第28回 日本キャリア・カウンセリング学会 シンポジウム登壇
11月25日(土)に行われた「第28回日本キャリア・カウンセリング学会」のシンポジウムに、ビジョン・クラフティング研究所所長の松本桂樹が指定討論者として登壇しましたので、簡単に報告させて頂きます。
【大会企画シンポジウムⅠ】
個と組織をつなぐキャリア・カウンセリング
~行政、企業、支援の現場から~
■シンポジスト
佐藤 悦子 厚生労働省人材開発統括官 若年者・キャリア形成支援担当
参事官付キャリア形成支援室長
佐藤 秀明 NECライフキャリア株式会社 代表取締役社長
高山 美穂 オリンパス株式会社 企業内キャリアコンサルタント
■指定討論者
松本 桂樹 株式会社ジャパンEAPシステムズ 取締役
■企画・司会
馬場 洋介 日本キャリア・カウンセリング学会 会長
帝京平成大学大学院 臨床心理学研究科 教授
▽大会特設サイト
https://jacc-conf.info/28th/myevent/osymposium1/
<発表ダイジェスト>
シンポジストの発表として、佐藤室長からは、厚生労働省が示すキャリア形成支援策として、リスキリング等の社会的要請を踏まえ、キャリアコンサルタントの今後の活躍への期待が述べられました。
佐藤社長からは、キャリアコンサルタントを擁する自社の取り組みをご紹介頂き、ジョブ型雇用へのシフトに備えた自律的キャリア形成に関する支援の重要性について述べられました。
高山さんからは、企業内キャリアコンサルタントとして、自分自身も当該企業の社員であることを踏まえたうえでの支援の仕方のポイントなどを自らの経験も踏まえてお話し頂きました。
指定討論では、松本の方から自律的キャリア形成のあり方、ジョブ型雇用と安全配慮義務との兼ね合い、そして企業内キャリアコンサルタントの多重関係に関する配慮方法などをお伺いし、とても興味深いやりとりをさせて頂きました。
■著者プロフィール
松本 桂樹(まつもと けいき)
ビジョン・クラフティング研究所 所長
神奈川大学 客員教授
臨床心理士、公認心理師、精神保健福祉士、キャリアコンサルタント、1級キャリアコンサルティング技能士、健康経営エキスパートアドバイザー、日本キャリア・カウンセリング学会認定スーパーバイザー。