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決断

サッカーを続けていると様々な場面で決断をしなければいけない状況が訪れます。試合中のワンプレーワンプレーもそうですし、スクールやチーム選びもそうです。
 
また、大人になれば就職や転職、結婚、起業など、人生の中で自分で決断しなければいけない場面は多々あります。自分がどうしていきたいか、何になりたいか、どんなことをやっていきたいかは自分の意思で決断することが大切なことだと思います。
 
ここに関しては親が子どもにできることはほとんどありません。
 
ジュニア年代では、まだ子ども自身で情報選択は難しいので、親や大人が選択肢を与えつつ、サポートはある程度必要かと思います。しかし、子どもが将来、自立して自分の足で生きてくために親にできることは「最後は自分で決めさせる」という経験をさせてあげることではないでしょうか。
 
結局、どの道を選んでも完璧はないですし、どの環境にいても必ずどこかで壁や困難には直面します。大人はそのことを分かっているはずなのに、親の立場になるとどうしても心配がまさり、あれこれ口を出してしまいます。
 
子どもの中では決断していることも親の方が悩んで決断を後押しできない方もいらっしゃいます。親から見たらその決断は...だとしても一回経験させてみたらいいと思います。
 
もちろん、犯罪や人の道を外れるようなことは絶対ダメですけど。
 
それ以外は何事も経験ですから我々大人にできることはとにかく我慢のような気がしています。自分で決断するのを待つ。育つのを邪魔しない。そして決断したのならその決断を尊重する。
 
悩みもがき苦しんでいる時間こそが子どもにとって成長する上で必要な時間や期間でもあります。自分で決断したことであれば、責任感も違うでしょうし、例え上手くいかない時でも「自分で決めたことなんだから頑張れ」と親も背中を押すことができると思います。
 
そんな関わり方ができたらきっと子どもはサッカーを通じて得た経験で、逞しい人間に成長していくと思います!
 
VITA FA代表
久保田健太

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