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期待値のハードルを上げすぎると苦しくなっちゃうよ 〜男女関係編〜
株式会社マルラニの高橋真希です。神保町でカレーグランプリで優勝したカレーを提供しているカフェとエシカルショップを経営しています。noteや講演会を通して女性の自立や幸せな経営者が増えていくためのメッセージを定期的に発信しています。
前回、期待値のハードルを上げすぎると苦しくなっちゃうよ〜仕事編〜をお届けしました。私たちは常に理想があるからこそつい自分を取り巻く環境や自分自身に対して期待値を上げがちです。それがモチベーションになって良い影響を与えているのであれば何も問題はありませんが必要以上に上げすぎると期待外れだった時のガッカリ感は否めません。奮起するどころか目指すことすらやめてしまいたくなるのであれば見直してみると良いですね。
さあ、今回は男女関係編です。
良い彼女でいたい願望
女性によくありがちなパターンの代表的なものに役割をまっとうしようとがんばってしまう、という事があります。良い彼女でいよう、良い彼女でいたいといった一種の心がけのようなものです。
素敵な彼氏ができたから自分を良く見せようとがんばってしまい、普段はやらないのに彼氏に毎日お弁当を作ったり、マッサージしたり部屋を片付けてあげたり。または付き合いたては盛り上がっていますからその努力も多少は継続できるかもしれません。一方彼の方は、気に入られようとあなたが甲斐甲斐しくがんばっていることなどつゆ知らず、そのあなたが普段のあなた、デフォルトのあなただと勘違いしてしまう。
すごーーく無理してがんばっているのにそれが当たり前みたいに思われたとしたらその鎧をいつ外したらいいのだろう、鎧を外した自分でも受け入れてもらえるのだろうかと、不安がよぎり継続できるイメージがつきませんよね。
1人になったらその良い彼女の鎧を脱いでホッとしていたりしていませんか?
または、関係を壊したくないがために、言いたいことも言わずにただただニッコリ彼の言うことに合わせている。そうすることがいい関係でいることなんだと勘違いしている女性は一定数いそうです。
がんばってしまうのは自分には価値がないという勘違い
例えば幼い頃に親に十分に甘えられなかった人は大人になったときにもその観念は変わらずがんばらないと愛されないと思っています。
だから必要以上に相手の顔色をうかがってしまったり相手に尽くし過ぎてしまうのです。本人が気づいているかどうかは別として深層心理で『何かをしないと愛されない』と思っている、ということがあります。
何かをしていなくても人間的な価値には変わりがないのに、ありのままの自分ではない何者かになろうとしたり気に入られようと演じるには無理がありますよね。キャリアの世界では上を目指し変化していくことは良いことではありますが恋愛においてはあまりおすすめしません。
いずれ時間の経過とともに2人の関係性にも安心感が生まれそんなに無理をしなくてよくなります。そうなった時に『あれ?前はもっとこうしてくれたのに』とか『以前より変わったね』と言われてなんだかお互いがガッカリした気持ちになっているとしたら残念ですよね。
自分を愛してもらおうとがんばっていても相手はそこまで喜んでいないかもしれません。そんなにがんばらなくてもいいのになあ、と本当にあなたのことを好きでいてくれる人ならばむしろ窮屈さや不自然さを感じているかもしれません。役割でがんばっても報われないのです。
取り繕ったあなたのことを好きになられても一生演じることは不可能です。
素でナチュラルなあなたにこそ一番の魅力がありそこを好きになってもらった方が良いですよね。
男性は与えることで成長し、女性は大切にされることで輝く
男女にはそれぞれ輝くための条件があります。男性が望むことはたった一つ。愛する人の笑顔を見ることです。
男性は与えることで人間的に器を広げていきます。強く頼もしくなって自信をつけていき結果的に仕事で成功したりお金を稼ぎ愛する人たちに与えていきます。そして与えていく領域をどんどん広げていきます。
そこで大事なのが無条件に自分を信じてくれる人が笑顔でいることなのです。そこでパートナーからの愛を十分に感じられないとお金を払って夜の街で飲み歩いたり、褒めてくれる愛人を複数抱えていたりしてしまいます。
そして女性は大事にされることでどんどん自信をつけ輝いていきます。女性が前に出てリーダーシップを取るというのは男性がすること以上にハードルが高いです。そんな中でも大事にされ愛されることが勇気になって挑戦する意欲になっていくのです。私の友人でも彼氏ができた途端に仕事の成果をぐんぐん出していく女性が何人もいます。きっと彼氏からものすごく大切にされて愛されているんだなと感じとっても嬉しくなります。
女性はとてもわかりやすく、本当に可愛い生き物ですね。
今回は自分に対するハードルについてお話ししてみました。
自分が短所だと思っているところは相手からみたら実はそこが大好きになるところだったりします。あまりにも相手に合わすぎたり嫌われまいと、その要素を殺してしまうと、もはや好きになったあなたは何処へ、になってしまいます。飾らないありのままの素性をお互いに見せられることが長くその人とのお付き合いを継続していく関係性です。
仕事で成果を出していこうとする女性こそ素敵なパートナーシップで幸せな経営者になって欲しいなと思っています。
以上