そのヒントが『上位概念創造力』
ん?でも、なんだかむずかしそうな言葉だ。
いったい
「じょういがいねんそうぞうりょく」って何だ?
『上位概念創造力』とは
情報を把握し、その中から物事の
大切な【核】となる部分を抽出し、
それぞれの情報の中の共通項を抽出し、
上位の概念で表現する力。
また、
既存の概念で当てはまらなければ
新しい概念を創造する力だ。
つまり、
複雑に絡みあった情報でも
ひとことで表すことだ。
表現としては
「つまり」とか「要するに」とか
「簡単にいえば」等の
言葉のあとに続くことばだ。
要約だけでなく、
あたらしいキーワードで説明する。
私が知る【仕事の達人】にかかると、
いとも簡単に
複雑なことでも【ひとこと】で表せてしまう。
「つまり、~ということですね」
すると
「なるほど!」となる。
わたしが30代の頃、社会人の勉強会である
知的生産の技術研究会に所属していた。
あるテーマで、会員仲間の1人と
ディスカッションをしたことがあった。
その時のテーマは
「頭のいい人って、どういう人か?」だった。
いくつも仮説が出たが、
その時の結論は
「上位概念の把握力に優れた人」だった。
仕事ができる人は、
一見全く関係のないような事象の中から、
問題のポイントを引き出す能力に長けている。
そのポイントをつかみ、
それを解決の糸口に活用する。
そう言えば、
似ているもので
落語での「謎かけ」がある。
「~とかけて」「~と説く」
「そのココロは?」というアレだ。
名人級の落語家は、
いとも簡単に、パッと瞬間的に
その問いの「共通項」と「本質」を掴み、
普通の人が思いもつかないような答えを
「創造」し、笑いへと転化させる。
わたしたちは、
それを聞いてワッハッハと笑い、
その後、「うまい!」「なるほど!」と思う。
名人たる所以(ゆえん)だ。
実は
私が創造開発したビジョンアートメソッドⓇは、
クライアントさんにあらゆる質問をしながら
その方だけの【本当にやりたいこと】を導く。
その根本は『上位概念創造力』を応用した手法だ。
さあ、これからも
様々な分野の学習と思索を重ね、
さらに世の中にお役に立てる自分になれるよう
そう、
『上位概念創造力』を養っていこう!
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