのステージMCを選ぶバトルにも、ちゃっかりエントリー。集めた票を有効活用して、こちらもトップで勝利してました。中の人、策士だな(2回目))
この時点で、GWの冒頭27日に連続主催の5回目、29日に肉フェス、6日にギュウ農フェスの出演が決まった状態でした。そして4月の上旬には恒例となったヨコハマカワイイパークへの出演(3日、5日)も発表され、ワンマン前の2週間がフェスと主催で埋まるというスケジュールである事が明かされました。
(フェス系イベントでのライブは、物理的に多くの人の目に触れるため、アイドルさん側からすると自分達を広く知ってもらうチャンスですし、見たことはあるという人にワンマンライブが近い事を伝える絶好の機会なのです)
いろんな不確定要素はありましたから、うまくいったのは偶然だと言われればそれまでですが、狙わなければこうはならない訳で、見事に配置された大型フェス&ライブ群を見た時には、ワンマンに向けて講じて来た策が完全にハマったなと、唸らずにはいられませんでした(中の(以下略))
さらに、つづきます。
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