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気をつけたい、指導者の特徴

もしあなたのお子様が、このような指導者から教わっているようでしたら環境を変えることを検討する必要があります。(ジュニア年代)

  • 試合や練習中にミスばかりを指摘する。ミスに怒鳴る。

  • ミスが出るとイライラして機嫌が悪くなる。

  • 指示、命令ばかかりで子どもがロボットのようになっている。

  • 具体的なアドバイスはなく、自分で考えろが口癖。

  • ベンチでの態度が悪い。審判の判定に文句ばかり言う。

残念ながらサッカーに限らず、このような指導者は他競技のスポーツ現場でもまだまだ見かけます。

日本では、スポーツ現場や教育現場も、指導者-選手、先生-生徒の関係は基本的には指示命令型の縦社会が続いています。

一方、私が見てきたスペインやイタリアのサッカー現場では、ジュニア年代でも指導者-選手間で意見を言い合い、共有し、交渉し、和解をし、共通理解をつくり上げていきます。

そして、一番は選手ファーストであること。指導者も大人も、子どもたちに「楽しんでいるか?」とよく聞きます。

逆に日本では「歯をくいしばって、がんばる」「これを乗り越えたら強くなれる、成長できる」といった根性論の中で育てられるケースが教育現場含めて浸透しています。

それぞれに良さがあり、どちらが正しいということではありませんが、一つ言えることは、スポーツは本来楽しむもので、決してやらされるものではないということです。

結果がすべてのプロの世界は別ですが、子どもたちに関わる指導者や大人がやるべきことは

「楽しませる→夢中にさせる→上手くなりたい→上達する」

このサイクルを作ってあげられるかどうかです。

私の経験でも、大事な場面で力を発揮する子、成長し続ける子は、例外なくこのサイクルに入っている子です。これはもう15年以上、子どもたちのサッカー現場を見てきて確実に言えることです。

ジュニア年代では、指導者がやるべきことを限定し、それを徹底すれば目の前の試合の勝率は上がるでしょう。

しかし、子どもたちからすると、その指導者に一生教わり続けることはありません。ですので今大切なことは、どんな環境、どんな仲間とでもサッカーを楽しめ、成長し続けられる人間になれるかどうかです。

技術・戦術を高め、磨くことはもちろんですが、ぜひこういったことを教えてくれる、または姿勢で示してくれる指導者がいる環境に身を置いてほしいと思います。

Vitaサッカーアカデミー代表
久保田健太

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