実践暗算AC/A比 トレーニング症例7【輻輳過多2】の対応策
今回のトレーニングデータです。前回と同じ輻輳過多のケースです。
この斜位データは、よくあるパターンですので、しっかりトレーニングして対応策をマスターしておくことが重要です。
■トレーニング症例7【輻輳過多2】
〇データ
●#7A(自覚的屈折検査 完全矯正値)
PD(瞳孔間距離)60mm
R S ー2.50
L S ー3.00
●#8 #13B(遠方水平眼位 近方水平眼位)
遠方 2△BI(ベースイン)青ライン
近方 7△BO(ベースアウト)赤ライン
○下記頭でイメージする眼図(虎の巻)
●AC/A比 実践暗算計算方法
・15△+2△+7△=24△
・24△÷2.5または(×0.4)=9.6△
・AC/A比 9.6△ High
【計算解説】
・PD60mm 1m(1D調節)先のものを見ると6△打ち寄せします
・近方視は40cm(2.5D調節)します。そのため近方視での内よせは、15△になります。(6△×2.5△=15△)
・遠方の斜位・・・2△BIです。目が安静位で、ほぼ正位から軽度の外斜位です。プラス(+)します(上記イラスト・青ライン)
・近方の斜位・・・7△BOです。目が安静位になると内側に入ってしまうためプラス(+)します(上記イラスト・赤ライン)
このように組み立てAC/A比を頭の中で計算します。
■ 解説(眼位からの処方度数の考え方)
遠方斜位 2△BI(ベースイン)、近方斜位 7△BO(ベースアウト)この顧客の眼位状態では、遠方にやや軽い外斜位があり遠方視では、全く問題ないが、近方視で大きな問題を生じる眼位である。
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