期待値のハードルを上げすぎると苦しくなっちゃうよ 〜仕事編〜
株式会社マルラニの高橋真希です。神保町でカレーグランプリで優勝したカレーを提供しているカフェとエシカルショップを経営しています。noteや講演会を通して女性の自立や幸せな経営者が増えていくためのメッセージを定期的に発信しています。
みなさんは新しいことをやり出す時、どんな感情を抱いてスタートを切るでしょうか。趣味でも、新しく任された仕事や新しい職場などドキドキもありながらもその期待値はきっと最高潮に上がっているかもしれませんね。
趣味であれば心を動かされるようなきっかけがあったでしょうし、やってやるぞ、とか短期間でうまくいかせてみせる、など意欲に満ち溢れている状態にあることが多いのではないでしょうか。
期待値のハードルを上げすぎると苦しくなる
期待値が最大に上がっていること自体は素晴らしいことではあるのですが、その反面その期待通りにいかなかったときにその期待は失望に一気に変わってしまいます。例えば趣味で言うと簡単にできてしまっている人を見て自分にもできるかもと思いやってみるとそう簡単にはいかないんだと痛感したり。私にも経験があります。昔、サーフィンをやっていたことがあるのですが、よくハワイの飲食店で流れているようなサーファーの見事なライディングのDVDなんかを見ていると、いとも簡単にできてしまうのではないかという錯覚になります。そして海に行けばカッコよく波に乗っている人たちがたくさんいます。まさに自分もそうなりたい!こんなに乗っている人がいるんだから自分にも乗れるはず!とサーフボードを抱え実際に自分がやってみようとすると波に乗るどころか前に進まない(笑)あれ?簡単にできるんじゃなかったけ、、、、???ろくに波には乗れずほぼ海を漂っただけで終わり、残ったのはうまくいかなかったなーという失敗感と両腕の筋肉痛。もうこんな目には遭いたくない!と二度と海に入ることがなくなってしまう、みたい感じだと理解できるでしょうか。
期待の調整をしよう
趣味くらいならそんなに気にしなくても良いかもしれませんが、これが仕事となるとその後の自分の人生に大きく影響を及ぼす可能性があると思います。転職して新しい職場になった、新しいプロジェクトにアサインされた、起業していくための準備を始めた、などなど。
周りの環境への期待もあるでしょう。きっと素晴らしい職場に違いない、仕事ができて優しい尊敬できる上司に恵まれるかもしれない、できればそうであって欲しいですがそのことは自分の管理下にはありません。そうなるかもしれないしならないかもしれない。過度な期待はしない方がいいでしょう。
また、自分自身への期待も上がっています。会社、上司、先輩たちから良い評価をもらっている自分。仕事ができる自分。そうでありたいと強く願うがゆえの期待はやる気のパワーになることは間違いないです。しかしながらやはり期待値が高すぎると出来なかったとき自分に対するガッカリ感や失敗感を必要以上に感じてしまうことになりかねません。
すぐにできるわけないと思うくらいがちょうどいい
ではどのようにしたらやる気を維持しながらそのステップを踏んでいくことが出来るのでしょうか。新しいことに挑戦していく方々に私は、『ニュートラルでいよう』ということをよくお伝えしています。
過度にうまくいかせなければならないと思うと重くなってしまいますし逆に不安と心配ばかりだと行動ができなくなってしまいます。
やったことないことにチャレンジするのだから、最初からうまくいくはずないよなくらいが気軽に前進し行動し続けることができると思います。
多少の壁にぶつかっても想定の範囲内であるわけだから焦ることなく問題をクリアしていけばよいだけです。それをまずは3ヶ月、1年、3年と継続していると思いのほか、当初よりもかなりの実力が上がっていることでしょう。
過度な期待を手放すともっと楽に目指すことができます。ぜひ適切なプロセスを踏んで成功の階段を駆け上がっていきましょう!
次回は男女関係編です。