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「偏見に直面した職場で学んだ冷静な対処法-感情を超えて伝える力」

再任用元管理職とのやり取り

職場での元管理職との再任用に関するやり取りは、時にストレスがたまるもので、相手の偏見や理解力不足に悩まされることがあります。
こちらの記事にも掲載しています。

今回、職場の人間関係での悩みに対する私なりの解決策を見つけたので、それを記事にすることにしました。
そして、いかに私が所属する組織のレベルが低いか改めて気づきました。

なお、強烈なキャラクターが登場するため、イライラしたり体調に変化を感じる方はご注意ください。

「主語がないから、何を言ってるのかさっぱり分からないんだよ。本当にこちらは大変だよ。」

これは、再任用の元管理職から私に言われた言葉です。
「〇〇さん、という問いかけから会話を始めて欲しい。」とも言われました。

さらに、こうも言われました。

「相変わらず言葉のカテゴリーが少ないな!」「相変わらずズレてんな!」

私は今までこんなことを言われたことがありません。
心の中で何度も舌打ちし、「あ?」という言葉が出そうになることもありましたが、表には出さずに我慢してきました。

煮えたぎる私の心は今にも噴火しそうでした。

この人は、自分の偏見と理解不足を私のせいにしている。
主語、述語と続けて、いやその前に〇〇さん、と言わないとこの人は理解できないのだ。

これは、私に問われている。
修行だ。
もし本当に私の話し方がおかしいならそれも改めなければならない。

しかし、ある日、その彼から信じられないような指示が出ました。

「公用車のサイドブレーキもしなくていいから。鍵もかけなくていいから、そのまま開けておいて!」

さすがにこの時は心の中で「何を言っているんだ?」と思いながらも、できる限り冷静に対処しました。
私は常識的な対応をしようとサイドブレーキを引いて車を所定の場所に停めていましたが、その行為にまでケチをつけられることに驚きました。

心の中で感情が溢れ出そうになりながらも、それを態度にも出さずに「私(アイ)メッセージ」をで冷静に相手に伝える適切なタイミングを見計らっていました。

しかし、サイドブレーキの件では、私の目のすぐ近くで人差し指を指され、「目に刺さるんじゃないか」というほどの至近距離で言われ、

私の口からは、

「そうですか、分かりました。次からそうします。」

とは言えませんでした。

とっさに出た言葉は
「指、指さないでよ!」でした。
さらに続けて、「公用車では皆サイドブレーキ引いてるんだから、私にだけ言わないで、他の人にも同じように言ってよ!」と反論しました。

まさかの反論に再任用の元管理職は驚いたようで、それ以降サイドブレーキのことを私に言わなくなりました。

この時、私は初めて「自分の意見を言うことの大切さ」を学んだ気がしました。

その後、再び彼はこんなことを言いました。

「55歳を過ぎると、あとは枯れるばかりだからな。」

私はいま修行をしているのです。

精神修行を。

私の職場ではハラスメントが頻繁にある状況です。
特にこの年代の人々が主に行っており、避けがたい人間関係になっています。

今すぐ感情をぶつけてやりたい。
でも、私の価値まで落としたくない。

私は一瞬、言葉を失いましたが、ここで、あの予定していた私(アイ)メッセージを使うんだ!

「えー、そんな風に言われると、傷つきます。悲しいです。」

言えませんでした。

言ったら彼はさらにエスカレートしそうでした。

私は「え、なんて?」と聞き直しました。

一瞬ビクッとして、再び同じセリフを怯えて小さな声で繰り返した彼に対し、
思わず大きな声で「あ?」と返してしまいました。

彼は驚いて急いで背を丸め、その場から立ち去りました。

こうしたやり取りから学んだことがあります。

コミュニケーションでは、「アイメッセージ」で自分も相手も傷つけずに意見を伝えることが大切です。

ただ、感情が爆発しそうな時には、冷静な対応が難しい場合もあります。
特に強い偏見や理解不足やハラスメントに直面すると、一瞬言葉が出なくなります。

自分の感情を抑えずに相手に実際に暴言を吐いて傷つける言葉を発したら、対立する可能性もあります。
そして、彼の場合は「アイメッセージ」を使ったら益々エスカレートすると感じたのです。

今回の学び

"投げられた速球をそのまま打ち返せば豪速球で相手に返る"
"相手はそれ以上の球を投げてこなくなる"

我慢や人間関係を壊さないコミュニケーションを心掛けていても、結局は良いコミュニケーションに発展しない
ことも分かりました。
コミュニケーションは相互理解によるものだからです。

また、誤ったコミュニケーションで、この人は何を言っても許されるとか、何を言っても黙っていると思われると、それによって不快なことを頻繁に言われることになりかねません。

相手を傷つける言葉を抑えながらも、時には自分の気持ちを率直に伝えることが、相手との関係を円滑に保つコツだと気づきました。

ただし、それを多用せず、本当に重要な時に二人だけの時に使うことで、より効果的なコミュニケーションができるのだと感じました。

現在では、彼は不快な発言をしなくなり、私に敬意を示してくれるようにもなりました。
程よい距離を保ちつつ、ごく普通のコミュニケーションが取れるようになりました。
ただ、私はこの事例を通じて、特定の年代のこのような人間関係を非常に難しいと感じております。
社会福祉士として、どのような啓発が必要か?これから発信していきたいと思っています。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
私が目指しているのは孤立のない共生社会の実現です。

こちらは今回の記事を元にして書いたものです。よろしければご覧ください。

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