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生と死

生きる理由なんてものは、もうとっくに忘れてしまった。もはや、生まれた時からなかったかもしれない。
だが、死に対する恐怖がない訳ではない。
死ぬのは怖い。それは本能だ。
「死にたい」と思う人は、一般的には、「怖い」という本能を、何か大きな感情が超えてしまったんだと思う(あくまで推測ですが…)。
でも僕の場合、「怖い」という本能をブッ壊れた理性が超えてしまっているんだと思う。
そのブッ壊れた理性は、「人に迷惑をかけてしまう」だとか「死ぬことで僕のことが嫌いな人が救われる」だとか言って、死のうとするのだ。
もはや自分でも意味がわからない。
でも、その時にはそれがとても正しく思えるから怖いのだ。
そして、正しいことに従おうとする理性が思考で幅を利かせてるので、もう本能の出る幕はなく、僕は自殺に向かって突っ走る。
だが、そこで理性が気づく。
「死んだら人に迷惑をかける」と。
なので、ギリギリ今まで生きているという訳だ。
眠りが浅い時によく起こるので本当は毎日10時間睡眠くらいしたいのだが、眠れないので無理。
この人生は詰みゲーという訳だ。
詰んでるので、もう死に向かって1日1日進んでいくしかない。
あぁ、今日も一日、死に近づいた。

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加藤
メンタルが弱い男。 どこかに生きています。