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「やりたいことが見つからない!」でも焦らなくて大丈夫
こんにちは、自分らしい幸せなキャリア実現パートナー、佐藤千鶴です。
NOTEでは、30年以上にわたって日本企業や外資系企業で働いてきた私の経験から、「先にこれ知ってたら、もっと楽しく仕事やれてたかも」という、自分らしい幸せなキャリアづくりのヒント100を紹介しています。
第9回目のテーマは「やりたいことが見つからない!焦る気持ちとの向き合い方」です。
「やりたいことは?」と聞かれて焦る
ある日、上司との面談で「これから将来に向けて、やりたいことは何?」と聞かれました。「やりたいことがあるのが当然」という前提で飛んできた質問に、「やりたいことが特にない…どうしよう、やる気がないと思われるかも。何か見つけなきゃ!」と焦るばかりで、結局「まずは今の仕事を頑張ります」と無難な返事をしてしまいました。
あなたも、こんな経験ありませんか?上司や先輩に「将来の目標」を聞かれ、「それがなくて困ってるんですよ…」と心の中でつぶやいたこと。
やりたいことがなくても大丈夫
やりたいことが見つからなくて焦る気持ちはよくわかります。でも、心配しなくて大丈夫。はっきりと「やりたいこと」を持っている人の方が、実は少ないんです。
それなのに、他の人はみんなやりたいことを見つけて、それに向かってキラキラしながら頑張っているように見えるから、不安になるんですよね。私もそうでした。周りと比べて、自分だけ夢も目標もないように感じ、「これで大丈夫かな?」と悩んでいました。
無我夢中で仕事に取り組んで見えたもの
私自身も、やりたいことが見つからず、先のことばかり気にして、考えすぎて目の前の仕事をおろそかにしていたことも。
でもある日、競合他社の分析を任され、無我夢中で取り組んでいるうちに気づいたんです。「あ、これが私の好きなことかも」と。データを読み解き、そこから新しい発見を見つけ、それを戦略にどう活かすかを考えるプロセスが楽しかったんです。やりたいことは、目の前の仕事を通して少しずつ見えてくるものなんだと実感しました。
やりたいことは、日々の積み重ねの先にある
やりたいことは突然見つかるものではなく、今目の前の仕事に一生懸命取り組むことで少しずつ見えてくることが多いです。私も、日々の仕事を通じて自分の興味や強みがはっきりしてきて、結果的にやりたいことが見つかりました。
「やりたいことがない」と悩んでいる時こそ、ひとまず先のことは一旦置いておいて、目の前のことに全力で取り組んでみてはどうでしょう。その積み重ねが、やりたいことを見つけるヒントになるはずです。
自分のペースで進むことが大切
人それぞれのペースがあります。やりたいことやキャリアの方向性が見えてくるタイミングも違います。隣の人と比べて焦る必要はないと思う。
心理学者の春日武彦さんはこう言っています。
「努力というのは、正しいスタート地点にたどり着くまでが大変なんであって、方法や目的が決まれば、あとは努力すれば何とかなるという希望や確信が持てるところまでいけば、もう半分以上はできたのと同じ」
つまり、やりたいことが見つかるまでは大変ですが、一度見つかれば、あとは前に進む力が自然と湧いてくるということです。今のあなたは、その「正しいスタート地点」に向かって進んでいる途中なんです。
あなただけじゃない
「やりたいことが見つからない」という不安を抱えているのは、あなただけではありません。私も、そして多くの人が同じように悩んでいます。だから、焦らず今できることに集中してみませんか?その積み重ねが、必ず自分らしい幸せなキャリアへとつながっていきます。一緒に頑張っていきましょうね。
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