コロナクライシス トップの決断 サイゼリヤ「客を取り戻す」
9月8日(水)テレビ東京ワールドビジネスサテライトより
インタビューでサイゼリヤの社長が売り上げ回復の施策を話していた。(19年9月~20年5月期連結決算 営業利益22億円の赤字、8月の売り上げ前年比3割減)
①食事用マスクを配布し、来店を促す
食事用マスク(しゃべれるくん)は、サイゼリヤが考えたオリジナル飲食用マスク。来店客が、自身のマスクと店に備え付けられた紙ナフキン1枚を使用し、マスクに折り込んで作る。紙ナフキンには、オリジナルの柄とロゴが印刷されている。通常の紙ナフキンと同様に、卓上にある紙ナフキン入れに配置。通常の無地の紙ナフキンと同じように使用できる。これにより、食事をしながらでも飛沫が飛ぶのを防止できるようだ。
☞私はまだこのマスクを使用していない。でも使いづらいとの声があった。気になる方は以下を参照。
☞個人的な意見をいわせてもらうと、もちろん、このマスクを利用することで安心して食事を楽しめるという意見もわからなくはないが、私は進んで使いたくない。
なんか食べづらそうだし、何より食事用マスクをしている状況に気がいってしまい、純粋に食事を楽しめないような気がする。
安全・安心は担保されるかもしれないが、食の本来の目的(最大の目的は食に感謝し、楽しむことと個人的に考えている)が薄れてしまうような気がしてしまうのは私だけだろうか。
②1円の値上げ
これまで299円(税込み)を維持してきた看板商品「ミラノ風ドリア」を7月から300円へ1円値上げした。全商品を50円単位の価格に設定。最大の意図は、コインの受け渡しを削減すること。コロナ禍によって、顧客も従業員もコインのやり取りをなるべく避けたい。すべての商品の価格を50円単位にすることでコインの受け渡しを6~8割減らせると想定し、実際にその通りになった。
会計にかかる総時間も30%減少した。ぴったり払いやすい金額になったことで、釣り銭を渡す時間が減った。自分が食べた分の金額が500円、600円などとキリのいい金額なので、レジに来る前にグループでまとめてくれることも多くなった。価格改定で個別会計は25%減少した。ミラノ風ドリアをはじめ、大半の商品は1円値上げになったが、一方でライスは169円から150円へ、ランチドリンクバーは110円から100円へ大きく値下げした。そのため、客単価が下がると恐れていたが、全然関係なかった。
☞利益をあげるための、値上げというより「三密」対策としての側面が強いのかも。値上げする一方、値下げもしており、客単価が下がっていないので、この価格改定は成功といえるだろう。
③別事業の展開でデリバリー・テークアウトに力をいれる
番組では「カフェリフレスカ明治座前店」が紹介されていた。
☞写真で見る限り、サイゼリヤ感は全くない。今後、日本橋にいったら、話のネタにいってみようと思う。
まとめ
下のサイトによると、飲食店のテークアウト対応率は高いが、デリバリー対応率は低いとのこと。(テイクアウト70%対応、デリバリー27%対応)
コロナの一日も早い終息とテークアウトとデリバリーが全国の飲食店に普及することを願うばかりだ。
ではまた
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