
黙って行ってごめんなさい。
先日乗った飛行機の機内誌で見つけたビアズリー展。
ほほぉう。それは是非行ってみたい。と先日行ってきました。
「おまえの口にくちづけしたよ、ヨカナーン」
「ヨカナーンとサロメ」
「ヘロデ王の眼」
「ベリー・ダンス」
「踊り手の褒美」などのサロメ関連の絵は知っていたけれど
オーブリー・ビアズリーという人物の事は何も知りませんでした。
25歳でこの世を去っている。という事も。
ゆっくり鑑賞すること約2時間。
とても素晴らしかったです。そして、大好きなギュスターブ・モローの作品もありまして、これまたとっても嬉しかった。
今回知ったのと同じ経緯で、彼の自宅が美術館となっている事を知り、12年位前に行った時の写真をついつい探しつつ、思い返してニヤニヤしています。そして今回はもうひとつの嬉しいオマケ付き。ブルース・ジェームズ・タルバートと言う人を知りました。展示されていたのは室内装飾テキスタイル。直球の「好き」がずどんと胸に飛び込んできました。
あぁもう。わくわくが止まらない。
図録も買って余韻に浸っていたら、学校から帰ってきた子がそれを発見。
そして「これは何?」「え?行ったの?」「いつ?なんで黙ってたの?」の質問攻め。どうやら彼女も観に行きたいと思っていたそうで、非常に憤慨しておりました。「せめて行く事言ってよね。」と捨て台詞を吐き、図録を抱え自分の部屋へ行ってしまいました。

母。反省。
でもさーお母さんだってさー一人でゆっくり行きたいさー。
誕生日企画のひとつでもあったしさー。
そりゃ、気持ちはわからんでもないけど、行きたいならその時教えて欲しいよねー。
・・・。なんて気持ちは、ぐっと私の心の中に押し込めて、もう一つ行きたいと思っている展覧会があったので聞いてみる事に。
ビアズリー程の食いつきはなかったけれど、作品が大きくて見ごたえがありそう。という点に惹かれたらしく一緒に行く事が決定。
今回のピアズリーは図録で我慢、または日程調整がつけば行くという事でお許しいただけました。苦笑。
春休みに行こうと予定してる美術館もあるし、他にも行きたい場所あるしで結構忙しいと思うけど頑張ろう。
いやはや。いやはや。
図録を買わなければ気づかれなかった?いえいえ。携帯の写真を見たらアウトなので、やっぱり一緒に行ってみる?興味ある?って一言が大事ですね。
平日の朝イチは、彼女が興味を持たないモノ優先なのかしら。