当院について


初めまして、院長の永田英之です。
ここ沖縄·うるま市石川に『viva la vida Natural Bodyworks』を開院いたしました。2020年5月に青い海と豊かな自然環境に惹かれて東京から移住してきました。これまで横浜、長崎、東京で開業し、色々な土地で多くの患者さんに触れて、貴重な経験を積ませていただきました。その経験を活かし、ここ沖縄の方々の健康へのお手伝いをさせていただければ幸いです。

操体法の創始者の橋本敬三先生は、「息·食·動·想」と「環境」のバランスがとれている状態を健康と定義されています。

息 ― 呼吸をすること

食 ―飲食すること

動 ―身体運動

想 ―精神活動

「息·食·動·想」それぞれには法則があり(『生き方の自然法則』)、

この法則に従って暮らせば、不調や病気に悩まされずに健康に生きることができます。

これが、操体法の基本的な考え方です。

日常で起こる体の不調や痛みは、からだの歪みが問題であり、体の動かし方に無理があったり、食事のとり方が不適切だったりと、「生き方の自然法則」から反していることに、原因があるのかもと連想していく必要があるのです。

自分でその原因を探り、自分の力でそれを取り除くことが理想ではあるのですが、現代人には『治癒力』というか、『復元力』というか、元に戻す能力が欠けてしまっているのです。さらに、どこに戻ったらいいのかの基点となる場所を見失っているのです。

気がつかないうちにできたクセというものは、自分では自然に感じていても、自然法則からは外れた不自然で無理な生き方になっているかもしれません。それでは、元に戻ろうとする意識や行動が生まれることもありません。

自然と不自然の差を埋めていくことこそ、治療に求められていることであると考えます。患者さんが自己認識しにくい部分を客観的な視点から認識し、治療を行うことで、不自然から自然への回帰がスムーズに行われていくのです。

【当院の治療は全てオーダーメイド】

身体は人によって、それぞれ体質が違います。また同じ人でも、その時々の気候やストレス、活動、食事などの条件によって、毎回身体は変化していきます。

当院では、毎回治療の度に、患者さんの状態に合わせて治療やアドバイスを変えることで、高い治療効果を上げております。

また、症状が出る前よりも、もっと良い状態へと改善していくために、表面的な症状の解決ではなく、症状の根本的な原因を解決していきます。そうすることで、効果も早く実感でき、持続させられるのです。


【一人一人に寄り添う治療】

健康な人たちでも、それぞれの求める身体は違います。用途が違うといったほうが分かりやすいかもしれませんね。治療には年齢も様々、体力も人によって違います。早朝から仕事をされる方もいれば、夜勤をされている方もいらっしゃいます。

様々な方々に、『一般的な健康法』を当てはめても、なかなか上手くいきません。個々人の体質や体力を見極めたうえで、どう活かしていくかが重要になってきます。

スポーツ選手と音楽家でも身体に求める能力は変わってきますね。スポーツ選手でも、瞬発的な動きがしたいのか、持久的な動きが主になるのかでは違ってきます。芸術家といっても、陶芸や工芸の作家さんですと、あまり移動はないですが、音楽家だったりすると移動の時間や講演の時間、また国境を超える場合には、時差の問題があったり、現地の飲食や環境の影響なども大きく受けてしまいます。ハードな活動をされる方々の養生法は参考にはなりますが、どれが優れているかではなく、自分の活動に必要なものを選択し、不必要なものを排除することができるかで結果に差が出てきてしまいます。

一人一人に寄り添う治療だからこそ、患者さんたちは変化に驚き、感動するのです。

【当院の強み】

痛みや症状をとるだけの対処療法では問題は解決しません。今、不快にかんじている痛みには、それを引き起こした原因があります。『つらい症状を今すぐ取ってほしい』というのは、誰もが経験をしたことがあるでしょう。何も間違った感情ではないのですが、症状が取れたら原因も解決したと勘違いしてしまうことは問題です。対処療法だけでは、遅かれ早かれ再発したり、悪化したり、別の形で症状が出てきてしまうのです。

当院の治療では表面の症状だけではなく、症状の背後に潜む根本原因を取り去る治療を目指します。だからこそ、質の高い治療ができているのです。


【薬食同源】

「薬食同源」とは、“命は食にあり、食誤れば病いたり、食正しければ病自ずと癒える”というもので、薬を飲むことと食べることは同じことというものです。

 ここで言う薬とは生薬を指し、生姜やネギ、山芋などの植物性のものはもちろん、肉や鹿の角などの動物性のものや、貝殻などの鉱物性のものも全て薬の扱いとなります。つまり、食べ物が全て薬となり、漢方医療の基本は飲薬療法であって食事療法なのです。

当院の基本方針も、この薬食同源の考え方に従っています。すべてを漢方理論で考えることはありませんが、食事が身体をつくり、病気になるのも食事が原因であることが多いというのが経験上の実感です。食事を正すことは、治療に匹敵する武器となります。もっとこの認識が世間に広まると医療費の削減に大きく貢献するでしょうし、多くの人が不調や病気で悩むことがなくなるでしょう。

【症状が取れてからが、ボディーワークの出番】

症状が取れて、再発を防ぐように原因にもアプローチしたとしても、まだ道半ばなのです。戦後の日本人は病気や不調に慣れすぎてしまっていますが、人間は本来、基本的に慢性の病気や不調はないはずなのです。戦後は世界トップクラスの豊かな生活を送れていて、世界一の長寿国でいるつもりが、名実ともに先進国で世界一不健康な国となってしまっています。興味のある方はぜひご自身で調べてみてください。食や環境が乱れてしまっているのは周知の事実ですが、身体の使い方や身体感覚が衰えてしまっていることには多くの人が未だに認識できていません。一つは、移動や労働に身体を使う必要がなくなったことがあげられます。また、自然から離れてしまったことと、情報(ノイズ)が多すぎて、感覚が鈍ったことも要因の一つであると考えます。今となっては、明治大正生まれの身体感覚の鋭い方々が多く残っていた時代を知る人たちが、ほとんどいなくなってしまいました。武術や古典芸能、ヨガや修験道などの一部の人たちが研究し、鍛錬してはいますが、一般の人たちには全くの別世界のように見えているはずです。

