Under the rose個展|ミラの星を胸に、きらめきの拍手の中へ
クジラ座の胸に輝くミラ。「ふしぎなもの」という意味を持つ星に見守られる庭。光が強まったり弱まったりする度に、現実と空想の世界が縮まったり離れたり。
そんな不思議な世界を作り出すUnder the roseさまの記念すべき初個展が、星のきらめきの拍手が溢れるなか、幕を上げました。
動植物たちが、ワルツのように軽やかに集まってくる。ひとつずつ手縫いで制作されているビーズやスパンコールで着飾ったアクセサリーをお楽しみください。
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今日は何か素敵なことが起こりそうで、くちびるに薄く紅を差していると、鏡の先にきらめく何かが飛んできた。急いで振り返ってみれば、庭に咲いている丁香花(ハシドイ)の木の下に、それはそれは美しい2匹の昆虫がいたーー
丸々とした身体は、手触り優しいベロア生地で制作されています。中央のビーズが、小さな魂のように力強く光る。
襟元にビーズを着けて着飾った茶目っ気たっぷりの姿。一匹はサファイア色の羽を持ち、モーヴを帯びた瞳が厳かな態度で舞踏会へと誘います。
片方は、ラベンダー色の身体に深い紫のビーズが並びます。
お気に入りのお洋服に留まってくれれば、夢のようなどこかへ向かう勇気を与えてくれるブローチです。
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足元の緑を避けながら、脚は軽やかにステップを踏む。ひとりだけのワルツは、夜の灯が照らし出す昆虫たちを追いかけた。
月が真上に架かるテラスは、どこよりも鮮やかに輝いていた。そこには、繊細なガラスのように薄い花弁が折り重なる薔薇が咲いている。
予感めいて差した口紅と同じ色。ブラン・モーヴ・リュビ。今宵ワルツを踊るなら、どの薔薇が一番、私を映えさせる? 薔薇に頬を寄せてみれば、聴いたことのない、初めての音色がくちびるから流れ出す。
花弁にはビーズで描かれた蝶が堂々と舞い、花の芯には繊細なシフォンが少しずつ色調を変える。青々とした若々しさだけでなく、金色に装飾された葉が柔らかなエレガンスで魅力します。
Under the roseさまの優しい眼差しが紡ぎあげてきた世界に、たくさんの動植物が引き寄せられ息づく。どこか奇妙だからこそ心を奪われる。そんな「美」を体現するアクセサリーを身に付け、初夏の凛とした風に纏われる2シリーズです。
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作家名|Under the rose
作品シリーズ名|ビーズ刺繍の昆虫ブローチ No.7「ムラサキハシドイ」
フェルト・スウェード・ベロア・ガラスビーズ・フレンチワイヤー
作品サイズ|約5cm×5cm/約10g
制作年|2023年(新作/デザイン発表2021年)
*オンラインショップに別ショット画像掲載中(以下同)
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作家名|Under the rose
作品シリーズ名|ビーズ刺繍の昆虫ブローチ No.36「ハクカハシドイ」
フェルト・スウェード・ベロア・ガラスビーズ・フレンチワイヤー
作品サイズ|約5cm×5cm/約10g
制作年|2023年(新作/デザイン発表2021年/新色)
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作家名|Under the rose
作品シリーズ名|ビーズ刺繍の薔薇のブローチ No.26「トルバドゥール」(3色)
ブラン・モーヴ・リュビ
フェルト・スウェード・ベロア・ガラスビーズ・フレンチワイヤー
作品サイズ|約8cm×4.5cm/約8g
制作年|2023年(新作/デザイン発表2022年/リュビは新色)
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