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旧東海道一人旅: 戸塚から~保土ヶ谷まで③
戸塚~保土ヶ谷2里9町(9.3km)
戸塚駅に到着したのは12:30。早速横須賀線に沿って東海道を下り始める。
正月の箱根駅伝では、鶴見中継所から戸塚までの2区(23.1km)は各校のエースが競う「華の二区」と呼ばれる区間です。足元のマンホールも箱根一色です。
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横浜の地は関東ローム層の台地をいくつかの川が開析し、その谷間をぬう様に道路や鉄道が走っています。旧東海道は、この地で保土ヶ谷の平野から一気に高度を高めます。京を目指す江戸の旅人にとっては最初に直面する難所、延々と1kmにわたって続く急坂です。息を切らしてたどり着いた坂の頂上では、陽光をうけて輝く神奈川の海が見渡すことができたとか。なおこの坂の名前ですが、坂の名を問われた耳の遠い老人が自分の名と勘違いし、「権太」と答えたのが由来だそうです。
閑話休題。ここから一気に谷底まで駆け下ると保土ヶ谷の繁華街が始まります。よたよたと保土ヶ谷駅に着いたのは3:30。杵屋のうどんをすすりこみ、ホテルに到着するのでした。(続く)
・旧東海道一人旅: 保土ケ谷宿 (1里9町 5.1km ➔ 神奈川宿 (2里半 8.9km ➔ 川崎宿④
https://note.com/visonbaison/n/nb09df673c941