見出し画像

双子のパパの韓国育児記録(No.6)〜息子の泣きと男同士の会話

我が家の双子は二卵性で女の子と男の子です。見た目も性格も異なります。生後間もない頃と5ヶ月経った今とでは特徴に変化があるものの、最初の2か月間くらいは概ね次のようでした。


・おとなしい。10分程度であれば一人置いておいても大丈夫。
・あまり泣かない。泣いても静かに泣きすぐに落ち着くタイプ。
・よく眠る。
・少食。
・よく吐く。

息子
・大声でよく泣く。
・あまり眠らない。
・娘よりはよく飲む。
・吐くことは滅多にない。

今回は息子の泣きについて触れます。
上述の通り息子は生後2か月くらいまではよく泣いていました。眠るときも目覚めるときもオムツ替えのときも空腹のときも、大きな声で顔を赤紫色にして泣きます。抱っこして少し落ち着く瞬間もあるのですが、抱っこする人が座ったり、息子をベッドに置いたりするとその瞬間からまた泣き始めます。どこか身体が悪いのではないかと心配しましたし、健診等で医者に相談もしました。しかし身体には特段の異常はありません。赤ちゃんは泣くことが仕事だと頭では理解はするものの、大きな泣き声を毎日長時間にわたり聞き続けることは親の精神衛生上にも良いものではなく、私もワイフも疲弊していきました。

ところがある日を境に息子の大泣きが大幅に減りました。その日も息子は朝から泣き続けていました。最初はワイフが泣く息子を抱っこして落ち着かせようとしていたのですが泣き止みません。そこで私が息子をベランダに連れ出し、親子というより男同士で語り合ったのです(息子はまだ話せないので語り「合い」という表現は正確ではありませんが)。
何を語り合ったかは私と息子の秘密です。ただ、息子に不快や恐怖等があることと、現時点では泣くことでしかそれを伝えられないことに理解を示したうえで、日常には喜びや楽しみもたくさんあって一日1つでいいからそれらを一緒に見つけていくことを約束しました。またパパもママも息子のことが大好きであることを伝えました。

その日以降も息子は泣きます。それでも回数も時間も声のボリュームも以前程ではありません。泣き始めても自分自身で気持ちを整理しようとするようになりました。息子の変化にワイフも驚き、今でもあの日のベランダでの語らいが話題になります。
ベランダでの語らいの日と、息子の泣きの変化(成長)の日が偶然同じだっただけなのかもしれません。しかし私達夫婦は、父と子の語らいが何かの変化をもたらしたように感じています。赤ちゃんは意外と大人の話も分かるのかもしれません。

ここ最近の息子は私の顔を見ると笑ってくれます。私のつまらない話も「あー」とか「うー」とか言いながら相槌を打ったり笑ったりしながら聞いてくれます。息子が言葉を発するようになってからも、一緒にビールを飲めるようになってからも、男同士で語り合えたら。その日の訪れを今から楽しみにしています。

いいなと思ったら応援しよう!