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ゲイを受け入れられていなかったあの人は元気にしてるだろうか

僕が20代の頃に知り合った人の話をふと思い出したので書いてみる。

当時はまだmixiが全盛期だった。(時代だなぁ)
僕も例にもれずmixiをゲイアカウントでやっていた。

その時に繋がっていた方からDMをもらったのだが、どうやら僕のバイト先によく来ているとのことだった。
その方もゲイアカウントだったのだが、身バレ防止のため顔を出していなくてすぐに誰かはわからず。(筋トレ好きみたいでマッチョな体は載せてたw)
しかもバイト先で何度か僕とも話したりしていたと。

DMの内容と照合していった結果、1人該当者がいたのだが、バイト先で「あなたですか!?」と聞くわけにもいかず、どうしたものかと思っていたところに向こうからバイト先で声をかけてくれた。
僕のファイリング(?)は当たっててその該当者の方だった。
声かけてくれた時に、僕が薄々そうかもと思っていたことを伝えたら驚いていた。

※書きやすくするため、今後はOさんと表記します。

誰か分かったところで、互いのゲイバレ記念?に飲みに行こうということに。
どんな話をしたかはほとんど忘れてしまったが、1つ印象に残っていることが。

Oさんは当時30代中盤くらいだったと思うが、自分がゲイであることをまだ受け入れられていなかった。
出来る事なら結婚して、子供が欲しいと。
だた女性との恋愛は気持ちの面で難しいと。

その話に僕はもう男性との恋愛に振り切って楽しんだ方が良いと伝えた様な気がするが、今思えば余計なお世話だったかもしれない。
当時20代前半でゲイを受け入れてた僕にそう言われるのは複雑な心境にさせてしまったかも。

最初からゲイである事を受け入れられてて、それを楽しめるという方もいるかもしれないが、それが受け入れられなくて苦しい思いをする人の方が多いだろう。
特に僕よりも上の年代の方は多いのではないだろうか。
結婚しないのか?など周りのプレッシャーは誰もが経験するところだ。

Oさんとはその後にもう1回くらい飲みに行ったような覚えがあるが、連絡を取らなくなってしまった。

あれから15年くらい経ったが、Oさんは元気にしてるだろうか。
あの時、受け入れられなかった気持ちはどうなったのか。
良い出会いがあって気持ちに折り合いがついてたら良いなと思う。

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