院長先生におすすめする「今年やる100のこと」
院長先生こんにちは。あつおです。<こんなこと>をしています。
今日は、「今年やる100のこと」をおすすめしたくその方法や効果をお伝えしたいと思います。
やりたいこと10個書けますか?
院長先生、今思いつく、やりたいこと10こ上げてみてください。
経営を勉強したい院長先生ともなると、大抵の事は自力で実現してしまっていて、他人から与えてもらうような質問の仕方をすると、あんまりでてこないんですよね。
はじめは10個でギブアップかもしれません。
でも、がんばって100個、紙に書いてほしいんです。
あつおの事例
ちなみに私が初めて書いた、やりたいこと100には、魚種違いで〇〇が釣りたいが20個ほど並びました。行きたい旅行先も〇〇へ行きたいが10個くらい並びました。そんな卑怯な手をつかって、なんとか100個書いたんです。そんなんでもいいんですか?
初めて書いたときは、そんな有様だったのですが、その100を書いたとき、6か月ほどして振り返ってみたら、なんと4割くらいやってたんですよね。
偶然じゃない?ほんとに書いたから?
さて、これ、宣言したからやったのか、それともできそうなことを宣言したのかという問題があります。
これは「宣言効果」というものにあたります。
要は、そこに書くことで、心理的にやったほうがよいと自分に言い聞かせることができたわけです。
その目標設定がなければ、計画することもなかったし、実行することもありませんでした。
それがたとえ「アジ釣り船にのりたい」であったとしても、その効果は絶大でした。
1つ1つが現実味を帯び、そして実現していくのです。
この手法はさまざまな時に活用されています。
どんなときに「宣言効果」を狙うか
例えばこんなとき。
やると決めたとき
「まだ全然できていないし、でもやるって決めたから」
みたいなときですね。
理念がまさにそれにあたりますね。どういったクリニックにするという宣言を持って、日々の選択が正しいのかの確認を行います。
KPIも同じです。結果だけではなく、来月のKPI目標設定などは、これを達成するぞと宣言効果があります。
年始の挨拶などもぜひやっていただきたいですね。昨年はどんなことがあって、今年はどんな年にしようと。
評価制度なども宣言になるでしょうか。ここまでやってくれたら、こうするよという職員との約束です。
仕事がつまらない、やりたいことがわからない。
ただ、なんとなく仕事がつまらないと感じるのは、人間として正常なものです。というのは、新しい刺激がないためです。
特に、自己効力感が低いタイプの人は新たな挑戦に苦手意識があり、失敗を恐れて自分自身が確実にできることだけを繰り返しがちです。固定されたルーティーンの中で新しい楽しみを見出すのは難しく、そんな毎日に満足できずに「つまらない」と感じてしまうことがあります。
そんなときに、自らに刺激を設定します。
今週は〇件の方に健康診断を勧めて、予約を取ってもらう。
今月は毎朝〇人の職員にあいさつをする。
毎日診療後に理事長に挨拶をしてから帰る。
みたいなことです。
設定した目標が正しいのかどうかわかりませんし、〇件が簡単すぎるのか、可能なのか不可能なのかさえわかりません。それでもやってみて、ハードルを適正に設定していけばいいのです。
なんとなくつまらなそうなスタッフに、刺激を与えるような施策を院長が考えるのも手ですし、できることならスタッフみずから宣言してほしいですね。
宣言効果によって得られるのは「モチベーション」です
宣言効果を使うことで、確かに達成できた目標があって、やってよかったなと思うのは確かです。
ですが、本質的には「達成」に意味があるのではなく、宣言に対して日々の生活のなかで前向きに生きていくことができる「モチベーション向上」が最大のメリットになります。
クリニック経営に生かす手法
院長先生が個人的な目標を設定して、どんな生活を送ろうと、正直クリニックの職員にはあまり関係がないです。院長が「世界一周に行きたいんだ」なんて言った日には、「じゃぁその期間だれが診察するんですか」なんて冷めた目線が突き刺さることでしょう。
じゃぁ、冷たい目線が嫌だからと「達成できそうなやりたいこと100」を上げても、「まぁ達成できるよね、、」とモチベーションはあがりません。院長だけがウキウキ、職員はサゲサゲなんて、良いはずがないですね。
じゃぁ、どうやって実行しましょうか。
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