『あなたの子どもは』 詩の紹介 赤ちゃんのいる暮らしより
おすすめの詩
『あなたの子どもは』
カーリル・ギブラン
霜田静志訳
引用『赤ちゃんのいる暮らし』
この本は、我が子が産まれる前に購入しました。
この本にはいくつか詩が掲載されています。
今回は詩の紹介です。
『あなたの子どもは』
という詩です。
我が子を育てる上で、この詩は私のバイブルでした。(いつも左胸のポケットにこの詩をしまっている感じ)
いつも、この詩が私を制し、励ましてくれました。
子育ての目的は子どもの自立です。
子どもが親から独り立ちして、生き抜いていけるよう育てます。
その大切な視点が書かれていました。
ひとりの人間として尊重されるべき子ども。
この詩の、子育てをする親の考え、姿は初めて出会うものでした。
この世に生まれて、私のところにきてくれた。
そして、いつか私から巣立っていく子どもたちは、
私のものではない。
それを教えてくれる詩です。
今回この詩に合わせて曲を選びました。美しい音楽とともにご覧いただけると嬉しいです。
Andre Gagnon - Chanson Sans Paroles (YouTubeから引用)
卒業式で、誇らしげに入場してきた子ども。
運動会のリレーでは思いっきり走った。
試験勉強では夜中まで机に向かう姿があった。
習い事では、頬を赤くして誰よりも最後まで残って練習した。
子どもはそんなひたむきな姿を見せてくれました。
いつしか、大学の卒業式で袴がとても似合う綺麗な娘に。
そして、スーツを着て社会人として家を出ていった。
そんな我が子を誇りに思う。
私の放った弓から、これから、社会の中で生き抜く矢として。
そして、いつもいつまでも子どもの幸せを願っています。
よちよち歩きをはじめたばかりの子どもは、何度も何度も転びました。
それでも、自分で起き上がって歩く姿、にこにこ笑う姿が、懐かしくもとても遠い昔のようです。
子どもの人生の黒子として、私の人生はより深く彩りのあるものになりました。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
私が目指しているのは共生社会です。
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