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がんばれ、看護学生❣️①

📁大切なのはファイリング📁
 授業でもらった紙媒体などの資料を、バラバラに持っている学生に成績がいい学生はいません。

 もらった資料をバラバラに持っている、あるいはどこにあるのかわからないような状態は、頭の中も気持ちも整理がされていません。
 それで専門用語だらけの内容がスムーズに頭に入るわけがないのです。

📁科目別にファイリング📁
 授業資料は科目別にファイルに綴じます。
例えば「解剖生理学」「成人看護学」といった科目別です。
 その日にもらった資料の1枚目にインデックスをつけ、日付けや、どの先生の何回目の授業かなど、いつの授業資料なのかわかるように自分で工夫しましょう。
そして、板書されたものを書いたルーズリーフなども一緒に綴じます。

 終講試験や再試験の問題用紙や答案用紙が手元に戻るなら、それもその科目のファイルの最後に綴じます。
それも卒業試験や、資格試験受験のための勉強に使えます。

 学校によっては、試験問題や答案用紙を学生へ返却しないこともありますが、その場合は仕方ないですね。

 授業資料はどんどんたまってくるので、あとでまとめて綴じようとすると必ずくじけます。
 何科目もの授業が同時進行する、グループワークの発表の準備をする、実習オリエンテーションが始まるなど、いろんな事を一度にこなしていかないといけないからです。

 授業に出る時は、その日の科目の教科書(デジタル教科書もありますね)と、科目別に作ったファイルを持って行けばいいのです。
 必要なら板書のメモを取るためのルーズリーフなども。

 それから授業以外の資料を綴じるファイルも1つ作っておきましょう。学校生活や、学校行事、事務室からのお知らせなどの資料を1つのファイルにまとめておくと便利です。

📁授業でファイルが役立つことがある📁
 授業で講師がこれまでにやったところを振り返る時があります。
 例えば「前回に渡した資料の図を見てもらえばわかると思いますが‥。」と言った感じで。
 その時にファイルをサッとめくって、前回の資料を見ることができます。
「前回の資料ってどれだっけ?」とバラバラの資料から探しているうちに授業は先へと進んで行きます。

「持っていない人は後で見ておいて下さいね。」と講師は言いますが、ちゃんと後で確認する学生はほとんどいません。

📁実習での勉強📁
 学生は実習で患者さんを受け持つ時がありますね。
学生は受け持ち患者さんの疾患を教えてもらったら、その疾患について勉強しなければいけません。
 患者さんの疾患名がわかると、学生は図書室にドバーっと詰めかけます。
 疾患が心不全なら、心不全に関する参考書をこれでもかと何冊も借ります。
 しかし、結局全ての参考書を活用することはほとんどありません。

 患者さんの疾患がわかったら、まず自分の教科書と科目別ファイルに綴じている授業資料や板書のメモを見て下さい。
そして足りないところを参考書で勉強します。

 教科書にたくさん書かれてある疾患もあれば、あまり書かれていない疾患もあります。
 例えば、心不全や糖尿病は教科書にかなりのページ数を費やして書かれています。

 図書室にある参考書は、プロも使う物が多いです。
それらは学生からみると、どの参考書も必要だと感じてしまうのです。

 学生は初心者なので、まずは教科書で調べ、授業資料を確認することが必要です。
教科書は初心者にわかるように工夫して書いてあるのです。
 そして自分が見やすいと感じる参考書で詳しく勉強した方が効率的です。

 それには日頃から、学校の図書室にフラリと立ち寄って、どんな参考書があるのかパラパラと眺めておくといいです。
 すると内容はまだ習っていなくても「この本は図がたくさん載ってて見やすいな。」とか「この本は症状や治療、看護が表にまとめてあるな。」と印象に残っているだけでも、いざ必要な参考書を探す時に、何時間もウロウロしなくて済みます。
何冊も借りなくて済みます。

📁ファイリングを実践したAさん📁
 私はこれまで書いた科目別のファイリングについて、看護専門学校に入学したての1年生へ、毎年話をしていました。

 ある卒業式の日に、Aさんという学生に話しかけられました。
「俺、先生が入学の時に言ってたファイリングを3年間やってみたんですよ。
 最初に聞いた時は『ウソだー!』と思いましたよ。
でも、だまされたと思ってやってみました。
おかげで国家試験まであんまり苦労しませんでしたよ。
ありがとうございました。」と言ってくれました。

 勉強が進まない、教科書の内容がなかなか覚えられないという時、授業資料をきちんとファイリングして整理する事からやってみて欲しいです。

 なぜなら授業資料は、講師が教科書の内容をよく吟味して、学生に分かりやすくまとめた、ポイントまとめノートみたいなものだからです。

がんばれ、看護学生❣️
患者さんはあなたを待っています。





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