NO5・【自覚検査】60日で完全マスター米国式21項目検査
「60日で完全マスター米国式21項目検査」本日のメニューです。
自覚検査
自覚屈折検査とは被検者にいろいろなレンズを装用し、その際の視標の見え具合を尋ね、その返答を参考にして屈折状態を測定する検査のことです。
この検査はいろいろなレンズを装用した際の見え具合の違いを判断する検者の能力にかかっています。例えば、被検者の知性、理解力、経験、疲れ、習慣となった網膜像、誤差を識別する能力など屈 折異常と関係ない要素が自覚的な判断の正確さを損なうことが少なくありません。よって、被検者の信頼を得ることが一番大切になります。
そして、被検者に適した方法で安心感を与えることにより信頼が得られ検査も順調に進めることができます。また、検者が被検者の反応に敏感に対応することも自覚屈折検査には重要なポイントです。
例えば、ある方法で検査が順調に進行しない場合、いち早くそれを察し他の方法に切り替える必要があります。よって検者はいくつかの検査方法を身につけておくことが必要となります。検者は引出しをいくつも持つということです。
1、単眼検査(片眼遮蔽)
レチノスコープ、オートレフ値に近い度数をフォロプターにセットします。(球面度数、乱視度数)この状態から最高視力が得られるまで球面調整を行います。ただし注意しなければならないのは、調節を刺激するような度数であってはいけません。レッド・グリーンテストで赤と緑の文字が同じになるように球面レンズを調整します。
①乱視軸の決定
②乱視度数の決定
③クロスシリンダー検査における注意点
2、両眼開放検査
この検査法は一方の眼の屈折検査を行っている間に、他方の眼を0.75D~1.00Dの人工的近視にしておく屈折バランス検査です。両眼視した状態で検査を行いますので立体視、自然視、距離感があり安定した調節反応が得られ、人工的近視のボケ具合をひどくするため調節を休止させる働きもあります。また融像を保った状態で自覚的乱視検査が行えます。ただし、斜視眼などのように両眼視ができない場合には使えません。
3、調節バランステスト
両眼バランステストを行う意味は単に左右の眼の視力を均衡させることでなく、両眼の調節状態のバランスをとるのがその本来の目的です。0.2以上視力の差がある場合は不可です。
①プリズム分離法
②交互カバー法
③レッドグリーン法
【*詳しい検査手順と判定はPDFファィルを参考にしてください】
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