当院では、忘れてしまっていた身体感覚や身体操作術を一般の方にも分かりやすく伝えるために、ボディーワークのワークショップやプライベートレッスンを開催しております。スポーツをされる方はもちろん、子供から大人まで、身体に興味のある方でしたら新たな気付きを得られるはずです。プロのスポーツ選手やプロの演奏家など、普段から自身の身体と本気で向き合っている方々は、特に変化も大きく、たくさんの気づきに驚かれることが多いです。

【身体をカスタマイズしていく時代】

文化や生活様式というのは、身体文化と切っても切れない関係にあります。元来、日本の文化は自然を敬い、自然に逆らわずに生きていくことで生まれてきました。日本の身体文化も自然の法則に従った身体文化でした。自然法則に逆らわない身体だからこそ、身体を壊さなかなったのです。ちょっと古いですが、江戸時代の町人は身体を見れば職業が分かったといわれています。職人ですと、弟子入りすると最初に身体の使い方を教えられたそうです。それぞれの職業をこなすための身体の土台ができてから、技術を習得したそうです。そうすることで、技術の習得も速くなりますし、職人として脂がのったときに、身体を壊さなかったそうです。

戦国の時代を経て、江戸時代は大きな争いがなく約260年も続きました。お陰で町人文化や工芸技術は最高潮を迎えました。当時を自分の目で見たわけではないのですが、資料や伝承から、この時代には身体文化も多様性があり、大きく発展したのではないかと考えられます。

明治維新以降は、戦争の時代に入り、文化も西洋化が進みます。着物や履物、畳みや厠などが分かりやすいかもしれませんが、目には見えない細部まで身体文化にも影響を与えてきました。だからこそ、気づきにくいのかもしれませんね。不安定な時代には、文化は育ちにくいですし、身体を育て養う余裕は出てこないものです。そうして、日本独自の身体感覚、身体操作術は失われてきたのです。

身体感覚や身体操作というとアスリートや武術の特殊な世界だけの話ではなく、本来は日常の生活の中に根付いたものであるのです。いきなり高度な身体操作を行うことは難しいですが、日常の動作を通して、磨いていくことは可能です。

しかし、多くの方は本来の身体感覚や身体操作を知らないのです。まずはここに問題があるのです。他人が感じているもの、動かしているものと、自身が感じているもの、動かしているものに違いがあると気づくことから始まります。

当院では、その橋渡しの役割だと思っていただければいいです。

知らなければそのままですが、知れば今までの呼吸や動作、感覚の概念が音を立てて崩れていくことでしょう。

【身体を通して見えてくるも】

心を磨きたい、心を整えたい、精神を安定させたい、心を強くしたいと思ってはいても、目には見えないものなのでコントロールしづらく、結果を判断しにくいものです。心と体というのは表裏一体の存在であり、切り離すことはできません。心が変われば身体も変わりますが、身体が変わっても心が変わります。心を変えることが難しければ、身体を変えてやればいいのです。トラウマなども含めて。心の問題を何も心の中だけで解決しようとする必要はないのです。心の問題を心の中で変えることは、思考をグルグル回しているだけで、机上の空論になってしまっているかもしれません。

それに対して治療やボディーワークでは、身体の変化が明らかに感じられるので、コントロールがしやすく結果を確かめやすいのです。

当院の整体や鍼治療、ボディーワークは、目に見える身体を通して、身体だけでなく、目には見えない心のコントロールにも重点を置いています。呼吸と身体の変化とともに、心にも変化が出てくることを実感していただけると思います。

【美容について】

当院は、女性の患者様が8割以上ですので、お肌や髪、体型などに興味をお持ちの方も多く、よく相談を受けています。特に美顔鍼は受ける方も多いのですが、美顔鍼単独でも効果はありますが、身体の治療と併用することで相乗効果もあり、大きな変化が期待できます。美顔鍼単独では効果が少ないのは、美顔鍼は対症療法に近いものであり、原因にアプローチしていないからでもあります。東洋医学的に考えると、シミ·しわ·たるみ·くすみ·小じわなどは肌で起きているというよりも、内側で起きたことが表面に現れていると考えます。ですので、当院ではまず、徹底的に身体の状態を調べたり、問診を行ったうえで、治療を行います。食事や生活習慣についてもアドバイスを行っていますので、実行できる方は、短期間で大きな変化がおこることもよくあります。

 次に髪の毛に関しては、髪自体に直接何かを施すことはありません。髪の毛は血液によって作られるので、内側の問題が大いに関係しています。あとは、ここでは詳しく述べませんが、髪にとって負担になることを止めるということも大事になります。

 最後に体型に関してですが、よくある質問は『鍼で痩せられますか?』というものです。それに対して、『痩せるツボというのはないですが、痩せたほうが本来の体型に近いのであれば痩せますし、太ったほうが本来の体型に近いのであれば太ります。』というような答え方をしています。本来の体型に逆らって身体を変えてしまうと、当然体力が落ちますし、不調や病気に悩まされることになるでしょう。詳しくは説明しませんが、同じツボに鍼を打っても、痩せる人もいれば、太る人もいるのです。逆に痩せさせたいときに、Aさんには○○というツボを使い、Bさんには△△というツボを使うということもあります。ここが東洋医学と西洋医学の大きな違いではないでしょうか。

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