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【カナダワーホリ】 日本になじみのないチップ制度…#24


はじめに

みなさんこんにちは。2024年7月にワーキングホリデービザでカナダに入国をした“だよ”です。日本でしていた仕事を退職して“カナダワーホリ”を始めた北海道札幌市出身の24歳です。上記の画像は、先日食べたインドネシアの国民食「ナシゴレン」にチキンが乗ったものです。これにビールをつけて3000円以上しました。さて、海外旅行の計画を立てていると『チップ』というワードがでてきます。日本人にはなじみがないので、どうやって支払うか、そもそも払わなくてもいい?など気になることがたくさんあると思います。今回はアメリカの場合で書きますが、カナダにも当てはまります。

自己紹介・カナダに来た経緯はこちらに詳しく書いています。

https://note.com/vivid_panda200/n/n4b22b87aa363

チップとは

元はヨーロッパの上流階級が使用人への好意を示すための心づけとして渡す行為だったということです。チップの慣習のある国では、サービス業の最低賃金が安く設定されているため、チップがサービス業従事者の生活給となっている現状があります。アメリカが定めている最低賃金は時給7.25ドル(1102円、1米ドル=約152円)ですが、チップを受け取る労働者は時給2.13ドル(323円、1米ドル=約152円)となっています。この給料はプラスでチップを受け取る前提の設定なので、もし客がこなくてチップが入らなかったとしても7.25ドルの時給は保証されています。その一方、日本では、このような慣習は廃れています。チップにあたるサービス代は、商品代金として無意識のまま徴収されているため、一般的にはあまり馴染みのない習慣となっています。ただし、飲食店やタクシーの運転手などにお釣りを受け取らずに渡す場合もあります。これはある意味チップと言えるのではないでしょうか。

チップ制度がない国も

カナダを含む北米の国とアフリカの一部などではチップが必要です。しかし、ヨーロッパをはじめとした多くの国々では、必ずしも義務ではありません。それは飲食店やホテルなどの料金にあらかじめサービス料が含まれているためです。ワーホリで人気のオーストラリア・ニュージーランド、旅行先として人気の台湾・韓国・シンガポールはチップ制度がありません。

どんな店で支払う

・レストラン
・ホテル
・タクシー
・美容室
・観光ツアー
などなどあります。

ファストフード店や先払い式のカフェは払わなくてもいいです。

相場

基本は料金の15~20%くらいだと思ってください。
ホテルはベッドメイキングをしてくれる場合は枕元に1~2ドルを置くのが一般的です。チップがないとサービスの質が落ちることもあるようなので、お互いに気持ちよく過ごすために置いておくといいでしょう。また、重い荷物を運んでくれた時も1~2ドル渡すのがいいかなと思います。観光ツアーの場合、終了時にドライバーやガイドに5~10ドルを現金で渡しましょう。レストランと違って何時間も対応してくれるので、チップなしは寂しいです。

チップは支払うべき?

サービスを受けたなら払いましょう。従業員は少しでもチップを多くもらうために頑張っています。その国の文化を尊重するという意味でも私は絶対に払います。ただ、日本のように合計金額にサービス料が含まれていると考えることが少なくて楽だなとも思っています。ちなみに飲食店のメニューに記載されている料金は@ドル99セントということも多いです(まるでトイザらス)。近所の中華料理店で牛肉チャーハンが16.99ドルでした(高い)。ここに消費税13%とチップを15%払ったとすると22.08ドルになります。約1.3倍です。カナダは日本と違い税抜き表示なので、会計の時驚かされます。(チップが含まれていなくても高いので、できることなら払いたくないですよね)

飲食店での支払い方法

現金の場合…

サーバーに直接渡す・バインダーに挟む・支払いの時多めに渡してお釣りいらないと伝えるなどがあります。

カードの場合…

支払い画面に@%というのが3つほど表示されるのでタッチして支払うだけです。任意の金額を打ち込むことやNo Tipにすることもできます。

アメリカではチップなくそう運動?

アメリカではここ数年強烈なインフレが続いていて、料金の@%を払うチップの負担が増えました。これをうけ、チップをなくそうという動きが少しずつ広まっています。チップは奴隷時代の古い悪式習慣で人種差別を助長すると考える人もいるようで、実際にチップ制度をなくしてメニューの価格を上げた店もあります。


チップをサーバーとキッチンで分けるシェアチップ制を導入している店は店長やオーナーが配分割合を決めるので、中抜きも十分にありえます。

チップがなくなるデメリット

チップの分を料金に反映させる必要があるので、料理の値段が高くなります。35ドルの料理の場合、20%アップの42ドルになったりします。チップを払わないので、合計金額はほぼ変わりませんが、客目線では『42』という数字にビビるでしょう。


余談ですが、直前に控えたアメリカ大統領選に出馬しているトランプ氏は、チップ収入を非課税にすると話しています。現在はチップも所得の一つとしてカウントされ課税対象となっています。もし、トランプ氏が当選してチップの課税がなくなったら飲食店の従業員はフィーバーですね。

そうなった場合、10年間で1500億ドル〜2500億ドル(約22兆5000億円〜約37兆5000億円、1ドル=約150円)の損失が出るという試算が出ていますが、一体どうなるのでしょうか。注目です。

チップは文化

チップ制度がある国は料金にサービス料が含まれていません。それでも値段は高いと思いますが、ファストフード店やテイクアウトなどを利用すればいい話です。郷に入れば郷に従えの精神でその国の文化を尊重しましょう。逆の立場で、東京にある飲食店にきた外国人から急に「私の国では@@だから」と言われるのは嫌ですよね。

最後に

読んでいただきありがとうございます。私はチップだけで家賃を払うことができており、給料の多くを貯金に回せています。周りの人に話を聞くとチップだけで生活ができる人もいるそう…私には縁がない話です。週2程度の発信を目標としていますが、疲れてめんどくさくなったら、、、そういうことです。もし、気になること知りたいことがあればコメントください、わかる範囲でお答えします。返信速度はカメさんです🐢

次回予告

次回は、カナダ渡航後にやることやオススメサイトについて書くかもしれません。


また会いましょう。


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