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Meta、米英の大学と提携し教育分野でVRを試験導入、欧州でデジタルツインの『メタバーシティ』を展開。VR教育の未来に期待。

昨日からメタホライゾンのアメリカ人とこのニュースで盛り上がっていました。日本語のソースを探しましたが、見つかりませんでした。

英語のソース

内容:
Metaは、教育分野へのVR(バーチャルリアリティ)導入を推進する取り組みの一環として、米国と英国の複数の大学と提携し、新たな製品のフィードバックを得るためのプログラムを開始しました。この製品がVRをより一般的なものにすることを目指しています。

この「Meta for Education」ベータプログラムでは、Metaが以前から予告していた新製品の初期バージョンを、13の教育機関に提供します。Metaは月曜日のブログ投稿で、「教育者がインタラクティブで魅力的なコンテンツを見つけやすくすること」を目的にしていると述べており、対象分野には科学、医学、歴史、言語芸術などが含まれます。

正式な展開に先立ち、大学では授業内でVRやXR(複合現実)のプロトタイプをテストすることになります。このプログラムに参加する大学には、アリゾナ州立大学、ヒューストン・コミュニティカレッジ、インペリアル・カレッジ・ロンドン、マイアミ・デイド・カレッジ、モアハウス・カレッジ、ニューメキシコ州立大学、サンディエゴ州立大学、サバンナ芸術工科大学、グラスゴー大学、アイオワ大学、リーズ大学、マイアミ大学、ミシガン大学が含まれています。

またMetaは、「デジタルツイン」メタバース大学(メタバーシティ)プログラムを欧州にも拡大し、英国のリーズ大学、スペインのバスク大学、ドイツのハノーファー大学での展開を発表しました。これは、Metaが2年以上前にVictoryXR社と提携し、実際の大学キャンパスを再現したバーチャル教育プログラムを米国で展開したことに続くものです。

すでにリーズ大学では「没入型授業」が始まっており、演劇・パフォーマンスを中心としたカリキュラムが提供されています。バスク大学は2025年2月から理学療法や解剖学の授業を開始する予定で、ハノーファー大学でも次の学年度から没入型授業が提供される予定です。

今回の発表は、Metaが7か月前にQuestヘッドセットを活用した教育向け製品を発表したことを受けたものです。この製品には、教育アプリやツールを集約したハブ、管理者が複数のヘッドセットを一元管理できる機能などが含まれていました。当時、Metaは「13歳以上の学習者を対象とする教育機関に提供する予定」と述べていましたが、今回の発表を見る限り、現時点では主に高等教育機関に焦点を当てているようです。

この取り組みは、VRを単なる技術の一つではなく、将来的に教育の主流として根付かせるための重要なステップとなるかもしれません。

現在、VR教育は革新的ながらも、コストや運用面での課題が普及の壁となっています。しかし、Metaの支援を受けた大学が実際の授業で活用することで、その実用性が検証され、より多くの教育機関がVR導入に踏み切る可能性が高まります。特に、歴史・医療・語学などの分野では、没入型学習の利点が明確であり、新たな教育の形が生まれることが期待されます。

VRが本当に教育の主流となるのか、その未来を左右する重要な実験が今、始まろうとしています。

VRを教育の主流にするうえでの課題の一つに、「VR酔い」や「長時間の使用による負担」があります。特に、個人差が大きく、VRヘッドセットを長時間装着することが難しい人もいるため、VR教育が広く普及するには、この点への対応が欠かせないとよく聞きます。

しかし、現在のVRプラットフォームの多くは、PCやタブレット、スマートフォンなど他のデバイスからのアクセスを可能にしており、ユーザーはVR環境に完全没入するだけでなく、必要に応じて従来のスクリーンベースの学習体験に切り替えることができます。これにより、VRに適応しやすい人も、そうでない人も、自分に合った形で学習を進められると思います。

今後、Metaをはじめとする企業が、VRと他のデバイスのシームレスな連携をさらに強化することで、VR教育はより多様な人々にとって利用しやすいものとなり、本当の意味での「主流化」へと近づくのではないでしょうか。


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