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hinataレンタルから見る2022~2023のアウトドア市場の需要の変化
こんにちは!vivit株式会社の駆け出しPR担当の間﨑(まざき)です!このnoteでは、アウトドア業界に関わりがある、もしくは興味がある企業、団体の方に向けて、様々なアウトドア情報を発信しています。第4回の今回は、hinataから見るアウトドア市場動向の1回目として、hinataレンタルから見た2022〜2023年のキャンプ市場の需要の変化について書かせていただきました。昨年のキャンプ業界はどのような市場動向だったのか、今年のアウトドア市場はどうなっていくのか、「これは違う、それは共感!」などと、読んだ後に是非ご感想いただけると嬉しいです。それでは最後までお楽しみください!
hinataレンタルとは
hinataが運営するキャンプ用品のwebレンタルサービス。
特徴は、下記の3つです。
①多くのキャンプ場と提携しており、現地での受け取り、返却が可能
②安心、そして楽しむために考えられたラインナップの充実
③キャンセルポリシー、設営動画など初心者も安心の整えられたサポート体制
個人利用から団体・法人利用まで幅広く対応しているので、何も持っていない方が一式セットで借りることも、自分の持っているキャンプギアに加えて足りないアイテムに絞ってを借りることもできます。企業や学校のイベント向けに、100人規模でのレンタルも可能です。
・hinataレンタルが目指すもの
アウトドアは、最初に必要な装備一式を揃えなければならないなど、まだまだ「始めること」「楽しむこと」「続けること」にハードルが高い状況です。また、充実したアウトドア体験をするには、ある程度の知識が必要です。さらに、金額も手頃なものではありません。
hinataレンタルは、「借りる」という選択肢を提供することで、より多くの人が手軽に、質の高いアウトドア体験ができる世界を目指しています。
・商品ラインナップ
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キャンプ用品が一式揃ったセットから単品のアイテムまで、豊富なラインナップの中からお手軽にレンタルできます。在庫数は合計5000点以上。また、全アイテムメンテナンス済みで安心です!
2022年の「hinataレンタル」利用傾向から見たキャンプ市場の動向
2022年の動向を、市場の話、hinataレンタルの話から考えていきたいと思います。まずは、市場全体の動向からお話しします。
「レジャー白書2022」によれば、2021 年の余暇市場は 55 兆 7,600 億円となり、前年比では 1.0%増加しました。コロナ禍で2020年に大きく落ち込んだ市場は、「ウィンドウショッピング」「温浴施設」など多くの分野で復調傾向に。しかし、「国内観光旅行(避暑、避寒、温泉など)」などさらに落ち込む分野もあり、トータルでは若干のプラスにとどまる程度でした。また、コロナの影響により、読書や動画鑑賞などの1人でも出来る余暇活動への参加人口が増加した傾向が見られました。(出典:レジャー白書2022)
一方で、2022年度の国内アウトドア用品・施設・レンタル市場規模は、2021年度の3,262億円から6.5%増加。2020年から右肩上がりが続いています。(出典:矢野経済研究所)
つまり、2022年は、人との接触がない「おうち時間」のような遠方への移動を伴わない余暇活動が増えたにも関わらず、キャンプ市場は左右されることなく、コロナ禍でも好調に成長していたと言えます。
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※具体金額は割愛
hinataレンタルの実績を見てみると、法人売上は、2020年に比べて約8倍増加しました(上記グラフより)。まず、法人Webページへの来訪、利用相談の問い合わせが昨年より倍以上に増加しました。また、そこからの成約率も、コロナ禍を理由とした中止が減ったことで高くなっています。取り組みの内訳を見ていくと、驚くことに単純なキャンプ目的でのレンタルは半分程度でした。多くが、校外学習や企業研修、イベントのコンテンツなど既存行事に、「アウトドアにしかない要素」を付与することを目的としたレンタルでした。
一方、個人利用に関しても、売上は伸長しました。その後押しとなったのは、商品ラインナップの変更による需要獲得。
2021年までは、基本的な宿泊セットのレンタルや、アイテム単品のレンタルがメインでしたが、2022年は、焚き火台に鉈や着火剤を組み合わせた「焚き火スターターセット」や、バーナーに調理器具一式を組み合わせた「お料理ツールセット」、寝袋とマットとコットを一つに合わせた「快眠セット」など、テーマごとに必要アイテムを集めたセットを新たに用意。すると、テントや基本セットにオプションセットを組み合わせた利用が増加。注文全体のうち、小物の注文割合が増加しました。
さらに、厳冬期用の寝袋やコットを増やした所、多くの注文を獲得。冬に経験者に付き添ってデビューする初心者や、手持ちのアイテムとレンタルを組み合わせて冬キャンプに挑戦するユーザーがいることもわかりました。
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オプションセットのレンタルが増えたことで、基本セットの割合が下がり、
寝袋やマット、コット、調理器具の割合が増えている。
上述の通り、法人と個人どちらの需要推移から見ても、人々はこれまで以上に、アウトドアでしか得られないさまざまな体験を求めており、またキャンプにその期待を寄せていると言えるのではないでしょうか?
