今話題の「成人教育理論」セミナー講師が教える【おもしろいほど人が育つ‼】誰でもできるカンタンな教え方
みなさんこんにちは!今を生きるメンズナースです☺
はじめに
前回までは【人を育てる】効果的なコミュニケーションや【記憶に残る】体験、参加型経験学習について記事を書かせていただきました!
読んでいただいた方々ありがとうございます☺まだ読んでいただいてない方はぜひぜひご一読いただいて指導の参考にして頂けますと幸いです☺
前回の記事を読んでいただいて、指導に活かせましたでしょうか?
やってみて、振り返り、「私にもできた!!」という成功体験が得られると記憶保持率が80%まで上がります☺
これは指導する側も指導される側も【ともに成長することができる】のです。ですので、実際の指導の場面で、ぜひお試しいただくことをお勧めします!
どうぞよろしくお願いいたします!
実際ここまでは指導についての基本的なところを学んでいただいたのですが、「教科書みたいにこうやればこうっていうのないのかよっ」って思っている方も多いかもしれません。笑
そんな簡単なものあるわけ、、、
「いえ、実はあるのです!!」
今回は、その【おもしろいほど人が育つ】指導の方程式を活用した指導法を紹介していこうと思います☺
※途中に「へぇー」とか「なるほど」などみなさんのお役に立つ場面がありましたらいいね♡を頂けると励みになります!よろしくお願いいたします🙇♂️
っとその前に、みなさん「コーチング」と「ティーチング」という言葉を一度は聞いたことがあるかと思いますが、実際どのような方法で活用するのかご存じですか?
ティーチングとコーチングとは
簡単に説明しますと
「ティーチング」は、教える側である自分が主体となって、必要な情報やスキルを伝えること。【事柄を教えることで成長する(指示命令型)】
「コーチング」は、教えられる側の気づきに対してアプローチし、成長を支えること。【人が気づくことで成長する(支持支援型)】
と言えます。
山本五十六さんの代表作【やってみせ】で解説してみましょう。
やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ。
→ティーチング(指示命令型)
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
→コーチング(支持支援型)
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。
→エンパワーメント(権限移譲)
上記のように、分解して考えてみると、「なるほどね」と感じるかもしれません。
ティーチングでは、教える側が相手に方法や手本を見せ、「答えを教える」に「褒める」を加えます。【「できた!!」という成功体験】を与えることが大切なポイントになります☺
まだ、わからないことが多い新人教育や新たな知識を必要とする場面で実践すると効果的です!
コーチングでは、「それはなぜだと思う?」「やってみてどうだった?」など、相手の内省を促す質問を投げかけてあげることが重要です。
さらに1on1ミーティングなど、相手の成長を促したい場面で行うことが効果的と言われています。
ティーチングのように指示命令がなくても、自発的に行動できる人材を育てるにはコーチングのほうが有効です。そのため会社や組織では「コーチング」を用いて教える機会のほうが多くなっているのです。
ただ、コーチングは緊急時などのスピードが必要な対応としては向きません。急を要するときは、明確な指示かつ丁寧なティーチングのほうがスムーズかと思いますので、場面に応じた使い分けをするようにしましょう。
使い分けるときのポイントとしては、「人」で分けるのではなく、「この仕事は慣れてきたからコーチングにしてみよう」など仕事の慣れ具合に応じて使い分けしていきましょう。
【おもしろいほど人が育つ】指導の方程式とは
それでは、前置きが長くなってしまいましたが本日の本題【おもしろいほど人が育つ】指導の方程式について説明してまいりましょう!
まず指導の方程式に必要なポイントです。
前回までの記事でも書かせていただいた「効果的なコミュニケーション」、「背景への配慮」、「双方向性と挙動管理」、「体験、参加型の指導」を指導のポイントにかけ合わせていくことで、「人を育てる」を導き出すことができます!
