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院長先生、、問題あるスタッフを辞めさせる方法、、知っていますか?

院長先生こんにちは。あつおです。<こんなこと>をしています。
中小クリニックの院長先生向け12ネタ目です。
今日は、「問題あるスタッフを辞めさせる方法」について説明したいと思います。

目次


雇用者・被雇用者、どっちが有利?

やめさせる方法なんていうと、悪質な院長先生を想像されると思います。「今すぐやめろ」「明日から来なくていい」みたいな。
そう、雇用主が有利で、従業者が不利という感覚があるかと思います。
ただ、院長先生もご存じの通り、もはや雇用主が圧倒的に不利な状態になっています。
インターネットで検索すると、「お得な方法」が山のようにHITします。その中に「こうやって退職したらお得だった」という情報も多くあります。

お得な辞め方ってなによ

どうも退職するにあたって、どれだけ「本来もらえるはずの賃金【以外】のお金」をゲットできたらお得と考えているようです。

まず1点おかしい点。
そもそも「本来もらえるはずの賃金以外のお金」が発生している時点で、逆に損をさせられてきたんですね。

解雇予告手当の事例

例えば、労働基準監督署に行って、「明日から来なくていいと言われ、解雇予告をされていない」と言えば、即労働基準監督署が動き、1か月分の給与をゲットすることができます。

懐かしい家電量販店の過激な値引き合戦を思い出していただきたい。

A量販店に行って、15000円と聞いて
B量販店に行って、A量販店では15000円だったと言い、14500円にしてもらい
A量販店に戻って、B量販店は14500円だったと言い、14300円にしてもらい
B量販店で、価格comの最安値を150円下回る、14150円で購入した。


ラッキー

さて、本当にラッキーでしょうか。
家電量販店のケースでは、A量販店とB量販店を行ったり来たりで3時間もかかってしまっています。850円やるから最初の店で買って、3時間働けよってケースですね。

同様に、「今すぐやめろ」というような事業所に勤務していること自体が恥ですし、たかが1か月の給与をもらうために、労基へ何回も通って数か月後にもらう1か月分の給与はそんなにうれしいんですかね。

努力する場所が違う

こういうやつがめちゃくちゃ入職してきます。

さて、院長先生、呪いのようですが、残念ながらどんなに面接でその人をわかろうとしても、給与をあげていい人からの応募を勝ち取ろうとも、

必ずこの手の職員が混入

してきます。
そうなったとき院長先生のクリニックになにが起こるのかをご説明させていただきます。

職員間に不和が生じる

言った言わないだの、だれはだれが嫌いとか、そういう「業務とは関係のない不和」が生じ始めたら、「あ、混じったな」ってご判断ください。

なぜそんな現象が起こるかというと、

  1. 「できるスタッフ」は「できないスタッフ」のことが嫌いです。

  2. 「できないスタッフ」は自分ができないことに気付いていません。

  3. 「出来るスタッフ」には業務が集中しています。

  4. 「できるスタッフ」は3回教えてできないなら教えるのが面倒になります。

  5. 「できないスタッフ」は「できるスタッフが教えてくれない」と、自分ができないことを他人のせいにします。

  6. スタッフ間が不仲になる。

ということが、ほぼ確実に起きます。

そのまま放置すると、、、

そのまま放置すると「できるスタッフ」がやめていきます。
彼女達は、能力があるのに謙虚で「自己都合を押し通すこと」を嫌います。他人のために動くことをいとわず、高い能力を発揮します。
それが「できないスタッフ」がはいってきたとき、間違いなく裏目に出ます。

院長先生に対し、「あいつができなさすぎてキツイ」って言えないんです。
そして、「教えなきゃいけない立場なのはわかるけど、教えていたら業務が回らない」と思い、ストレスを抱えだします。
そして「院長先生も黙認してる」と錯覚し

やめちゃお

「やめちゃお」につながります。

さらに放置すると、、、

クリニックにおいては、キーとなるスタッフは少ないはずです。おそらくナースでも1名か2名しかキーとして動ける人はいないのではないでしょうか。
その内、教える係りをしていたリーダーが「やめちゃお」になると、当然次のできる人に業務負担と、教える係りの重責がのしかかり、

やめちゃお②

「やめちゃお②」につながります。
そこからが地獄の始まりです。

出来る人が辞める・できない人が残るのエンドレスレイン

トップ2名が抜けると、「できないスタッフ」以外は一気に全員が辞めます。
そして、万が一できる人が入ってきたとしても、この環境に耐えられず即辞めていきます。
こうなるともう終わりです。
作業効率は尋常じゃなく下がり、勝手に予約件数を減らしたり、小銭をネコババされたり、意識的に残業を増やしたり、好き放題になっていきます。
それどころか、「私たち、給料が安いんで、みんなで辞めようって話をしてるんです」とか脅しとも思えるような手法にでてきます。

こうなってしまったらどうする?

スタッフの入れ変えを検討してください。
こうなると1人や2人採用したところで、即辞めていきます。
もうそれしかないです。

こうなる前にどうする?

そうなってしまう前にできることが山ほどあります。その中でも最も重要なのは、組織図の編成です。

組織図って??

組織図とは、緊急連絡先みたいなもので、各部門長の設定を行うことで発生します。

こういうやつです。

院長は、リーダーたる各部署の長とだけミーティングを行ったり、指導を行ってください。
そして、リーダーが一般のスタッフのとりまとめを行います。

そして、常にリーダーからの意見を尊重して聞き、特別扱いすることです。例えば、リーダーだけの会食を行ったり、リーダーだけが受けられる研修を設定したり。明確にえこひいきをしてください。

クリニックは女性が多い職場です。
女性の多くは、一歩前にでることを好みません。
ですから、明確に「あなたがリーダーです」と宣言し、権限を与え、特別な育成を行ってください。そうすることでパワーバランスが明確になります。

期間だけは長くいる先輩スタッフや、資格はあるけど業務ができない先輩などを排除し、能力があってできる人を登用しましょう。

そうすることで、1クリニック最低10名のそれぞれのわがままを聞くことなく、たった2~3人のリーダーとだけ豆に情報共有を行い、フォローすればいいのです。

どうやってやめさせたらいい?訴えられない?

労働問題って、訴えたりしなくても、基本的には労働基準監督署が乗り込んできます(笑)
もちろんやり方を間違えたら、不当解雇などになり結構なお支払いが必要になったりします。
さて、じゃぁどうやってやめさせるのかというと

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