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「有機農業は生き方」26歳の有機農家・横田さんの想い@埼玉県小川町

おはようございます🌞気候はすっかり夏模様。

7月10日、11日と、ご縁と偶然が重なって埼玉県小川町を訪れました!小川町は「有機農業の町」で有名。

昨年から食や農に興味があった私、とっても気になっていた町でした:)

小川町公式HP

https://www.town.ogawa.saitama.jp/

2日間の出来事をすべてつづりたい思いですが、11日に奇跡的出会い(私も横田さんもスコールを避けるために小川町観光案内所へ)を果たした有機農家・横田かいさんのお話が貴重すぎたのでここに残したいと思います。

横田さんはご家族で有機農業に取り組まれているそうで、現場の声を聞かせてくださいました。(以下横田農場さんのHP)

http://yokotanojo.com/?page_id=8178

※昨年から食や農に関心を持ち、地球環境問題との関連を調べていたので、それが前提でお話させていただいた内容です。ですので今回のnoteには今の食・農の課題については深く触れていません。また後日整理して投稿します!

有機農業とは?

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%89%E6%A9%9F%E8%BE%B2%E6%A5%AD


慣行農業は悪者?有機農業であれば良い?

小川町は無農薬野菜、有機野菜の産地として有名で町内には確かに有機農家さんが数多くいらっしゃいます。日本全土で有機栽培の耕作地が0.4%ほどといわれるなか、小川町全体では10%ほど!

「でも慣行農業でもこだわって野菜つくってる人はたくさんいる。一概に有機農業であればいいということではない。」

事実、今の日本の食(人口の多い日本…)を支えるためには、慣行農業でやっている人が必要。

「そりゃ広い土地で大量生産でやった方が価格も抑えられる。消費者はどうしても安い方を買うから、慣行農業の方が儲かる。それぞれの事情もあるから有機栽培のものを買ってくれと言われても高くて難しい人もいると思う。


それでも自分らの、子供たちの未来を考えて。農業やり続けるためには僕は有機農業を選ぶよ。だって小川町だって若手農家3人しかいないからね。僕が辞めたらどうするよ?」


会社と家の行き来じゃ、気づかないよね。

「自然と向き合ってると地球温暖化の影響は肌で感じてる。たとえば、菜花(「カキナ」というらしいです)の開花時期は春だけど、最近の気候は温かくなったと思ったら寒くなったりしてるから。花が『春だ』と思って咲くんだけど寒くなって枯れちゃって。花って何度も咲くもんじゃないから。

都市で、会社と自宅の行き来じゃ地球温暖化の影響なんて感じにくいでしょ。それって怖くない?」

言葉を選びながら、心から事態の深刻さを伝える横田さんの姿。

言葉に、重みがあって。しっかりと地に足の着いた言葉と熱い熱い想い。

私はただただ耳を傾けて、メモを取るばかり。

「農産物をトラックで運ぶときに使うエネルギー、どこから来てるんですか?って。そりゃ野菜を食べてくれる人が直接来るのにも相当エネルギー必要だと思うけど、僕はそっちの方がうれしいなぁ。」

愛の、エネルギー。

「これ、話してると答えの出ないでかい話になっちゃうけど、でもみんなでやっていかんと。行動する人を増やさんと。「今」根本から変えていけば間に合うかもしれないから、大人を変えて、自分たちも変わっていかないと。


自分たちの食べてるものが、どうやってどこでできてるのか。誰が作ってるのか。バックストーリーをちょっとでも考えていけるような習慣だったり、伝えるシステムだったりがあるといいよね。

安いってことは、どっかで誰かが苦しんでるってこと。有機農業とかって、環境からの観点が強いけど、ひと、社会にとってうれしいんだ。」

議論白熱。かれこれ1時間半くらいお話させていただきました。


最後にひとつ、質問を。


―先ほど有機じゃない方が儲かるってご自身でおっしゃっていましたが、それでも横田さんが有機農業を選択される、そこにある想いって何ですか?

おじいちゃんになるまで農業やりたいから。やり続けるために持続可能な方法のがいいよね。う~ん、『生き方』かな。



ここにも仲間が。一人じゃないんだ。そう感じて、胸の奥がじんわり。

環境問題に危機感をもって、情熱をもって取り組む横田さんの貴重なお話を、聞かせていただいたお話を大切に、誰かの下にも届けたい。


皆さん。想いのある野菜を、愛で育てられた野菜を食べませんか?


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