持病で出産を諦めていた私にこどもができるまで
私はこどもの時から、「普通」の生活を送ることが他の人よりも困難でした。
過去にあげたブログでも触れているのですが、持病から仕事や運動などがまともに行うことができずにいて辛い日々が続いていました。
そういった私の身体の状態から、お医者さんからはこどもを産むことは難しいと宣言されてしまいました。
今回のブログでは、そんな私が奇跡的に子宝に恵まれたお話をしたいと思います。
※上記ブログを読んでからだと内容がわかりやすいと思うので、そちらから読んでいただけると嬉しいです。
小学生の時から徐々に違和感が出てきた私の身体・・・
私の持病は、病院でお医者さんに診て頂いたとしてもなかなか回復していかず、かえって身体の調子が悪化してしまうほどでした。
そんな自分の身体と闘っているなか、ある日お医者さんから
「今の身体の状態ですと、将来妊娠して赤ちゃんを産むのはとても難しい。」
と言われてしまったのです。(もちろん親身になって丁寧に話してくださいました)
私の中では、ゆくゆくは子供を産んで楽しい家庭を持ちたいなと考えていたので、あまりにショックなことでした。
しかし、身体の状態を鑑みてお医者さんから紹介を受けた民間療法により少しずつ希望が見え始めたのです。
その民間療法にて行っていた健康法は私の身体の状態と本来正常な人の身体の状態を比較して説明してくれ、自分の身体の状態においてどんな異常が起きているのかが以前よりもわかるようになっていきました。
いろいろな手術などを試してきましたが、私にとってはここでの治療が身体にも精神的にも良好だったようで、日常の生活もそれまでと比較してもよい変化がみられてきました。
そんな変化の内、一番大きなものだったのが、私の中に新しい命が宿ったことでした。
前述したとおり、私の身体を診たお医者さんからは厳しいお言葉をいただいていたので、諦めている私もいたのですが、まさかのできごとに私だけではなく、周りの人も大騒ぎでした。
その時は既に私は仕事に復帰しており、充実した生活を送ることができていたのですが、それとは比較できないくらいとても喜ばしいことでした。
その後お医者さんに報告すると、「出産時は早めに入院をしていただいて、安静にして下さい。」
と気を遣って頂いたものの、当時の自分の中に一つこだわりがあってなかなか入院はなかなかしませんでした・・(苦笑)
一つは仕事がとても繁忙期でその頃は私の役割も大きなものであったこと。もうひとつが、生まれてくる子供の健康を願って、「とつきとおか」での出産を目指したからです。
人生においても大きなイベントなので本当に大切に考えていたことが、少し身体には響いてしまったところがあったかもしれません。
「もう入院しないとダメです!!」
と強く言われてしまい、入院させていただくことに。。。
出産についての説明を受けましたが、身体の臓器や子宮のまわりの状態からお医者さんに帝王切開でないと出産は難しいと言われてしまいました。。。
自然出産を望んではいたものの、私にも責任はあるしお医者さんに帝王切開をお願いすることに。
帝王切開時には脊椎麻酔など一部での麻酔が基本的ですが、私はなかなか麻酔が効かない体質だったこともあり全身麻酔で行いました。
さらには私の身体の中が正常な人と比べるとかなり複雑になっていたらしく、帝王切開がいざ始まったあともなかなか思ったように手術が進まなかったと術後に先生から聞きました。
私の母や旦那も手術の経過を固唾をのんで待っていたのですが、手術の時間が異様に長いことから肝を冷やしたそうです・・・
無事に手術が終わったときには、私も周りの人たちも本当に安心しました。。。
やはり身体の健康って本当に大切なことなんだな、と改めて強く認識させられました。
手術後ベッドで目が覚めた後、ベッドの柵をもって身体を起き上がらせようとするもお腹に力が入らなくなっていてびっくり。
「出産」というのは女性にとってやはり本当に大きなイベントだと感じると同時に、子どもとの初めての共同作業を終えられたことに感動がありました。
その後、しばらくしてから生まれてきた赤ちゃんの状態を聞いてひと安心。。
いまでも鮮明に記憶に残る出産ですが、身体の状態も相まって私にはやはり特別感は大きなものになっています。
本当は兄弟も、と考えた時期もあったのですが、お腹のなかの状態に少異常があってお腹はもう切るというのは厳しいとのことでした。
そもそも年齢的にも一人目の子供を産むことが出来たのは奇跡であったので、この子を今後とても大切に育てていこうと強く思いました。