2023年のキャンプ市場予測
市場の伸びとhinataレンタルの実績からも読み取れる通り、コロナ禍のここ数年は生活や心理の変化から、アウトドアの価値に気づき求め始める人が増え、アウトドアブームと言われるような状況が続いていました。では、この流れは2023年も続くのでしょうか?
直近では、コロナの規制緩和により、お出かけの選択肢が増え、キャンプ市場の衰退を懸念する声を耳にすることもあります。しかし、決して悲観する必要はないと私は考えています。2022年に顕著だった法人需要は、2023年に入ってからも様々な業界から問い合わせを頂いており、引き続き好調。それをきっかけに新たにキャンプを始める個人ユーザーの増加も期待できます。また、長距離を移動しながらその道中で車中、車上で宿泊する「オーバーランドキャンプ」のような新たなキャンプスタイルが注目されたり、普段使いできるおしゃれなアウトドアウェアがアパレルショップで取り扱われることも増えました。
このように、アウトドアに触れる「場」の提供と「楽しみ方」の提案、アウトドアが根付いた「ライフスタイル」の提案を継続できれば、2023年のアウトドア市場もまだまだ成長し続けられるのではないでしょうか。
実際、hinataレンタルの売り上げは2023年も継続して伸びており、さらにその利用場面も幅広くなってきています。キャンプでの焚き火、料理など、より体験を重視したレンタルの増加とその成功は、まさに、人々がアウトドアを通して得られる”体験”に価値を感じていることを物語っているように思えます。
2023年は、コロナの5類への移行により、レジャー業界全体での競争の激化が予想されます。これまでの動向からわかるように、今までのようなキャンプ、グランピングをただ提供するだけでは、現状維持するだけで市場としては、停滞するかもしれません。
しかし、人々が本質的に求めるアウトドアの体験価値は無くなりません。今後業界全体を成長させるには、いかに「体験機会を広げていくか」が大きな鍵になりそうです。既存のレジャーやイベントとアウトドアを掛け合わせるというのも1つの有効な手段だと私は考えています。
その手助けとして、我々は「借りる」という選択肢を提案しています。hinataレンタルは、「道具の保管場所に困る」「そこまで頻繁に行かないし、購入するのはちょっと」…などの課題を解決し、日々の暮らしの延長で、手軽にアウトドアに触れることができます。
最後に
これまで、2022〜2023年のアウトドア市場の動向について見てきました。市場は安定して成長していますが、需要の多様化により、その形が変化しているのも事実です。2023年のキャンプ市場は、より一層、その多様化に対してのアプローチの仕方が大切なのではないでしょうか。その1つの選択肢として、「借りる」が当たり前に存在すれば、大変嬉しく思います。
この記事を読んで、是非、hinataレンタルに相談したい!という企業様は下記フォームよりご記入お願いいたします。
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