本日のボランティア活動
私は月に1回、子ども食堂で調理や配膳、片付け等のボランティア活動をしております。今年度、社会福祉士の登録をし、地域に行って、見て、聴いて、教えてもらいながら、地域の人々との交流を通じて、様々な人々の生活を学ばせていただいています。
また、その他にも、小規模多機能居宅介護事業所、子どもの居場所支援、ひとり親世帯の食料提供、NPO活動等にボランティアとして参加させていただいています。これらの活動は全くのプライベートで行っています。
私は以前から、このような地域の人々のつながりや、一人ひとりの生活に必要な社会資源の開発等に取り組みたいと考えていました。今年度ようやくその活動が念願叶い、その一歩を開始することができました。
シングルマザーになる前から目指していた取り組みで、母子家庭の親として日々辛い状況でしたが、「いつになったら希望する活動を開始できるのか」と焦りもありました。体調も優れず、「私のような不幸せで、しかも体調も優れない者が、そのような活動をしてはならないのではないか」と思っていました。
ところが、ある時、当時通っていた通信制大学で学んだ資料が目に入りました。そこには「困っているからこそ、その隣にいる人に寄り添える」と書かれており、その言葉に強く心を動かされました。
現在、私は相変わらず困難な状況のただ中にいます。子どもも成長し、子育てが一段落している状況ですが、それでも降りかかる火の粉は相変わらず私に降り注いできます。
しかし、そのような状況だからこそ、この活動を通じて地域の人々と深く隣り合い、生きる力をいただき、温かい心に触れることで、大変幸せな気持ちでいっぱいになっています。
本日の子ども食堂の活動でも、私が普段仕事をしている環境とは180度違う世界で、日々の苦しみが全てなくなるような感覚でした。そして、高齢者のボランティアの方々や、子どもたちが高齢者とまるでこたつの中で楽しく過ごしている様子を見て、心が温かくなり、感動を隠せませんでした。
参加している子どもが主催者側の一員のように溶け込んでいる様子や、私が幼少期に経験した多世代の生活を思い出し、懐かしく、涙が出そうになる場面もありました。
私は報酬以上の利益をいただいています。この地域の一員として、この活動に参加できることを心から感謝しています。そして、今日のこの活動が明日の活力となり、困難に立ち向かう新たな力を生み出してくれています。
守秘義務があるため、ボランティアで得た幸せな交流や活動について詳しく書けないのが残念ですが、地域にはそのような心温まる取り組みがあり、「人生は思ったほど辛くないし、思っているような人間ばかりではない――捨てたものじゃない。」そう思える学び以上のものを得ています。そして、私はボランティア活動の素晴らしさを知ってしまいました。
もし、これを読んでいる方でボランティア活動に興味のある方がいましたら、ぜひ一度その素晴らしさに触れていただきたいと思います。
また、私のように仕事で辛くて仕方がない苦境にある方も、いつか余裕ができたらやってみようではなく、辛いからこそ、しんどいからこそ隣にいる方にそっと寄り添ってみてください。きっと、その方たちから多くの生きる力と温かさを受け取ることができると思います。
あなたが必要としている場所がそこにはあるかもしれません。人生に期待しませんか?
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。私が目指しているのは、孤立のない共生社会の実現です。