安上がりな夫の好物
夫の大好物の中でも特にお気に入りなのが炒飯と餃子。
なんと安上がりなことか。
でも大食漢で2人分は軽く食べるから、そうでなければ困る。
炒飯には、安くて脂の少ない鳥の胸肉で、チャーシューを作ってそれをほぐしたものを混ぜたり乗せたり。
チャーシューは電気圧力鍋で鍋に材料を全部投げ込んで、放ったらかし。
残った醤油ベースの煮汁は、煮卵を作るのに使ったり、ラーメンのスープとして使えるのだ。
ここまできたら、作ったチャーシューと煮卵を乗せてオールホームメイドラーメンも出来上がり。
(いや、さすがに麺は打たないよ。)
おっとラーメンに話が逸れてしまったけれど、炒飯の話だ。
炒飯にはあとは卵と玉ねぎと青ネギがあればそれで充分。
いっちょ、あがり!
さて、餃子はというと。
キャベツにニラ、豚の挽肉に餃子の皮、お手頃な材料ではないか。
しかし少々手間がかかる。
作り方自体は簡単だけれど、キャベツをできるだけ細かくみじん切りしたり、ニラを刻んだりして肉だねを作ったあと、皮を一枚一枚手に取り、肉だねがはみ出ないように気にしながら、皮の縁に水をつけて、
包む。
包む。
包む。
ひたすら包む…
これが結構時間のかかる作業で、いっそのこと座って音楽でも聴きながらやらないとしんどくなってしまう。
それでいて皮の残り枚数と肉だねの残り具合の頃合いを気にしないといけないところも気が抜けない。
時には冷凍餃子の助けを借りる。味はやっぱり自分で作った方が美味しいけどね。
そんな手間や暇なんて無かったかのように、出来上がった炒飯と餃子はいとも簡単に夫の腹に吸い込まれていくのである。
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