双子のパパの韓国育児記録(No.14)〜韓国の名前、日本の名前
双子が産まれて、私達は日本でも韓国でも出生届を出しました。名は日韓同じ音にしました。姓は日本では私のもの、韓国ではワイフのものを使います。今回は名前に関して印象に残っていることを紹介します。
1.命名
我が家の双子は娘と息子です。名を決めるにあたり日本でも韓国でも違和感のない名前にすることをワイフと決めました。あと私の家系の流れでできれば日本語では二音にしようとしました。女の子はそこそこ候補があります。「ハナ」、「ユミ」、「ハル」…などなどです。男の子は悩みました。「ジュン」、「レイ」等ありますが、私の家系で先に使われています。候補を絞り出し、それぞれ両親にも相談し、最終的には二人の印象に馴染むものを選びました。
音が決まっても漢字でまた一苦労です。日本と韓国とで漢字も発音も同じで且つ名に合うものが殆どないからです。字画まで気にし始めると候補が無くなります。私もワイフも字画は気にしないタイプなのでそこは考慮から外しました。
2.出生届(日本)
私達は韓国で双子を産み、しばらく韓国に滞在しているので韓国の領事館に出生届を出しました。これがなかなかの苦労でした。記載する住所が日本の住所ではなく韓国の居所であったり、日本人の私の生年月日は和暦を韓国人のワイフは西暦で記載しなけれなならなかったり、出生証明書の和訳は細かい点まで韓国語に合わせなければならなかったり…。出産と共に生活が一変し、気持ちも余裕がない中、重箱の隅を突くように丁寧にご指導頂いて、とても疲れました。注意点や記入例が領事館のホームページにあれば良いのですが。指摘してくださった領事館の職員さんが悪い訳ではなく、丁寧に対応してくださり感謝しています。
3.出生届(韓国)
韓国の出生届は近所の区役所に提出しました。娘と息子の名をハングルで記載するのですが、そうするとその音に合う漢字を区役所の職員がプリントアウトし、そこから選ぶという流れでした。この方法だと「月(ルナ)」とか「光速(マッハ)」といった名付けはできませんね。
私達が区役所で手続きしていると、もうすぐ大学に入学するために転居してきた若者が住民登録の手続きをしていました。所定の申請書に漢字名を記載する欄があるようなのですが、その若者は自身の名の漢字がわからないようで両親に電話で確認していました。ちなみにワイフやその家族は自身の名前を漢字で書くことができます。若者のご両親も息子の漢字に様々な想いを込めたでしょうに。「若者がんばれ」と心の中で叫びました。