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離婚をするということ 私の経験から

そんな、重い話しです。
離婚することを決めてから、叩いた3つの門が開かなかった話しです。

この話しは15年以上前ですし、現在は違うと思います。

ただ、そういうことがあって、それでも母子家庭で生きてきたこと。

これから、母子家庭で生きていこうと思っている人や、既に経験された方、全く関係がなくても、そんなことがあるということを知って欲しいと思います。

そして、お願いがあります。
近くにシングルマザーがいたら、色眼鏡で想像して面白おかしくからかったり、風当たりを強くしないで欲しいのです。

振り払っても、振り払っても、降りかかる火の粉が降り続ける状況でした。

色々な理由で、人には言わないことがあって離婚をするわけです。

ダメな人間だから、離婚するわけじゃなく、前に進むため、幸せになるために、相当の覚悟をもって生きていくのです。

それも、人によって違うかもしれない。

ただ、人知れず辛い思いをしてる人がいたら、大丈夫だと言いたい。
今も生きていますし、私も子どもも前に進むことができました。

そんな話しです。

開かなかった門3つ

①法テラスの弁護士

離婚調停の申立てのために、法テラスへ行きました。
一刻も早く進めて行きたかったけれど、手続きから3週間近くかかり、ようやく弁護士に相談することができました。
左手の薬指にギラギラとした指輪をした若い男性の弁護士でした。
離婚をしたい理由を伝えると、

「夫婦間がうまくいってたら、虐待なんか許せるでしょ」
「費用は分割でも良いですよ」

耳を疑いました。こんな弁護士がいるのだな。
女性センター等に聞いて直接弁護士を探しました。

②児童相談所

子どもの心のケアをお願いしに、真っ先に尋ねました。状況では安全に暮らすための預かり等もお願いしたかったためです。
子どもは学校を毎週早退し、私は仕事を休んで児童相談所に通いました。

事実確認はたった一つ。子どもが自分で話すこと。それが無ければ児童相談所は何もできませんとのことでした。

子どもは心理師と対面で話すために親と離れた部屋に行きます。

そして、面談後に心理師から言われるのです。

「今日も話しませんでした。本人が話さないと事実確認ができません。」

担当の男性職員から
「お子さんの口から事実を言わないと、児童相談所は何もできません。来週また来てください。」と言われます。

親子共々疲弊しました。いつになったら助けてくれるのだろうか。

子どもと話して子どもは頑張って心理師に話しました。

しかし、心理師からは
「今日も泣いてて聞き取れませんでした。でも、ママが、ママが」と言いました。


子どもは「ママと話してきた。今日は話すって」と泣きながら話したのでした。


しかし、その子どもの発言から、担当の男性職員は、医師の所長と話し、
「ママが、と言って泣いたのは、虐待をしているは、父親ではなくお母さん」
と判断されました。

子どもはショックで学校へ行けなくなりました。


そして、その後離婚調停が始まってから、相手方の弁護士と相手方が児童相談所を尋ねました。
その男性職員は、相談している内容の全てを口外しました。

その男性職員は畑違いの公民館から異動して数年目だと話していました。

児童相談所が最も危険な場所であった話しです。


③親


離婚をするので、理由を伝えて味方になって欲しいと伝えましたが、「離婚したくて嘘をついているんだろう。もし、本当に離婚するならうちはもう関わらない。元気でやりなさい。」


四面楚歌でした。

今まで生きてきたのが信じられません。

もし、近くにいるシングルマザーが楽しそうにしていても、元気に見えても、こんなことを乗り越えてきてるかもしれない。

少し見方を変えて欲しいと思い書きました。


シングルマザーが必要としているのは、社会的排除から回復を目指すことです。

そして、どうぞ、子どもに声をかけてあげてください。

何でも良いのです。

当たり前に「おはよう」「学校楽しい?」そんな感じで良いのです。

どうか、お願いします。


最後に家庭裁判所のこと


家庭裁判所で離婚調停を行う際に、小学校4年生、幼稚園年中の子どもの調査官の面談による証言は認められませんでした。

後に高校2年生と小学6年生になったとき、相手方に申立てられた面会交流事件で子どもたちは、調査官と2回ずつ面談し、さらに陳述書を書かせられました。
子どもの言葉で、「母に守られて生活してきたのに、この裁判で一生忘れられない傷になった」と書いてありました。


傷をえぐるようなことを経なければ、子どもの希望も私の希望も叶えてもらえませんでした。

家庭裁判所では、面会交流を積極的に推奨しているとのことですが、このようなことと引き換えに、ようやく「面会交流は相応しくない」となりました。


共同親権においても、離婚をした方々が私たち親子のように、二次被害に遭わないことを願います。

黙っていると、一般の方は知らないことばかりです。自分の身を自分で守る術と知識が必要です。

これらの改善を求めていきたい。
面会交流にしても「相応しくない」と審判がおりるための代償が重すぎるのです。

子どもを守るために、このようなことを乗り越えてきたという話しでした。

重い話しでしたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。


私が目指しているのは、共生社会です。


当時の事を書いています。よろしければこちらもご覧ください。

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