指導のポイント
①あいさつ・自己紹介
②学習目標の提示
③背景の確認
④体験型、参加型の指導
⑤質疑応答
⑥まとめ
これだけです!笑
え!!と思いました?笑
これから実際に指導の場面でみていきましょう☺
【悪い例と良い例】
【悪い例】
指導者「今日、1人で採血できる?まずやってきてみて(THE威圧感)」
新人看護師「あ、わかりました、やってみます(おどおど・・・)」
これは「看護師あるある」ですね。
指導者は忙しいのかイライラしており、あいさつもしていません。
一方的な指示で相手の反応も気にかけておらずこれでは教えられる側は委縮し、苦手意識をもってしまいます(怖い指導者が頭に浮かぶはず・・笑)
苦手意識をもつと、指導を受けることに対してネガティブに影響しますので注意しなければなりません。
ではよい例をみていきましょう!
【良い例】
指導者「今日はよろしくね。」【挨拶】
新人看護師「よろしくお願いします(この先輩に教えてもらえるなら採血できそう・・・)」
指導者「採血は安全に行うことが大切よ」【学習目標の提示】
新人看護師「はい(採血は安全が大切なんだ)」
指導者「これまで採血したことあった?」【背景の確認】
新人看護師「患者さんには初めてです(おどおど)」
新人看護師「大丈夫よ、じゃ採血の準備からしてみよっか」【体験、参加型の指導】
指導者「準備してみてどうだった?」【自己評価】
新人看護師「準備に時間がかかってしまいました(課題発見できた)」
指導者「次はどうしたらスムーズにできると思う?」→これがコーチング☆
新人看護師「手順書で物品を復習します。」
指導者「そうだね。採血は安全に行うことが大切だから手順書で復習しておいてね」【まとめ】
新人看護師「はい、安全な採血について手順書で確認します!」
このように指導の方程式を用いると
「準備に時間がかかってしまった・・・」
↓
「自分で準備ができた」
↓
「手順書で確認しよう!」
↓
「次は採血をやってみたい!」
という「やる気サイクル」を生み出すことができます。
【自分でできた】→【自信がつく】→【もっと学びたい】がサイクルとしてできあがると「自主自律」が芽生えます。
「自立」ではなく「自律」なのは、指示や命令がなくとも自分で考え行動することができることを意図しているためです。内的要素に働きかけることで「やる気スイッチ」をONにして、やる気サイクルを起動させることがポイントです!
「やる気スイッチオン‼️」
これが「面白いほど人が育つ」仕組みになります!
「いやわかるけど、、、結局【指導の方程式】ってなんなの?」
みなさん大丈夫です!これからその「指導の方程式」をお見せします☺
これが【おもしろいほど人が育つ】指導の方程式の全貌です!!
振り返り
①「よろしくね(指導者側から)」で雰囲気を掴み
②大事なポイントを1〜3個伝える
③経験に応じた声がけや指導をする
④実際にポイントを意識してやってもらって
⑤振り返り。反省点があれば再チャレンジで、成功体験で終わる🤗
⑥大事なポイントのおさらいで終了!
これだけ!
これ、スクショで印刷して名札の裏に入れておけば最強だと思います☺笑
最初から完璧にできるかたはいませんので安心してください☺
前半で紹介した山本五十六さんの代表作【やってみせ】を指導の場面で思い出していただいて、ぜひ「教える側」も「教えられる側」も成功体験を得られることを願っています。
やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ。→【ティーチング】
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
→【コーチング】
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。
→エンパワーメント【まずは相手を信頼してやらせる!権限移譲】
ということで、今回は山本五十六さんの【やってみせ】、【指導の方程式】をメインで解説していきました!
「相手にどうなってもらいたいか」→【相手の自主自律】
そのためにはなにが必要か→【自己分析・自己解決能力の向上】
ここを達成できれば「やる気スイッチ」→「やる気サイクル」が起動されます☺
その先に
【おもしろいほど人が育つ】
があるのです。ぜひぜひ、指導の方程式をスクショして印刷→名札の裏にコッソリ潜めておいてください☺(トイレ休憩で要チェック!!笑)
もう一度貼っておきますね!
指導する立場の皆様が「教えるがスキになる」
指導を受けるの皆様が「おもしろいほど育つ」
そんな素敵な状況を想像しながらこの記事を書かせていただきました。
最後までご一読くださり本当にありがとうございました‼️
※途中に「へぇー」とか「なるほど」などみなさんのお役に立つ場面がありましたらいいね♡を頂けると励みになります!よろしくお願いいたします🙇♂️
次回【おもしろいほど人が育つ指導法】フィードバック技法
について書いていこうと思いますので引き続きよろしくお願いします!
それではまた👋!!